「女子会」には幾度となく参加してきた。と思う。

「女子会とは何か」という議論はきっと帰着することがない永遠のテーマだと思うが、もしもそれが女子と称する何かが一定人数集まりやんごとなきあれこれについて語る集会のことを意味するのであれば、我が人生においてそれらに交じり語らい合った数は片手では収まらない。

ただ、わたしは本当の「男子会」に参加した経験はないのだと思う。
なぜならそれは、女子たるものを完全に排除して作られた空間、完全無欠の自由地区だからである。

始めに断っておくが、ここで言う女子・男子とは生物学上の性ではなく、精神的な性を意味する、とわたしは捉えている。

さて、テレビ番組の中で「これは面白い」と思ったコーナーがある。

「しゃべくり007」という番組の中での「美女検索」というコーナーである。

ゲストを招き、「自分が見つけたネット上の美女」を見せ合いやいのやいの言う、だけの時間。なんたる男子校感。

この人が可愛いだの、自分は何系の女性が好きだの、ああ君はこういう系の女性が好きなの、だの、わかるだのわからないだの。なんだかこのぐだぐだ感が男子高校生みが溢れていてとても楽しいな、と思って見てしまう。

自分が混じり気のない純粋な男子会に参加したことがないかもしれないけれど、どんなことを話しているんだろう？と思うから、こういうコーナーを見ていると普段見れないものを見ているようでちょっと面白いのかもしれない。

何も口を挟まないと約束をするので、いつか男子会の端っこでちょこっと座ってなにを話しているのか聞いてみたい。

まあでもとはいえ、男子とでも女子とでも「この人可愛くない？？？？やばない？？？」みたいな話はするので、もしかしたら話す内容に性別の差なんて全くないのかもしれない。