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よもぎ図書だより13

<はじめに>
今回は児童書、ムーミンシリーズの紹介です。

<注目本>
ムーミン谷の夏祭り
ムーミン谷の彗星 著者:ヤンソン
※画像は私が所有しているものを撮影したものです。

<出会い>
小学高学年のときに、高学年しか入れない学校の図書室の貸し出し机の背面本棚下から3段目くらいの左から数冊目にムーミンシリーズの本が並んでいました(細かいようですがとてもよく覚えています)実はムーミンシリーズってほかにもあるのですが、私はこの2冊しか読んだことがありません。当時小学生だったとき、手に取って数ページ読んで引き込まれたので借りたのです。この2冊は本当にとてもとても面白くて、大好きで導入の始まりもそうですが、終わりのオチまで本当に心が躍る内容です。
ずっとずっと心に残っており、数年前本屋さんで文庫版になったこちらの作品をたまたま見かけ郷愁に駆られ勢いで購入しました。
大人になってから読んでもちっとも色あせない面白さがある作品です。

<紹介>
夏まつり
洪水によってムーミンたちは流され、とある劇場を見つけそこで生活を始めるという内容、住んでいる動物たちみんなが巻き込まれる大きな洪水だというのになんだかワクワクする冒険が始まるその導入にまず引き込まれます。
そして避難先が劇場!
そこで劇の小道具等をみつけ劇をさぁやってみよう!というその順応性の高さに驚くのは大人になって読み返してからですが、当時子供の頃はどんどん楽しいことになってきた!と胸を躍らせながら読んでいました。

彗星
彗星が落ちてくるぞ!という噂にムーミン谷のみんなが大騒ぎ、天文台に調べに行ったり避難の準備をしたり…描写としてはかなりハラハラ、戦々恐々なのですが、どうなっちゃうんだろう?なんとかなるよね?と希望を持ちながら気づくと夢中になってページをめくってしまいます。特に私はこの作品の最後の結末が大好きです。
児童文学のファンタジーものと思わずどんな年代層にも是非に手に取って欲しいです。


大人になってからだとそうそう機会はないですが、これらの作品はどこか遠い知らない世界で冒険をしてみたいななんて日の夜に、ベッドの中で小さな明かりを灯してじっくり読んで欲しいなぁなんて思う作品です。

<小話>
ムーミンって実はアニメがあるんですよね。むしろアニメのほうを知っている方のが多いかもしれません…。最近は有料動画などでも昔のアニメなどの配信もあるので、そこで知る方もいるかもしれません。
ムーミンの原作である小説の方が、もっとシュールな絵柄で内容もけっこう濃厚なので、子供向けと思わず手に取って欲しいなぁと思います。
私は今回紹介した2作品しか読んだことはありませんが、他作品もいずれ読んでみたいなと思っています。
また、話がそれますが日本にはムーミンカフェがいくつかあります。ムーミンが好きな方、作品が好きな方とてもおススメです。カフェで出されている飲食も美味しいですし、キッチングッズがとっても可愛らしいです。
ムーミンカフェ公式サイト
私が行ったことがあるのは、東京ドームシティ ラクーア店、スカイツリータウン ソラマチ店です。お店の雰囲気としてはソラマチ店の内装がとても可愛らしくおススメです。

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