見出し画像

今回のコナン映画周年記念に出してもいいぐらいの作品だった件について

4月14日に公開された名探偵コナン黒鉄の魚影
さっそく見に行ってきました。

感想を一言で言うなら
今回の映画は30回記念とかでやる内容やろ…と思いました。
と言うのも今回これまでのコナン映画を見ているともっと楽しめる作品なので
記念作品と言われても違和感ないからです。
今回はそんな名探偵コナン黒鉄の魚影について書いていきます。


今回の映画が記念作品でも良いと思った1番の理由は、これまでのコナン映画のオマージュがいくつもあったことです。
気づかないのもあったと思うのでわかりませんが、
おそらく過去全ての作品のオマージュがあったと思います。
最初あれ?って感じたのは、
キャラデザです。
今回出てきた牧野 洋輔 のキャラデザが
ゼロの執行人にできたはばふみかずにそっくりで
ん?と思いました。
また、紺碧のジョリーロジャーで登場した
博士が作ったガスボンベが出てきた時は
なつっっっと思ってみてましたw
そのほかにも緋色の弾丸のワンシーンが
過去の防犯カメラのログで写っていました。
過去の作品のオマージュが多く出てくると思い、
作品を見ていくとこれはあのシーンかなと言うのがたくさんありとても楽しめました。
オマージュがあるとわかって映画を見てみると
ほんの少しのところでもこれはあのシーン?と考えてしまいオマージュ部分がいくらでも出てきそうですw


また今回の予告で赤井さんや安室さんも出てくるのがわかっていました。
この2人が出てくるのは嬉しいけれどあんまり活躍しすぎるのはあかんよな…と思っていましたが無駄な心配でした。
今回の2人の立ち位置はあくまでサポートやコナンができないことを助けるポジションだったので
メインの灰原が霞むことはありませんでした。
今作の2人のシーンで1番好きなのは
おそらく純黒の2人の会話のオマージュであろうシーンで、
2人が黒の組織のコードネームであるバーボンとライと言ったところが良すぎました。
赤井さん安室さんもよかったですが、
今回のメインは灰原。
そこがきちんとしていたのが良かったです。

灰原のピンチをコナンはもちろんですが、
普段は、コナンに新道具を作ってサポートをしているのが多い博士ですが
今回の映画では、博士がコナンとともに
灰原を助けに行こうとしていました。
普段はどちらかといえばギャグ要因の博士ですが
今回は、本気の博士が見れて良かったです。






今回1番よかったシーンは、
最後魚雷の対処に行ったコナンを灰原助けに行く
シーンです。
このシーンでまさかの灰原がコナンを助けるためとはいえ、灰原からキスをしていたのには驚きました。コナンは気づいるような素振りはありませんでしたが、灰原がすごく気にしてたのでヒロインしてるなと思いました。
しかし、コナンの好きな人は蘭というのは灰原も
わかっています。
ですから倒れたふりをして蘭にキスを返して
「これで返したわよ」していました。
このシーンは、これまであった灰原のコナンが好きな気持ちの決別シーンなのかなと思いました。
それは海面に上がってくる時の灰原の様子からもコナンに好意を持っていたことがわかりますし
それが叶わないことも理解しています。
その気持ちに別れを告げたというのが
今回のラストのシーンだと思いました。
やはり、コナン(新一)の好きな人は蘭で、
灰原はコナンの相棒のポジションであることを
改めて言われたような気がしました。




今回は黒の組織がギャグ要因なのかと思うぐらい面白いシーンがありました。
一つ目はウォッカがキールに潜水艦の説明をするところです。
一から丁寧に説明してくれるウォッカには笑いましたw
もう一つは、普段はポエムみたいなことをいうジンが、パシフィックブイのことを
「とんだクソシステムじゃねぇか!」と言ったところです。
普段のジンからは出そうにもないセリフだったので
めっちゃおもろかったです。

今回の映画は、これまでにあったコナン映画にありがちだった詐欺予告があるわけでなく、
メインキャラが霞むことなく、
軸がきちんとしていてかつ
過去作のオマージュもあると言ったように
文句のつけどころがない良作でした。
一度だけではなく何度も行って過去のオマージュ探しをするなど
まだまだ楽しめそうです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?