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福岡再発見(2022.5.29-31)④

■福岡市

前回福岡を訪れたのは大阪に住んでいた頃。太宰府とか行ったなあ、と懐かしく思い出す。
お金はあまりなかったから大したことはできなかったけど、初めて中洲で飲んだり、朝ラーメンしたり、ベタに楽しんだ記憶がある。

その時のラーメンの写真出てきた。
超質素。380円くらいだった気がする

そしてその時感じた福岡の一番の印象は、「超、都会」。なんでもあるように見えて、街は広くて、人はイケてて、ちょっと疲れてしまった記憶がある。
だから今回の福岡滞在は、結論から言うとすごくよかった。もちろん「超、都会」に変わりはないんだけど、それだけじゃない良さを1泊の間にいろいろ感じることができた。

西鉄で天神に着いて電車を降りると、柳川ののんび~りした空気とは一転、流れる風までもが急いでいるようなスピード感に一瞬心が折れそうになった。
けれども宿に荷物を置いて、居酒屋が開く夕方まで散歩しよう、と歩き始めると、なんだか以前来た時よりも街のそこかしこにcozyさをチラホラ感じ取れる自分に気づいた。

たとえば阪急梅田のこの広い通路は
あたたかい光が降り注いで落ち着くし
通るたびいつもわくわくするから好き

おそらく、前よりも「ここに暮らしている人」のふるまいにフォーカスする視点が身について、ああ居心地良さそうなベンチだなとか、渡って気持ちいい橋だなとか、そんなふうに思うことが多かった。

この後訪れた札幌も数年ぶりで、その時に確信を得たのだが、以前のわたしは「東京と比べて案外都会かどうか」というような視点しか持っていなかったんだと思う。
栄えているかどうかじゃなくて、暮らしている人が楽しそうか、居心地が良さそうか、そういうのを以って「街がlivelyか」というようなジャッジができるようになった。街歩き人としての成長である。

つづく。

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