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Time To Feelについて色々

この曲が生まれた経緯は結構特殊で。
元々はasobiで作りためてた中の1曲のコード進行からShojiが別メロを思いついた所からスタートしてる。

そこからみるみるうちに他のパートも埋まっていって、asobiの曲にしては大分短い制作期間で完成した。

個人的にこの曲で表現したかったのは『音数の少なさから来るビートの強さ』『曲展開の少なさ』『バンドっぽさ』の3つ。

asobiの曲は最近割と『曲展開をパートごとに区切って大胆にぶん回す!』みたいな曲が多くて、通しで聴くとアトラクションみたいで楽しいけど結構疲れるな。。。みたいなところが個人的にあって。
長く聴ける曲っていい意味での展開の乏しさ、一本調子感があると思ったから、それをasobiで表現したかったのがデカい。
コード進行はもちろんのこと、ビートの変化とか、そこに載る上物のパターンとかも絞りに絞って、遅めの四つ打ちをひたすら印象付けるって方向性で作っていきました。

音数を絞ったのに伴って、ベースやギターがより前に出てくる構成にもなってる。
ギターはカッティング(コマツ本当に上手くなった!)のゴーストノートまでちゃんと聴こえるし、ベースもフレージングが際立ってて、しっかり生で楽器を鳴らすバンドなんだ!ってことが主張できたと思う。

MCについて。
歌詞はいつも通りバラバラだけど、根底にある自分ないしは自分たちの『今』をどう見つめるか?みたいな感覚で繋がってると思う。

アラハタは韻の固いラップと歌のスキルが目立つけど、その中にある人を思いやれる優しさとか繊細さが武器だと思ってて。今回歌詞でもそれが表現されてると思う。
『一寸先が闇でもカンマ5寸先にいるよ』って歌詞は本当にアラハタの人間性を表してて。辛い人の立場に立って物事を考えられるやつ。フロウも気持ちいいしあったかい気持ちになれるパンチラインだと思う。

後藤は多分過去1のハイトーンを鳴らしてる。わ
日本語のハイトーンを倍音豊かに力強く鳴らすのって並大抵ではできなくて。
asobiの中ではそういうスキルが特に優れてるのが後藤だから、いい味出てると思う。
甲州街道に這いつくばるのもいかにも後藤らしい人間味が出てて、カッコつけてないんだけど、シュールでなんだかんだかっこいいっていう良さが出てる笑笑

そしてShojiがど頭のフレーズとフックで全体のイメージをしっかりキャッチーに締めるっていう。
声がいいとかキャッチーさがずば抜けてるのはいつもの事だけど、本人が持ってる底抜けのポジティブさと併せ持ってる周りを見る力みたいなのが、歌詞に良く出てると思う。
バンドが比較的過渡期を迎えてる中で、視野が狭くなったりしがちなところを、しっかり前を見て進んでいけるフロントマンの資質を持ってるのがShoji。それがメロディーの強さも相まってしっかり表現されてると思う。


ライブで聴いても、散歩しながら音源を聴いても、たのしー気分になれるいい曲になったと思います!

あー音楽楽しい!

あ、最後に、asobiは今作りためてる曲がたくさんあって、この曲の元になった進行の曲もヤバチル踊れる最強曲なのでお楽しみに!

おしまい!

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