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木のベンチを置いてみる

築58年の空き家を借りた。
元々は建具屋を営んでいた方の住まいだったらしく、ガレージには木の板や端材が山積み。家自体にもところどころ家主自ら施工したんだろうなと思わされる部分がある。

ただただかっこいい。

庭の奥まった場所に転がっていた木製のベンチ。これもおそらくDIYで作ったものだろう。雨風にさらされっぱなしだったので、欠けたり、腐ったり、多少はあるが、布で拭いてやるとまた座れる状態に戻った。

思い立って日の当たる玄関前に置いてみる。佇まいがよい。いつか誰か、いまだ見知らぬ人たちがここに座って、談笑を交わす絵が浮かんでくる。そんな場所を作れたらいい。

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