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新米ママの子育て日記

交通事故

ある日いくら待ってもママが帰ってこない。鍵を開ける音がした、ママだと思って喜んだ。でも、ママじゃなくてお姉さんだった。

ママはどうしたのかな?と思った。

お姉さんがご飯を用意してくれたママのことも忘れて、お腹いっぱい食べた。

それからずいぶん待ってやっとママが帰って来た。見るといつもと何だか違う。白いもので体をグルグル巻きにしていた。それでも、嬉しくてママの所へ飛んで行った。ママは、少し困った顔をして私を撫でてくれた。

お仕事帰り横断歩道で、後ろから来た車に撥ねられたんだって。痛かっただろうな。右鎖骨骨折だったので、たちまち私とお散歩できなくなった。

ママにはたくさんの犬友達がいて、お友達が交代で泊りに来てくれ、私やママのの面倒をみてくれたよ。小さいころから良く遊びに来てくれていたので、私はどのお姉さんとも仲良く出来た。

ママのけがが治るまで1カ月ぐらいかかる。その間、京都のお兄さんの所へ預けられることになった。

日曜日、お兄さんが車で迎えに来てくれた。夜遅くお兄さんの家に着いた。

ママと離れて淋しかった。

お兄さんの家には、ゴン父ちゃんやジャス兄ちゃんがいたから安心したよ。それにお兄さんもいるからね。それから2週間過ここで過ごすことになった。

お泊り保育の始まり。

一日目はすぐに寝てしまった。つかれていたからね。

朝、目が覚めてあたりを見回すといつもと違う。びっくりした。何が何だか分からなかった。心細かった。でも、鳴かなかったよ。

お兄さん、ゴンとうちゃん、ジャスにいちゃんそして私とでお散歩に行った。見るもの、嗅ぐ匂い、みんな初めてのことでおっかなびっくりで歩いた。

家に帰って朝ごはん。私はいつものようにのんびり食べていた。

そうしたら、食べ終わったゴン父ちゃんとジャス兄ちゃんが私の方へ来るんだ。取られたらどうしようと思った。それから、ご飯を出されるとすごい勢いで食べるようになった。

お兄さんの家でのお泊りはとても楽しく、何時しかママのことも忘れていった。ママは、私がいなくてとても寂しがっていたのにね。

さくら5カ月の頃。

byさくら

ママの覚書

犬友さんにはずいぶん助けられた。

さくらが天使になって4年目の今でも仲良くさせてもらっている。

自分にもしものことがあった時、託せる友達がいて良かったと思う。

感謝。


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