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出演後記 2/2カサアルティスタ「三人会」

昨日のカサアルティスタ「三人会」お越しくださった皆様、配信ご覧になってくださった皆様ありがとうございました。
今回は「生きる」がテーマでした。
それにあたり「生きる」ということに向き合った時に「人に迷惑をかけながら生きてよいのだ」ということと「いいと思ったらすぐに真似(パク)ればよいのだ」ということが浮かんできました。なので準備段階では「こんなことを言ったら迷惑かな?」とか思わないで(思ったとしても「迷惑かけて生きててスンマセン!」と開き直って)あちこち甘えました。また今回やったネタはほぼ全て「元ネタ」があるものですが、それもかなり大胆に「丸パクリ」レベルでやりました。なのでそれも含め解説していきます。

マルティネーテ

配信では声が入ってなくて分からなかったと思うのですが、頭の手話は「生きる(肘を横にえいえいってする)」「意味(手を1回)」「何故?(手を2回)」です。それをわかってからご覧になると「あー、そーゆーこと?」と思うところがあると思うので補足します。「意味のある踊り」というのは一度やってみたかったことで、これは別にパクりではないのですが、手話はyoutubeで沢山学ばせてもらいました。
1週間前くらいに「はじめの「生きる・・」からのど頭の足がグズグズになる」という悪夢を見てから、マジ恐ろしくてヒヤヒヤもんでしたが、本番は全ての足がちゃんと入ったのでかなり満足しています。

ブレリアポルソレア(カンテソロ)

タラント

桂子さんの歌の優しい部分にフォーカスして踊ろうと思ってました。あと感情に振り回されないようにしようとも決めていました。とはいえ歌の部分のリハーサルはしてなかったので、本番いきなり桂子さんの歌聴いちゃうと持ってかれちゃってまた感情的になっちゃうかなあ・・と思ってたのですが、亮くんのギターが思った以上に遅くて「おっそっっ!笑」と。それがなんだかとても上手く働いて、柔らかく、愛おしい気持ちになれて良かったです。
二個目の歌の最後に桂子さんから「いただきもの」をするときに、亮くんがご一緒して弾いてくれていたのは大感激ものでしたが、亮くんは心の中で「えこさん!おっそっっ!」と思ってたらしいです。
タンゴはなしで、憧れの「ソロ・デ・ピエ」ってやつをやってみました。若干リズムがぐにゃっとしたところありましたが、今の私の技術では上出来だったかと思います。
これはずーっとPUNPEEの「タイムマシーンにのって」で練習してました。なのであの足は「あの時あいつは多分気をつかって、特に顔色変えず何もないふり、なんで言わないんだってムカついても、優しさからきてたんじゃしょうがないね」って言ってます。
最後の部分はお客さまが素敵な動きをしてくださったのでありがたく頂戴いたしました。

タランタ・「・・EN FIN・・」(ギターソロ)

グアヒーラ 「春ひかる」

こちらの人形は「きぬちゃん」です。
友人のタップダンサーの「おどるなつこ」さんからお借りしました。きぬちゃん自体も夏子さんの手作りで、人形タップは彼女の十八番の出し物なのですが「あれをフラメンコでやりたいから貸して〜〜」と甘えました。
そして衣装の坪井さんに「同じエプロンつけたいから余り布ありませんか!!」とこちらも甘えて、前に作っていただいたエプロンと同じ生地を送っていただきました。
亮くんのアルバムのグアヒーラで振付して「CDどおりにそのまま弾いて」と注文。
一番練習して、一番「他力本願」の演目になりました。

コロンビアーナ

ここでMCを・・と私は思ってたのですが「切らない方が良い」という提案をいただき、桂子さんがグアヒーラからのつながりの形で歌ってくれたのですが、これがアレグリアスにひと続きに流れていって完璧な流れとなりました。

アレグリアス

頭のファルセータは亮くんのアルバムから。CDに入っているアンドレスペーニャの足音を「完全丸パクリ」で挑みましたが、本番ファルセータのリズム入りの入り口で、私のパルマ(手拍子)がコンパスを間違うという痛恨のミスをしたことで動揺して完全コピー再現はできなくなりました。(配信を確認したらそこが完全に写っていたのでもう一度動揺しました。)
途中のネタは、藤井康一さんの「LOVE」が元ネタです。藤井康一さんは北海道にいた頃にご縁があってライブなど観に行かせてもらってた芸達者な方ですが探してみたらまだ活動なさってました。↓はネタに入る前から開始するようにリンクを貼りましたが、気に入ったら是非頭から見てみて下さいね。
LOVEの中にOLEがいるっていうのに気づいた時に「私って天才だな」と思ったと同時に「あれだ!」って思ったわけですが、いやはや、30年以上経ってからこのネタをパクらせていただくことになるとは。人生とは味わい深いものです。
ブレリアで桂子さんが「OLEネタ」を使ってくれたのはご馳走様でした。ありがたや!あそこでアドリブ入れて自分もOLEができたらなあと配信見ながら思ったりしてますが後の祭りです。

ブレリア

あっ?ブレリアやるの?あれっ?踊り手一人の時ってどうすればいいの?いつ出ればいいの?一人で踊って一人で終わらせるの?あ!踊れるギタリスト見つけた!みたいな感じでかなり行き当たりばったり感の強いブレリアとなりました。まあこれもまたよしとしましょう。

きぬちゃんとたわむれる桂子さん

自分の現在地点としてはかなり上出来なライブが出来たと思います。亮くんの音の一粒一粒、桂子さんのバイブスを丁寧に受け止めようと出来ました。もちろん配信を見ると新たに「おお・・」と思うところも沢山で(つまり現場では聴こえてないと言うことで)、まだまだ未熟なわけですが、まあそんな完璧を目指しても仕方ない。
いま、できることを、せいいっぱいに、やる。
今後とも、精進してまいります。
どうぞよろしくお願いします。

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