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現役高校生がLACコミュマネ見習いに!?高橋和子さんが増やしたい同世代の選択肢

場所やライフライン、仕事など、あらゆる制約に縛られることなく、好きな場所でやりたいことをしながら暮らすことを目的としたコミュニティ「LivingAnywhere Commons(以下、LAC)」。

2021年に加わったLAC熱海拠点は、熱海駅から徒歩で約15分ほどにある熱海銀座商店街の中にあり、
コミュニティスペース付き宿泊施設の「guest house MARUYA(以下、MARUYA)」と「Kiten - slow & work stay -(以下、Kiten)」、コワーキングスペースの「naedoco」で構成されています。
そこには、誰とでも楽しく・明るく交流をする高橋和子さん(以下、わこちゃん)がいました。

彼女は、LAC熱海のコミュニティマネージャー(以下、コミュマネ)の見習いとして約2ヶ月半の間活動していた高校3年生です。

高校生であるにも関わらず、LAC熱海のコミュマネ見習いになった経緯や、そこでの経験についてわこちゃんにお話しいただきました。

将来実現したい方向性のためにインターンを始める

— まずは、わこちゃんはLACをどうやって知ったのでしょうか?

もともと地元で人が集まる場作りがしたいと考えていて、中学生の頃から資金を集めて場所を借りて学生のための自習室を作ったり、市から助成金をもらって人の集まれるカフェの出店を行ったりしていたんですよ。

こういった活動をしていく中で、高校2年生の頃から、自分が将来やっていきたい方向性として自分と自分以外の関わる人たちの将来の選択肢を増やしたいと考えるようになっていました。

そうして活動をしていくうちに、この考えに賛同してくれた地元の方が声をかけて下さって、一緒にゲストハウスやコミュニティスペースを作ることになっていきました。
それと同時に、LACユーザーさんへのインタビューをPodcastを使って配信するというプロジェクトにも参加させていただくことがあって、そこで初めてLACを知りました。

— インタビューがきっかけだったんですね。では、そこからどうやってコミュマネ見習いを始めたんですか?

高校2年生の秋頃に実際に自分もLACを使い始め、かつ地元のプロジェクトを進めていく中で、コミュマネの存在がゲストハウスで重要なことを知ったのですが、そもそも私自身がゲストハウスやコミュマネについて何もわかっていない状況だなと気づきました。
そんな中で熱海を訪れたときに、ちょうど「Kiten」のオープニングイベントがあったんですよ。

そこで「MARUYA」を運営している株式会社machimoriの社員の方と話す機会があって、これまでに抱えていた疑問点や勉強したいことをお話したら、インターン生として働いてみないかと誘っていただいたんです。

私としてはゲストハウスやコミュマネについて学んだり、地域とどう関わっていくのかを知りたいと思っていたので、お誘いを受けました。
そのインターン生としての業務の一つにコミュマネ業務があり、2022年11月中旬から2023年の1月末までLAC熱海のコミュマネ見習いとして活動させていただきました!

交流を促すきっかけを作ることを意識する

— 実際にコミュマネの見習いとして、どういうことをしていたんですか?

基本的には宿泊にきたゲストさん達の接客をすることがメインですね。
施設の案内はもちろんですが、チェックイン後にどういった過ごし方をするかを聞いて、それに合ったご飯屋さんをおすすめしたりしていました。
観光か仕事かで目的が異なることもあるので、それに応じて紹介するスポットを変えることも意識していましたね。

あと、地域の方とも普段から関わることが多くて、地元トークを聞いて得た街の情報を接客に活かすこともあります。
地域のみなさんは程よい距離感で関わってくださるので居心地が良く、たまにご飯に連れて行ってもらったりします笑
家族や友達みたいな感覚になりますね笑

さらに、接客や地域との関わりで学んだ経験を活かして「Kiten」での交流機会を促そうとしています。
Kitenにはラウンジがあるので、そこを紹介することで利用を促し、自然とそこでゲストさん達がばったり出会い、交流のきっかけが生まれる、みたいな!
そんな機会をそれとなーく演出するように心がけています笑

— コミュマネの経験から気づいたこととかはありますか?

拠点に訪れるゲストさんたちが歩く導線が結構重要だなって思いました。

例えば「MARUYA」は入口を抜けたらすぐにコミュニティスペースに繋がって、人と会いやすい作りになっています。その作りによって、同じタイミングでチェックインしたゲスト同士が会話したり、常連さんとゲストが交流する機会を目にすることが良くあったので、そのような空間は良いなと思っています。

一方「Kiten」は交流できるラウンジが最上階にあるので、ラウンジに来ないゲストさんもいるんですよ。それだとただ泊まって終わってしまうので...

こういった経験を重ねていく中で、わたしは人との繋がりを促すことがしたくて、繋がりを促すための導線を作ったり空間デザインに興味があるんだなということを確信しました。


— コミュマネ見習いの経験から、わこちゃんの将来についてやりたいこととか見つかりましたか?

地元の中学生・高校生の将来の働き方や生き方の選択肢を増やしたいなと考えていて、その方法の一つとしてLACのユーザーさんを招待してお話をしてもらうとかはアリかなと思っています。

LACのユーザーさんって面白いバックグラウンドを持っている方が多いので、そういった人たちの話を聞くことで学生たちの視野を広げられたら良いですし、ユーザーさんにとっても若い視点での考えを知れるのでお互いにとって刺激になるんじゃないかなと思うんですよね。それを促すコミュマネ的な存在が必要になるだろうから、そういった関わり方ができたら良いなって考えています。

— ということは、わこちゃんも将来的にはコミュマネになりたいということでしょうか?

今はコミュマネになるというよりは、勉強する側としてたくさんの人の話を聞きたいですね。そのために今たくさん経験していますし、大学ではコミュニティの形成について学ぼうとしているところです。

でも、大学生になったら中高生に対して話す側にもなっていけたらなとも思いますし、その機会を提供するコミュマネ的な立ち位置もしたいです。全部やりたいですね!笑

— 貪欲ですね!笑 大学生になってもたくさんのことを学んで、わこちゃんの後輩にたくさんの機会を提供して行ってほしいです! では最後に、LACを利用する同世代の方へメッセージをお願いしても良いでしょうか!

まずは同世代じゃなくても言えることですが、利用していないとイメージが湧かないと思うので、とりあえず拠点に行ってみてください!笑

あとはコミュマネとして働く側から見て感じた経験がもとなんですけど、若い人が年上の人に話しかけるのって気が引けちゃうことがあると思うんですけど、同じように若者とどう関わっていいかわからない年上の世代の人たちも一定数います。

なので、勇気を持って自分から話しかけに行ってみてください!!

わこちゃんとのインタビューを通して分かったのは、交流することを大事にしていることでした。

自分や関わった人たちの選択肢を増やしたいと想えているのは、これまでに彼女自身が地元のコミュニティやLACを通して多くの人と交流することで新たな考えや価値感に触れて選択肢を増やしてきたからで、だからこそ拠点に訪れたゲストの交流を促すことを工夫したり、導線が大事だなと気づいたりしていたんだなぁと振り返って感じています。

まさにLACのコンセプトの一文にもある

滞在する人々が出会い、交流し、経験を共有し合う、刺激に満ちたコミュニティに参加する

を体現していますね。

これを読んだ読者のみなさまも、わこちゃんのように是非LACを利用して刺激に満ちたコミュニティを体験してみてください!

<<ライター・フォトグラファー:山川>>

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