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旅とキャリアとシンプルライフ

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「旅とキャリアとシンプルライフ」視点の日常の日記エッセイです。
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aicoの自己紹介

会社員としてのキャリア 愛媛生まれ愛媛育ち、就職も愛媛のとある旅行社でした。が、世の中の流れの波に乗りながら、会社が合併とか吸収とかされながら、なぜか大阪に異動、大阪でオットと出会い(職場ではない)結婚し、2人で同時期に東京異動になり今に至る。 会社員歴20年の間、1度も退職していませんが、会社名が5回変わり、気がつけば旅行社から航空会社に吸収され、東京で航空会社の社員で働いています(もう会社名は変わらないだろうと思っている)。 20年前には自分が東京の航空会社で働いて

ひすいマジック以外のタイトルが思いつかない

わたしがひすいこうたろうさんを大好きになったきっかけは、キャリアでどん底の頃にうんちの本に出会って、新たなものの見方を知ったからだった。 活字なのに漫画を読んでいる気分になれるような文章のリズムも大好き。 ひすいさんの本を手にするようになって、わたしの世界はパラパラと万華鏡のパーツがめくれていくように変わっていき、勝手に「ひすいマジック」と尊敬の意味を込めて呼ばせていただいている。 そしてまた起きた、ひすいマジック。 SHOGENさんとの共著であるこの本を読み終えた翌

人生で初めてコタツをやめた

気がつけば冬はいつもコタツと共に生きてきた。寒がりなわたしはコタツ虫になるのが好きだった。そして2021年、わたしはコタツを手放した(正確には仕舞った)。 年末にオットと2人で引っ越した。休職中のため、会社斡旋の物件から退去する必要があったからだけど、良いチャンスだからと、前からとてもとても気になっていた無印良品のリノベーション賃貸に住まうことにした。 団地をリノベーションして作られた無印良品の世界観が心地よく、お部屋のインテリアと向き合い充実させるようになった。最寄り駅に

2021年に持っていくもの

昨日、2020年に置いていくものというnoteを書いた。 今日は2021年に持っていくものを書いてみようと思う。 2021年に持っていくもの ①後回しにしてきた積み本たち ②毎日の小さな暮らしと向き合う ここ2年間ぐらいで「読みたい!」と思っていながら、買うだけ買って手を付けられていない本たちがいる。コレだけではないが、全部で50冊近くある。ついつい目先のことを優先してしまい「いつか読もう」と肥やされてきたこの子たちを読むため断捨離ニモマケズ2021年に持ってきた!

2020年に置いていくもの

年始めに決めた目標をずっと念頭に入れて過ごすことが得意ではないタイプで、「この1年どうだったか」と振り返ろうとすると、いつも「はて、何を宣言していたかなぁ」とその時になってようやく思い出してしまう。 そんなわたしだけど、振り返ることは結構好きで、今回は2020年を振り返った上で2020年に置いていくものと2021年に持っていくものを決めた。置いていけばいいし持っていけばいいので、目標達成よりもなんだか気軽な気がする点が良い。今日は置いていくものについて宣言しようと思う。

ネガティブをすぐポジティブ変換する危うさについて

何か嫌なことが起きたとき、自分の感情がネガティブになった時、「こんな状態じゃいけない、もっとプラス思考にならなきゃ、もっと前向きに考えなきゃ!」と、わかっているけどそんなに簡単にいかない、そう考えること自体がシンドイことはないだろうか? 「ホント、あなたはポジティブだよね。羨ましいなぁ」とよく言われる人は、「いや、自分だって悩み事はあるし、四六時中楽天家でいるわけじゃないよ」と内心思うことはないだろうか? ポジティブに見える人にはまるでネガティブのバロメーター自体が存在して

休職中の時間の使い方にちょっと焦っている

1月8日(金)日記 9月末から不妊治療休暇を取得して休職している。 不妊治療以外は自分で1日の使い方を決めることができるわけだけど、油断しているとすぐ過ぎる。未だにうまい使い方がわからない。営業女子時代は、平均すると1日8時間は仕事の時間に充てられていて、依頼ごとやタスクは黙っていても降ってくる。比較的、創造的な仕事はしていたつもりだけど、前提として他人から求められていたということがあったかもしれない。 今の私は全然創造できていない、全部自分のために時間を使えるというの

死ぬまでに答えが知りたい疑問

世の中はわからないことで溢れている。ケータイのメールが郵便屋さんを介さなくても瞬時に相手に届くしくみもわからないし、自転車のつくりかたもわからない。Wi-Fiのことも母にわかるようには説明できない。 でも大抵のことはわからないまま受け入れることができるし、疑問は風のように素通りして、自分のいいとこ取りで付き合うことができる。 ただ、この疑問だけは死ぬまでに答えが知りたい、と思う疑問がある。 小学生の頃からアラフォーになった今でも疑問に思っていて、年に1度は思い出す。202

私は不妊治療中だけど、赤ちゃんを見るのは嬉しいし、妊娠の報告もして欲しい。

のっけから、タイトルと違う話からさせて欲しい。 映画「最強のふたり」を観たことはあるだろうか? ものすごーく簡単に説明すると、脊椎損傷で首から下が不自由な富豪のフィリップと、ひょんなことから彼を介護することになった貧困層の移民ドリスとの交流を描いた実話の映画だ。 ドリスが超おもしろい。例えば、チョコを食べているドリスを見てフィリップが「うまそうだね、俺にもくれ」と言ったら、ドリスは「嫌だよ。このチョコは健常者用なんだよ!バーカ」って返す。 もはやブラックジョークでは

「に」と「は」を入れ替えると考え方も入れ替わった話

最近読んだ本の1つ。このタイトルがなんともツボで、続編を買ってみた。 いろんな場面で孤独や不安、モヤモヤを感じた時の心の持って行き方が書かれている。その様子がネコちゃんで描かれているところがかわいい(*^^*) どれもこれも「うんうん、そうだよね」とかなり腹落ちして読めるのだけど、今回特に特に印象に残ったのがこちら。 「この仕事に私は必要か?」ではなく「この仕事は私に必要か」である。 前者は仕事から自分を見ているわけで、特に大企業に勤めていると「自分は会社に必要とされ

相手のひとことにずっと心がモヤモヤするときの、3つの処方箋

わたしはHSP気質がある。 例えば会社で、相手が何気なく言ったコトバを真に受けすぎる。寝るまでずっと頭の中でリフレインしてしまうことがある。何度も反芻して、自分が落ち着いて解釈できる方法を探しては何度も再現シーンを繰り返したりする。二度と時は戻らないことなんてわかっているけれど、再現シーンを何度も繰り返す。 下手したら数日後までモヤモヤを持っていることもある。 あの時どういう気持でそういう発言をしたのか、相手に対してメールで聞こうかと思ってメールを打つのだけど、書いては

この1点を、つかみ取る。

2020年シーズンで、初めて球場観戦できたのは7月に入ってからだった。 例年の大きな声援は出せなかったし聴こえなかったが、その代わり、これまで気づけなかった音がたくさん聴こえた。 選手同士が掛け合う声、ピッチャーの投げた後の息づかい、ボールがミットに収まる音。千葉ロッテファン5年生だった年、新しい野球の側面を見た気がした。 遅めのクライマックスシリーズも楽しめたからだろうか、2021年のシーズン到来が例年よりも早く来た気がする。 今年で千葉ロッテファン歴6年生に入るが

賛同はしないけど、話は聞いてみようか。

時々、自分の価値観とは真逆の言葉を発する人に出くわす。 一瞬で嫌悪感が体中を駆け巡るような、思わず「マジ!?」と叫んでしまいそうな、そんな度肝を抜く発言に出会うことがある。 腹立たしくもあり悲しくもある。なんて非道な人だ、なんて冷たい人だ…そんな気持ちがぶわぁっと破裂しそうになることがある。 例えば政治家の問題発言が起きたら、大勢でその人を非難することは案外簡単にできる。SNSでも批判や非難の声が多く集まる。最終的に辞任においやる選択肢も生まれる。言葉の持つ力はそれほど

持ち家を売って無印良品のリノベ賃貸に移った。

よくある持ち家vs賃貸議論の境界線は、結局のところ生き方の議論と同じで、その人にとってどっちが合うかという解は変わってくる。 解はいつでも変えられる時代だからこそ、立ち止まって「この道を正解として歩むのか?」という問いかけをする時間は必要だと思っている。 数年前、東京異動になったことをきっかけに「海の見えるタワマンに住みたい」という漠然とした夢を叶えるべく、夫婦で新築分譲を購入した。 ハイスペックな箱に住んでいると、自分のスペックも上がった気分になる。26階から見る海と夜