どこじゃないここか

30歳での放送作家です。 髙﨑淳平、という者です。 主に文章を書く仕事です。 主に仕事…

どこじゃないここか

30歳での放送作家です。 髙﨑淳平、という者です。 主に文章を書く仕事です。 主に仕事の事を書くです。

マガジン

  • 帯に短し襷に話

    着物の帯に使用するにはやや短く、逆に襷たすきに使うにはやや長く、襷を掛けたときに長さが余ってしまう、みたいな話(ショートショート)。

  • あんまり口にしない方が良いこと

    基本的には、実際に自分と対面して関わり合う人には読んで欲しくない文章です。インターネットの海に投げてみたいだけなので、水平線の向こうから意見が届けばそれで良いです。 人に言わない方が良いこと、思い出さない方が幸せなことを頭の奥から引っ張り出して、書いてみます。

  • ポケットに1ドル入れれば守秘義務が発生するマガジン

    仕事関係の人など、生活圏内に居る方がこっそり読まないでほしい、有料記事のまとめです。普段言いづらい話・ちょっと恥ずかしいなどはここに載せておこうと思います。なので、普段対面する知り合いの方は無視してください。お願いします。 マガジンのタイトルは、ドラマ『ブレイキング・バッド』のソウル・グッドマンのセリフ「まず私のポケットに1ドルずつ入れろ。私を弁護士として雇うんだ。そうすれば守秘義務が生まれる。」から引用しています。 ※愚痴ばかりにはならないようにしたいです ※具体的な個人名などはこちらでも書きません ※前述のとおり僕の生活圏内にいらっしゃる方には読まれたくないです!

  • 放送作家の養成所の話

    ワタナベコメディスクールで学んだ1年間の備忘録

  • 話にする話

    自分の話を話の形式にして書き出しているという話です。

最近の記事

  • 固定された記事

【自己紹介】初めまして髙﨑です。

一応、事務所のホームページにもプロフィールはあるのですが…こうしたSNSきっかけで出会った方々のために、せっかくですので、自分が何者なのかを伝える記事を、いま一度まとめてみようかと思います。 ※以下、2024年4月6日に更新しました。 ①職業:放送作家(2016年4月~)現在、ライターズ・オフィスという事務所に所属している放送作家です。お仕事の依頼は、コチラにお願いします。 現在、作家歴が9年目を迎えております。 元々は「ワタナベコメディスクール」22期 放送作家総合

    • たまごのサービス

      近所にお弁当屋さんがある。 美味しいらしい。 店員さんが気さくらしい。 サービスで、ゆで卵を付けてくれるらしい。 「らしい」と書くからには、もちろん行ったことがないわけで。朝まで台本書いたりしてるのも当たり前の生活、開店と同時に行くぐらいのチャンスはいくらでもあるのだが、行けないわけがある。 サービスで、ゆで卵を付けてくれるからだ。 私はゆで卵が苦手である。 生卵は好きで、牛丼の真ん中で黄身が割れたり、卵かけご飯のツヤには色気を感じるのだが、ひとたび火が通ると、たま

      • 給与明細2023

        ひしひしと、頑張り始めている。

        • 『2月4日』

          元日に彼氏と別れてから2ヶ月。 行事にまったく無頓着な私と、小さな記念日も大事にしたい彼との溝は、いつしか谷となり、去年のクリスマスをもってしてくっきりと渓谷が完成してしまった。 「もうコンビニでよくない?」 24日の17時だったか。ショートケーキならまだしも、少しの色気のない小さなシュークリームの詰まった袋を買い物カゴに入れた私を見て、彼は何を思っていたのだろうか。その帰り道、家に着くよりも前に、彼は別れを切り出した。 去年の節分も一人だったな。私、2月に恋人がいた

        • 固定された記事

        【自己紹介】初めまして髙﨑です。

        マガジン

        • 帯に短し襷に話
          6本
        • あんまり口にしない方が良いこと
          12本
        • ポケットに1ドル入れれば守秘義務が発生するマガジン
          3本
          ¥300
        • 放送作家の養成所の話
          3本
        • 話にする話
          2本

        記事

          昔は手書きだった~売れてる放送作家の企画書は塩おにぎり~

          手書きの1行で生まれるテレビ番組 「俺らの時代は企画書もナレーション原稿も全部手書き。企画書なんてたったの1行、これで局のやつ唸らせて、で、もう企画通ったからな」 的な話を、ちょこちょこと聞く。僕どころか、僕の両親すら若造だった頃の時代の話である。 まさに「テレビの時代」を作り上げた人たち、レジェンドのようなテレビマンたちの言葉だ。 「良い企画は3行で分かるから」 これも、よく先輩方から聞かされる話。 「細かいルールとかダラダラ書かれても、響かないものは響かない

          昔は手書きだった~売れてる放送作家の企画書は塩おにぎり~

          🎧いちいちうるせぇ先輩

          🎧いちいちうるせぇ先輩

          🎧いちいちうるせぇ先輩

          さんぽ岩永いわな『深夜の救世主』を読んで

          嘘みたいに主人公なお笑い芸人お笑いコンビ「さんぽ」の「岩永いわな」さんというお笑い芸人が本を出しました。 深夜の救世主 【売れてない芸人(金の卵)シリーズ】 弱冠31歳の芸人にしては早すぎる“自伝的エッセイ”。この本のあらすじについて、岩永さんはこう書いています。 この本に書かれているのは、ラジオに救われた1人のお笑い芸人が「オールナイトニッポン」とタイトルコールをするまでの話です。 「それはそれはおめでとう。」「それは良かったね」と。そう思うかもしれません。スカッ

          さんぽ岩永いわな『深夜の救世主』を読んで

          仲介してもらって、弊社会議室にて企画会議で初めて会うスタッフさん、40〜50代の細イケおじで、ふらっと手ぶらで来たからビビり倒してしまった。カッコよすぎる。 俺も手ぶらで現場に来て初めて会う若手のスタッフをビビらせる大人になりたい。

          仲介してもらって、弊社会議室にて企画会議で初めて会うスタッフさん、40〜50代の細イケおじで、ふらっと手ぶらで来たからビビり倒してしまった。カッコよすぎる。 俺も手ぶらで現場に来て初めて会う若手のスタッフをビビらせる大人になりたい。

          カット!! 〜担当番組が1つ減って2つ増えます〜

          職歴に「アルコ&ピース」って書けるね 4月からお手伝いする担当番組が一つ減り、二つ増えました。当たり前のことながら、頭の使いどころが全く異なるので、新しい番組に入るたびに、部署異動どころから、転職している気分です。 減った方の一つが、先日最終回を迎えた「アルコ&ピースのメガホン二郎」。丸7年間の仕事の中で一番、会議が楽しく、会議中に”悪い笑い”(良い意味)をした番組です。(良い意味)は、本当に良い意味。 スタッフさんが資料を画面共有する際にできた10秒ほどの空白の間で「

          カット!! 〜担当番組が1つ減って2つ増えます〜

          肩凝ってますね〜w

          単芝 美容院とかで「マッサージよろしいですか?」って聞かれるの不思議な感じがしますよね。マッサージを「許可する」自分が面白い。金払ってるのに。お前が必死に頼めよ。なので「いいですよ」じゃなくて、「あ、ありがとうございます」と言っている。 この辺りから強張り始める顔。 グニグニ 言われる… グリングリグリ… 来るぞ… ギュッ、ギュッ… 来る…! お客さん、肩凝ってますね〜w …はぁぁぁ〜もう…やめて…。 「肩凝ってますね」って言われるの嬉しいか? なんか

          肩凝ってますね〜w

          彩度が上がると思ってた。

          2022年。主に上半期は「仕事」、主に下半期は「仕事」、下半期の下半期、10月後半以降の下の下の半期(げのげのはんきと読みたい)は「恋愛の余波」についてを、よく考えていた。恋人は錠剤ではない。 叱り・虎狩り・泡まみれ 一年を振り返りますと、親友が結婚したり、憧れの方と仕事ができたりと、良いことがとても多かった。 ボージョレ・ヌーヴォー評に当てはめるとすると、2005年の「ここ数年で最高」、または1999年の「品質は昨年より良い」、ひいては2002年「1995年以来の出来

          彩度が上がると思ってた。

          🎧さんぽ単独ライブ『狂気の休日』の感想

          アーカイブ配信、 こちらから購入できます👇🏻 https://streaming.zaiko.io/item/352139

          🎧さんぽ単独ライブ『狂気の休日』の感想

          🎧さんぽ単独ライブ『狂気の休日』の感想

          めちゃくちゃ怒られたり、めちゃくちゃミスしたり、めちゃくちゃ嫌になったりもした6年半だけども

          めちゃくちゃ怒られたり、めちゃくちゃミスしたり、めちゃくちゃ嫌になったりもした6年半だけども

          下半期の目標、「可愛げ」かもしれん。 下半期の、というか…人生の上半期の?

          下半期の目標、「可愛げ」かもしれん。 下半期の、というか…人生の上半期の?

          脚本が展開のために「母から子への愛」を人質に取る|『アンブレラ・アカデミー』S3の感想

          S3、面白かったですね〜 このドラマ、めちゃくちゃ気を遣ってるのが「様々なきょうだいの組み合わせでの対話シーン」が用意されていること。行ったり来たり、交互に交わり、キャラクターの関係性が「組紐」のように連綿と紡がれて、強度が上がっていくのが分かります。 ヴァーニャ→ヴィクターへの変化を受け入れる家族のシーンも丁寧に描かれていて良かった。アリソンはもちろん、カムアウトの後からやってくるルーサーとの間にも忘れずに、しっかりと対話のシーンがある。 キャスト名は、シーズン1〜も「

          脚本が展開のために「母から子への愛」を人質に取る|『アンブレラ・アカデミー』S3の感想