不妊治療と男性不妊の話

ノートに来る前に個人ブログでも色々書いてる話です。

僕は閉塞性無精子症でした、手術して幸いにも回復しました。それでも結婚4年経過して未だに子供はできず、やっぱ色々思うところはあります。

今でも覚えているのは、無精子症だと発覚した時の妻への報告です。ブログにも書いてますが、それを報告する前には「これで離婚だと言われても仕方ない」と思っていました。一緒に頑張ろうと言ってくれて救われた(て言うか泣いた)んですけど。

こういう話って、ごく普通に子供ができた夫婦には全然わからないことだったりするんですよね。人間、自分の経験してないことはだいたい想像できないから。だからこそ職場の飲み会で

「不妊治療? まだ子供できねーの!? セックス後の逆立ちがいーよ!」

とかうるせえ死ねとか瞬間的に思うようなコメントをいただいたりもします。いやそれは科学的に全然意味ねーからとか、それで本当にできてたらこんな苦労してねーよとかやんわりと言ったりもしますけど、まー伝わらない。でも別に良いんです。こんな苦労を、体験してない人に共感してほしいと思ってるわけでもないから。

インターネッツの優しいところってあって、そーゆーことをぶつぶつ呟いてたら意外と「実は私も………」て方がいらっしゃる。痛みを共有できたりして。良いじゃないか一緒に頑張ろうぜって思ったりもするのです。

ブログに書いているように、僕は名古屋の協立総合病院の日々先生にお世話になっていて、今でも3か月に一回定期検査に通っています。そこで、毎回のように、きっと初診なんだろうな、というカップルを目にします(正直、雰囲気でわかる)。他人だからいきなり話しかけたりとかはしないけれど、本当に心の底から「お互い頑張りましょう」てエールを送っています。

最終的にはなるようにしかならないんだけど、願わくは世界が平和でありますように。

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