僕たちは夢を見ながら、いつでも帰る支度をする。

将来の夢はなんですか?

僕たちは、生まれてからよく聞かれます。

なりたいもの
やりたいこと

子供の頃の僕たちは、その無限大な可能性を持ちながら日々を生きてきた。

夢を見ることは悪いことでしょうか?

ほとんどの人は、夢を見ることは悪いことじゃないと説きます。
むしろ、夢を持たないほうがおかしいのでは?とまで言います。

僕自身もなりたいものがあり、それに向かって頑張りました。
当時は、何が正解なのか。どうすればいいのか。ただ、がむしゃらにやるしかないことばかりで、はたから見ても今思い返してもただもがいて溺れかけている様でした。

どんなものでも、自分が思い描く姿や、なりたいもの。
理想の姿というものに100%自分が投影できるかと言われれば、きっとなれない人のほうが多い。
それが、どんな職業、どんな人柄、どんな物事でも。

さて。
なぜそんな話になるのかというと、夢を諦めた人のブログが回ってきたからですね。
夢を諦める人に対しての救済になれば、というブログで締めくくられてました。

言ってることは至極真っ当かと思います。
やりたいことのために、様々な努力をする。しかし、それのために、だんだんと心が疲弊していく。
そして、周りが気になりつい比較してしまう。
自分には無理だと思う、そしてやめていく。
心が晴れる。


僕が、その人のブログから感じたことは。
辞める理由を、辞めた理由を、外に作りたかったんだと思います。
自分が納得する理由を、無理やりに作り出したかったんだと思います。
自分の実力不足や努力不足で諦めた、という事実を自分の中に置きたくなかった。
諦めざるを得なかったんだ、という状況を自分で作り出しただけなんだと思いました。

僕個人としては、夢を諦めた身なので言ってる気持ちはよくわかります。
なんで周りの人たちはファンが増えて、良い曲も書いて、うまくいくんだろう。
自分だって、自信のある曲を作っている、ライブもちゃんとやっている。
そうか、みんなセンスがあるんだ。自分にはない、それだけか。結局、自分は才能がない普通の人なんだと。
自分が特別じゃないのではなく、周りが特別すぎるんだ。
そう思うことで、自分が納得することが出来る。

じゃあ、夢を諦めても仕方ないな。
そう納得することも出来る。

自分もそうやって、人生を回収できるように早めに諦めました。
この人よりもっと早いです。22になるくらいの時ですから。

ただ、言えることはそれで諦めることは悪いことではありません。
やはり、夢をかなえるのは難しいことなんだと思います。
自分でお金を稼いで、生活しながら夢を追うのは大変だと思います。
その苦しさに限界を感じる人だってきっと多い。

これがあと何年続くのか?
1年か、10年か、死ぬまで?

答えはありません。
続ければいつか叶うものでもありません。
ただ、いつか叶うと信じて生きるしかありません。

だから、諦めるというのは一つの道でもあります。
実際に、生活が出来ないのでは意味がありません。生きていけなければ、夢を見ることもかないませんから。

でも、やはり夢を諦めることを周りのせいにしては、自分自身を納得するには偽の感情すぎるんですよね。
いつか、ふとした時に思い出す。そして、やっぱりこれが好きってなってしまう。新しくやりたいことを見つけたとしても、結局そこで壁にぶつかったときに思い出す。
なぜならちゃんと気持ちに整理をつけてやめてないから。
趣味でやり始めるとこから、またその世界を思い出していくことになって結局その夢に縛られることになる。

現に、同人誌を作ったりしている、という話をしていたので、きっとたぶん同じだと思います。
新しく目指し始めた道の上で、きっと思い悩むときに夢見た世界を思い出すと思います。

だから、夢を諦めた人に、というものでは書いてはいけないと思いました。
良くも悪くも、たくさんの人が見てるみたいですから。
それを読んでどう思うかは人それぞれですけど、あまり褒められたものではないなって感じです。
気持ちはよくわかるんですけどね。


辞めたころ、母親に言われたことは。
「好きなことをして生きていければ、それが一番良いに決まってる。でも、生きるにはお金がかかる」
ほんとにその通りだと思いました。
生きるだけで人は金がかかるし、やりたいことをするにはさらに金がかかる。

あー、自分にはそれでも、っていう覚悟がなかっただけなんだなぁって思いました。
だから、きっと夢をかなえる人に共通して持ってるものは、『これでやっていくんだ』という覚悟なのかなと思います。
才能でも努力でもなく。
その道だけしかない、その覚悟。
守らない。攻めるのみ。
戻る道があるから戻りたくなる。
ならば、その道をなくせばいいのかもしれません。
それで死ぬなら仕方ない。
それくらいの覚悟で、文字通りの死ぬ気で。
結局、そこなんじゃないかと思います。

夢を諦めた僕たちは、びびっただけの臆病者です。
でも、それも悪いことではないから。
辞めたこと、しっかり向き合うべきです。
僕らが諦めて見つけた道は、逃げ道ではなく後ろにあった道なだけ。
そんな道ですらまっすぐ進む道はどの方向でも前に進んでいると、そう思ってほしいです。


なんとなく昔を思い出しましたね。
その時って、やっぱり見えてるようで全然見えてないんだよね。
仕方ない、いつだって自分が中心の世界なんだもん。
僕らは大人になって初めて昔を思い出して、昔の自分という人を客観的に見る。
だから、なんとなく達観したり、あの頃はねぇ~、なんて言えたりするんだと思うんだよね。
しゃーない。

声優だから難しいとか、バンドマンだから難しい。
そういうものでもないんだけどね。まぁ、水物ってのは特に難しいとは思うけど。
さらに、その下や、もっと下の有象無象がたくさんいるわけで。
なんか代表をしょって話してる様はなんか滑稽というか…。
同世代の同期の人たちから見れば、何言ってんだこいつむかつくなって思われても仕方ないと思うんだけどね。
なんかフェミっぽい感じも受けたから、あっ…って思ったりもしたけど。

とりあえず、改めて夢を挫折したクソ30代から言わせてもらうと

夢はあってもなくてもいい

夢は叶うものではない、叶えてこそ

才能努力は必要ない、持ち物は覚悟だけ

以上です!

Bye-byeヾ(°∀°)ノシ

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