お店のお仕事!担当業務について【前編】
こんにちは!
レデイ薬局入社3年目社員のかつせです!
お店のお仕事シリーズ3つめになりました✨
この記事では
「お店でどんなお仕事があるのか気になる」
「ドラッグストア業界に興味がある」
方にとってその答えになるような情報をお伝えしていきます!
今回は「担当業務」についてのお話。
もしかしたら、就活中の方が
一番気になっている仕事なのかなと
思っているのですが、いかがでしょう・・・?
私も気合を入れて書いたので、
大変なボリュームになってしまいました😌
気になるところをチェックしてみてください!
さて、本題へ!
レデイ薬局では、商品を主に
ヘルスケア(HC)、ビューティーケア(BC)
ハウスキーピング(HK)、食品(FD)、
と4つのカテゴリに分け、
さらにその中で
商品用途や特徴で分類し管理しています。
お店で「担当をもつ」ということは
その売場やそこにある商品の管理を任せられることです。
後述しますが、商品の在庫管理や売場管理など、
お店の売り上げに深く関わってくるので、
それだけの責任があると同時に、
それ以上の楽しさややりがいを感じられる業務でもあります!🔥
発注
商品の管理といえばこれ!
と多くの方がイメージする
業務ではないでしょうか。
商品をどのくらいの量入荷するか
決定する大切な作業です!
商品の在庫量を調整し、
少なすぎても多すぎてもお店の売上に直結するため、
私も最初はとても緊張しました💦
発注に過不足があると・・・
商品の発注が少なすぎると、
商品の欠品(在庫をきらすこと)を起こし、
お客様のご要望にお応えできなくなります。
欠品はお客様の信頼を損なう上に、
在庫があれば販売につながったはずの
機会も失うことに・・・。
反対に商品の発注が多すぎると、
倉庫のスペースを圧迫したり、
期限がある商品では
期限切迫品が多くなったりします。
期限までに商品が販売できなければ廃棄になり、
その分の利益がなくなってしまいますね💸
期限までの間に割引作業をしますが、
適切な在庫量であれば
本来発生しなかった作業のため、
作業効率も悪くなり、楽観的にはとらえられません。
発注お助けシステム
―――と、ここまで発注の怖いところだけを
話してしまいましたが、
お助けシステムも充実しているのでご安心を!
コンピューターが過去の販売実績をもとに
適切な発注数量を提案してくれる
自動発注システムがあります。
大体の商品はこのシステムでカバーできるので、
ひとまず安心してください😊
システムに対応していない商品で役立つのが、
こちらのPOTと呼ばれる機械。
「機械」というと、難しい印象を持つ方も
いらっしゃるかもしれません。
実際、POTを使う業務は多いので、
できることの多さで驚くことはあれど、
操作自体は、矢印・数字・バーコード読み取り・Enter
のボタンでほぼ完結するところも優れもの!👏
発注のときには、商品のバーコードを通すだけで、
その商品の直近1週間の売上数量が確認でき、
さらに過去3週間の
日別売上数量も教えてくれます。
そこから必要な在庫数量が予測できる、
というわけですね。
発注数量の入力もPOTでできるので、
「チラシ商品になっているから、
自動発注システムで提案される発注量より
在庫を多くしておきたい」
そんな商品は自分の目で確認しながら
POTを使って数量を決められます🙆
さらに、POTは3週間前までの売上数量が
確認できると言いましたが、
それより前の数年前まで遡って
データを調べられるシステムもあります!
季節性が高い商品はこのシステムを使って、
前年の売り上げを調べることで事前の対策が可能に😉
新商品の入荷
では逆に今までのデータがない、
新商品の場合はどうでしょう?
まずは、最初にまとまった量の入荷があるとき。
このときは、バイヤーが各店舗に
割り当てた数量の入荷があり、
この在庫の売れ具合によって
次の発注数量を決めることができます!
次に最初の入荷数量から自分で決めるとき。
まずは少ない数量(大体は2~3個)から始めます。
あとは同じで、売れ行きを見て
その後の発注数量を増減します。
データがそろえば、
あとは自身の経験を積み上げていくのみ!
失敗したら店長に報告して、
一緒に対策を考えるのも経験です😓
本当にあった失敗談
なんとなく、発注のことがイメージできましたか?
方法を書くだけで終わらないのが
この記事の目指すところです😎
というわけで、
選りすぐりの失敗談を取り寄せました!(笑)
という失敗談です。
私も似た失敗をしたことがありますし、
季節ものの商品ではあるあるの話ですが、
想像すると肝が冷えますね・・・🥶
お盆、年末年始は取引先さんの休業と
お店の繁忙期が重なるため、
普段より事前の対策が不可欠です。
ここで役立つのが、上記の過去数年以内の
データを見ることができるシステム。
昨年のデータを抽出し、
今年必要な在庫数量を予測して
余裕を持ったスケジュールで発注できます!
今の春先ならではだと、
新学期用の雑巾や行楽用品の
在庫に気をつけている時期です🌸
売場メンテナンス
商品の補充や前出しをして、
お客様が買い物しやすい売場に整えます。
「前出し」については
私が書いた過去記事があります😊
↓「前出し」の記事はこちら ↓
担当業務として書いていますが、
担当箇所を一人でするわけでも、
自分の担当箇所だけすればいいわけでもなく、
店舗スタッフ全員でフォローしあう業務です。
では担当者が担う売場メンテナンスはというと、
例えば、限定品が売れて
空いてしまった売場の調整や、
キャンペーンの告知物の設置など、
そういった売場管理の側面が大きいですね。
各種書類チェックと情報共有
売場での作業のほかにも、
バイヤーや本部の関係部署から送られてくる
書類や指示の確認も必須。
期日が設定された作業の指示もあるので、
優先順位をつけて作業スケジュールをたてます。
また、商品のリニューアル情報や、
新商品の導入についての
指示がされたときはその準備が必要です。
さらに、ほかの従業員さんにも
知ってもらわないといけない情報は
その都度共有しなければなりません。
意外とこの情報共有が難しく―――
指示書のファイリングがされていても、
時期によっては情報が重なりすぎて
レギュラー社員さんまで行き届いてない場合も。
特に重要な指示はそれぞれの従業員さんの
理解度に合わせて補足説明をすることも必要になります。
また、聞かれたときはしっかり答えられるように
指示書類のファイリングや
資料の場所を明確にしておく必要があります。
売場変更
こちらも過去記事があります!
詳しくは過去の記事
「お店のお仕事!売場変更について」
を読んでみてください😆
↓ 売場変更の記事はこちら ↓
バイヤーからの指示をもとに
売場の商品を入れ替える作業です。
写真は医薬品売場の例で、花粉飛散が本格化する前に
花粉症用の医薬品を展開して最需要期に備えます!
情報収集
売れ筋商品、利益高など、
自分の担当箇所にかかわる数字を把握したり、
CMで流れている商品や
SNSなどで話題の商品の情報をキャッチしたり、
情報収集も欠かせません。
数字を知る!
具体的には、自分の担当商品の売上数量トップ5や、
利益額トップ5など、特徴的な商品の情報、
そして、前年と比較した売上金額や
粗利益額などの実績の情報などのことを言います。
そういった情報は担当箇所の課題発見器👀
課題に対してどんな取り組みをしていくか、
担当者の大切な業務です。
―――と、偉そうに書いていますが、
私もまだ一人では十分にできません(-_-;)
店長に教えてもらったり、
他の従業員の方と協力したりして、
何かできないかと日々模索しています!
「数字」と聞くと耳を塞ぎたくなってしまう方には、
残念ながら、完全に避けられます!
とは言えないのですが、
大切なのは「お店をより良くする」こと。
この軸を持っておくと、
数字が違って見えてくるかも・・・?🧐
商品を知る!
流行りの商品をチェックするのもお仕事です!
テレビCMやインターネット広告で流れている商品、
雑誌や新聞掲載商品をお求めに
来てくださるお客様もいらっしゃいます。
そんなお客様のご要望に
スムーズにお応えするためにも、
新商品だけでなく、既存の商品のことも
よりたくさん知ることはとっても大事。
気になる商品は実際に自分で使ってみるのも◎
また、新商品の導入は
バイヤーからの指示がほとんどですが、
中には自分から商品を見つけ、提案し、
実際にお店で導入される、といったケースも。
思ったように売れないことももちろんありますが、
反対にしっかりと実績になることもあります!
そうなると、継続的に取り入れられるようになったり、
他のお店にも広がったり、
その結果は自分やお店の評価につながっていきます😳
いくつか実例をご紹介します!
1つ目は季節に合わせた商品の展開。
一昨年にあるエリア内で始めた取り組みで、
その時の売れ行きがよかったため
昨年も引き続き取り入れられました🍊
2つ目は新たに導入された商品の例です!
「ホームアップ」という商品が提案され、
エリア内で販売することになりました。
提案した社員さんは、
たまたま行ったお店で見つけて、
「周りで展開しているお店は少ないから、
今展開すれば確実に売れる・・・!」
と思い、SVへ提案したそうです。
日常の買い物でもアンテナを張っていて、
さらに提案するという行動力もあって、
すごいなあ・・・!と思いました✨
担当業務のお話、いかがでしたか?
後半では実際の各カテゴリ担当者に聞いた
特徴や失敗したことなどをお伝えします!
記事がおもしろかった!
後半も楽しみ!
という方はぜひスキ💛を押していってください🥰
執筆者Tips
『薬屋のひとりごと』という小説がアニメ化されていて
クライマックスも近づいており毎週楽しみです!
登録販売者の資格勉強のときに生薬を覚える
モチベーションにもなっていたので思い出深い作品です🌱