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宗教って。

ここのところネットではカルトの実態のニュースが増えているけれど、今まで野放しだったのが不思議なくらい。ずっとタブー視されていたからかもしれません。

今問題視されているカルトも近年は高齢化で若い信者は減っているようだけど、昔あんなに宗教やカルトが盛んだったのは、女性の専業主婦率が高かったからでは、なんて。

昔はそれほど学歴が高くなくても、男性なら大企業にお勤め出来て生活も安定していたし。奥さんが働くのを嫌がる旦那さんというのも普通にいて。私だって結婚当初は専業主婦だったから、夫が帰るまでは家に一人。PCを貰ってネットを始めた時は、なんか社会に繋がったような気がして、とてもうれしく思った記憶があります。(ちなみにWindows 3.1の頃です)

主婦の孤独感から誘われて宗教にハマる人が多かったのでは。ああいう宗教はコミュニティを形成するから、世話を焼いてくれる人がいて、助けになる部分もあるのだろうし。世話役も、能力を持て余した社交的な人がするのだから、本人も誰かの助けになる事がうれしくて深みにハマるのかもしれません。

献金をすればするほど出世できる、というのはやはり本人の誰かに認められたい欲求とかそういうのかしら?組織の中で立場を築くとそれなりに献金せねば、と自分で自分を追い込んで払い過ぎてしまうのかも。

でも今は、女性の社会進出も増えて働く人が多いから、仕事で居場所を作れるし。だから若い信者は減っているのでは。そんな所で出世するより仕事を頑張った方がずっと良いし。忙しいければ集会に行くヒマも無いと思います。ただし「社会や他人に認められている人の場合は」限定。

今でもハマってしまう人は、安定した仕事があっても、どこか寂しかったりするのかもしれません。趣味のある人なら趣味仲間が出来るけど、特にない人は人寂しいのだろうし。仕事も非正規で派遣とかだと、根無し草になるから不安感が強まりそう。どこかに根を張りたくてカルトに向かうのでしょうか。営業人脈を増やしたくて入る人もいるのかもだけど。

母は日蓮宗系のお寺で働いていたのですが、病を得たり身内を亡くした人にとっては救いになっている様子。そこに行けば似たような境遇の人や、もっと大変な人とも話が出来るから、安らぎを得られるのだと思います。

だって宗教の場でも無かったら、そんな話、話しにくいと思うし。職場で言ったら重いと嫌がられそう。話を聞いた相手も、どうしたら良いか分からないのではないでしょうか。でも宗教の場は経験者が豊富にいるのだろうし。伝統宗教なら収入の何割とられるとかいうカルトとは違うので、お布施もささやかでOKな様子。

もう少し、伝統宗教の地域のお寺や神社が、慈善活動を積極的にやっていたら、変なカルトに引っ掛かる人を減らせるのではと思います。広いお堂があるのだし、社会活動をしている人に場所を提供するくらいなら出来るのではないでしょうか。

そんな事をふと思った今日この頃。

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