わたしは、何度生まれても同じ選択をして、きっとラブソルを創業する @yuka_lab12
次、途切れたらこう言おうかな。あ、これ、なんて答えよう。いやむしろ、笑うとこ?
目の前の人の話を聞きながら、いつだって「次」のリアクションを考えている。なるべく頭よく見られたいし、優しい人でありたいし、場の空気を良くしたいし。あーもう、ほんと忙しい頭の中。
こういう時って、実は相手の話をしっかり聞けていないですよね。
「傾聴」という言葉がありますが、会話はキャッチボール。どうしたってなんらか返事をしないとならないと思うと、投げ返すことに割く思考の比重が大きくなりがち。
好きになってもらいたい、仕事発注して欲しい。
いろんな気持ちが渦巻く中、わたしはいつだってどんなリアクションをするか考えて生きているのかもしれません。
そんなわたし、最近、とある本を読んでいてガツンとくる言葉に出会いました。
いや特に、人生変えたいと思って日々生きているわけではないのですが、より良くしたいよ、くらいの気持ちはいつだって持っています。
でも、いつの間にかただのリアクション人間になってるのかもしれない。そう思ったら、怖くなったんです。
誰かのアクションに対するリアクションですから、そこばかり考えているとしたら、わたし、やばくない?
とんだ受け身人間だよ?
何の気なしに読んだ本から、危機感を与えてもらいました。
いくつになっても、いや、アラフィフにもさしかかったからこそ、魅力的な人でいたいし、ここから先の人生を豊かなものにしていきたい。
このタイミングで自分と向き合うきっかけをくれた本から学んだこと、まとめてみました。
それは、人生に向き合う学問ー「恋愛認知学」
SNSのタイムラインの「おすすめ」タブには、時折、いわゆる婚活アカウントの方の言葉が流れてきます。
私にどういったアルゴリズムが働いているのでしょうか。ちょっと心配。
ある日、なかなかうまくいかない婚活に悩む女性が「そんな自分から脱却したいから読む!」と紹介されていた一冊の本が、目に飛び込んできました。
華やかな朱色の背景に描き込まれた緻密なイラスト。文学作品のような雰囲気の中、載せられているタイトルは『わたしは愛される実験をはじめた。』。しっとりとした恋愛小説かな? と感じさせられます。
しかしこちら、Amazonから説明文を引用しますと、「恋愛認知学」なるものに則った恋愛指南本なのです。
SNSで目に入った本、なんとなくリンクを踏んで解説を読んでポチる。よくある行為ですよね。
正直に言います。わたしがこの本をポチった理由の大半は、「ベニコ」です。
本筋とまったく関係ないことですが、わたしはヅカオタです。ええ、宝塚歌劇団のファンです。ヅカファンにとって「ベニコ」は見過ごせない存在なのです。その理由は、特に気にしなくて大丈夫です。
「ベニコ」なる女性が気になったわたしはKindle版をDLし、毎朝のメイクしながらの耳読書でこの本を読みました。読了した今、やっぱり「ベニコ」を見過ごさなくてよかった、そんな気持ちでいっぱいです。
「ベニコ」の言葉です。…ずきゅん、ときませんか?
変化の激しい時代に生きるわたしたち。10年前の正解なんて、一瞬でどこかへ行ってしまいます。
結婚するかしないか、子どもを生むか生まないか、どの仕事を選ぶか、どこでどんな働きかたをするのか…。
決めなければならないことは山ほど、やることはてんこ盛り。
友人も、パートナーも、仕事先も、ずっとあるものなんて何一つない気がします。ちゃんと考えて、動いて、生きているつもりだけど、どこかいつも不安がある。
そんな毎日で、「失われないもの」が見つかったとしたら、どれだけ希望になるか。
こちらも「ベニコ」の言葉です。
これを読んで、彼女の駆使する「恋愛認知学」とは、まさに人生に向き合うための学問ではないか! と感じたのです。
いやだってこれ、本質ではないですか…! 恋愛・婚活ジャンルだけにしておくのはもったいないくらい。
なんなら、わたしが日頃から会社のメンバーに伝えたいと思っていることも、まったく同じ。上手にまとめられない私と違って、なんて素敵な言葉で伝えてくれているんだろうと感動です。
「恋愛認知学」素晴らしい!
改めて、わたしは自分の人生のハンドルを自分で握る
さて。
恋愛に限らず人生において大事であろう言葉を、次々と繰り出してくれる「ベニコ」は、アドバイスをもらってうまく行きかけた恋を失ってしまう主人公に、こんな言葉を投げかけます。
いやこれもドン! ときてしまいましてね。
それというのも、私は会社を経営していまして、もう10年にもなります。
それでも、いただいているお仕事にしても雇用しているスタッフにしても、できる限りのことをしたとしても終わりはくるものなのです。
失注するたび、会社を離れるスタッフが出るたび、もちろんめちゃくちゃ落ち込みますし、反省もします。
こればかりは、慣れるということがありません。
でも、そこに囚われていてはいけないんですよね。
私がどれだけ賢人になれたとしても、相手があることです。どうにかできることには限りがある。
「運命をコントロールできるのは50%まで」と自覚しておくことが、どれだけ自分の心を軽くしてくれるか。
また一歩を踏み出すためには、囚われすぎす、心を軽く保つことは必要です。
冒頭で、「人生を変えるのはリアクションではありません。アクションです。」という言葉を紹介しました。
自分の見た目も、行動も、どんなふうに相手が受け止めるかを気にして、リアクションに意識を持っていかれる状態は、誰かが運転する車の助手席にただ乗っているのと同じです。
それも、行き先に対する決定権も、社内の温度調節やBGMの決定権もないやつですね。
知り合ってまもない頃のどきどきのドライブデートならそれもいいかもしれないけれど、それでもずっとその状態だとしたら、不健全ですよね。
わたしがどんな人生を生きたいか、誰と一緒にいたいか、何をしたいか。
それを知っているのは、わたしだけ。
今、言葉にできないことも答えは自分の中にしかないからこそ、「リアクション」ではなく、「アクション」をしていきたい。
恋愛指南本に出会い、教えてもらいました。
わたしは、何度生まれ変わってもまた「ラブソル」をつくりたい。
小さな会社だけれど、そこに集う人たちが世界をちょっとだけ明るく照らせる場所をつくり続けたい。
そう思いながら日々、自分の人生のハンドルをしっかり握り、それをどちらに切っていくのか決めていきます!
<ラブソルへのお仕事依頼についてはこちら>
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