しらも

福岡生まれ。やわらかく、たくましく。

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最近の記事

愛しくてたまらない、なんて気持ちに出会うと思わなかった

この記事はアドベントカレンダーの7日目の記事となります。 私は今年初めてアドベントカレンダーというものに参加させていただくのですが、何を書こうかなとぽやぽやと考えたまま当日を迎えてしまった。 最初はちょっと崇高なことだったり、今年のまとめ的なことを書こうかしらと思っていたのだけれど、「好きという気持ちが一番尊い」という信条に従って、そして自分の今年一年を語る上で欠かせない存在となった、わたしの最愛について書きたいと思います。 ねこがやってきた そう、わたしの家にねこがや

    • 自分というOSについて

      GWに学生時代からメンター的に仲良くさせていただいている人と話していて 「自分のOSってなんだろう」という話をしていた。 自分の基盤となるもの、自分の根っこ。 そのOSの上に様々な価値観や行動や思考が乗っていく。 この考え方は結構面白いなと思って。 私のOSを要素分解すると、 ================================================ ▶︎(人やものや知識に)出会う ▶︎ (自分というフィルタを通して)切り取る ▶︎ (それらを経験

      • 「痩せてることが悩みなの」なんて、口が裂けても言えないよね

        このnoteを書くのを、少しだけ迷った。 自分の心のちょっとだけ傷付きやすい部分に触れるにも関わらず、それがもしかしたら誰かにとっては自慢や嫌味のように聞こえてしまうかもしれないから。 でも、同じような嫌な気持ちをした人と、その周りの人に読んでもらえたら嬉しいかもなと思い、わたしはこの文章を書いている。 ちょっと重めのテイストで始まったけれど、今はそんなに気にしていないのでわたしの知り合いがこれを読んで気を遣ってこなければ良いなあとだけ思う。 === 「痩せてるね!」

        • わたしが作ったのは、ポトフなのである

          昨日、わたしはポトフを作った。 ポトフとは: フランスの家庭料理の一つ。 鍋に塊のままの牛肉、野菜類に香辛料を入れて長時間煮込んだもの。 フランス語でpotは鍋や壺、feuは火を示すため、「火にかけた鍋」といった意味になる。 厳密にいうと、香辛料は使っていないし長時間煮込んだわけでもないので、あれはもしかしたらポトフとはいえないのかもしれない。コンソメベースのスープに、野菜を突っ込んだだけの名もなき料理なだけかもしれない。 でも、「ポトフ作った」というだけで、なんだか料

        愛しくてたまらない、なんて気持ちに出会うと思わなかった

          瞳革命から、およそ8ヶ月が経ちまして

          「結局、物事は慣れなのだ」と実感した出来事があったので書いてみる。 今年の1月に、こんなnoteを書いた。 友人からは「たかがソフトコンタクトレンズに変えただけでよくこんなくだらないnote書けるねww」と馬鹿にされたが、わたしにとっては天地がひっくり返るくらい衝撃的な出来事だった。 ソフトコンタクトレンズは本当に快適で、この機会にどのご家庭にも一つは用意していただきたい、こりゃ買わない手はない嘘ではないって感じだったのだが、やっぱりただ一つ難点だったのが、ソフトコンタ

          瞳革命から、およそ8ヶ月が経ちまして

          立ち返って、紙のノート。

          最近はnoteではなく、ノートにものを書くことが多い。 何かを書き留めておくものととして、メモアプリやnotion、slackの下書きからポストイットまで様々なものを使ってみたが、結局紙のノートがいちばん良いという結論に達した。 紙の質が良いとすこぶる気分が良いので、わたしは奮発してこちらのノートを使っている。 デジタルなメモとの違いとして、右から左へという制約がなく、縦横斜め自由にものを書き留められる(かつ自分で図解もすることができる)点が大きい。 自分で書きながら

          立ち返って、紙のノート。

          言葉が距離を内包している

          言葉って面白い。 タメ口に敬語、方言、そして国を超えた言語まで、同じ内容を伝えるにも様々な伝え方が存在する。 「なんだか本当は何を考えているかよく分からないよね」と言われたことがある。歳上の人からだった。 まあ歳上なので気を遣うのは当たり前だしそりゃそうだとは思うので、素のままのわたし100%でいろと言われても無理な話だとは思うのだけれど、たぶん話している言葉が関係しているのだろうなーと漠然と思った。 前にもなにかのnoteで書いた記憶があるのだけれど、たぶんわたしが一

          言葉が距離を内包している

          結婚指輪はいつから左手の薬指に輝くようになったのか

          先日、ロンドンナショナルギャラリー展に行った際に《喪服姿のスペイン王妃マリアナ》という作品があった。 1666年に描かれた作品で、王妃マリアナが(そして犬も)悲しげにこちらを見つめている。よく見ると、目を奪われるのが王妃の左手の薬指の指輪。 ああ、300年以上前にも結婚の際には左手の薬指に指輪を嵌める風習があったのか、と思うとなんだかとても興味深かった。見にまとう服も、取り巻く環境もまるで大きく違うはずなのに、この風習だけは今でも変わらず残っている。 一体いつからこの風

          結婚指輪はいつから左手の薬指に輝くようになったのか

          自分らしく、のびのびと

          わたしには、「この人に会えただけでこの会社に入ってよかったなと思える」くらい大好きな上司がいるのだけれど、その人がこんなことを言ってくれた。 「儲けられる/儲けられない(つまり誰かをペルソナに据えてそのニーズをつくなど)ということは置いておいたとして、(わたし)が本当に主観的に書いた文章が一番人を惹きつけると思うなあ」と。 わたしはとってもわがままな人間なので、たぶん義務感が入ってしまった瞬間にとても味気なく感じてしまう。(まあ義務感を感じたらやるはやるのだけれど) そ

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          「戦場の天使」の本当の姿

          瀧本哲史さんが書いた「ミライの授業」という本がある。 昨年お亡くなりになった瀧本さんが、14歳の若者(そしてかつて14歳だった全ての大人)に向けて書いている本で、全編を通して「君の可能性は無限大だよ」というメッセージが伝わってくる、良い本だった。 この本では偉人たちを取り上げながら、偉人がもたらした変革を伝えている。 その中でわたしが一番興味深いと思ったのはナイチンゲールの話だった。 19世期のイギリスで「戦場の天使」として名を馳せたナイチンゲール、恐らく世界で一番有名

          「戦場の天使」の本当の姿

          「好き」 という気持ちが一番尊い

          「今夜くらべてみました」という番組で、「モーニング娘。を愛しすぎる女」という特集が組まれていた。芸能界でモーニング娘。を愛しすぎる女達が、我を忘れてモーニング娘。への愛を語る、そんな一時間。 なんだか、とってもいいなあと。そんな感想を抱いた。 わたしはモーニング娘。のことはなんにも知らないのだけれど、「わかる!!!」と深くテレビに向かって頷きながら見てしまった。 例えば、指原さんが言っていた「この女の子が徐々にこの歌のセリフに緩急をつけていく、こんな歌い方もできるように

          「好き」 という気持ちが一番尊い

          9月の初めに、大好きな彼女へ

          夜風が涼しくなってきた。秋の気配が近付いてきた。 いまいち夏らしさを実感しきれぬまま、なんとなく夏がやってきてなんとなく夏が過ぎ去っていくような気がする。 過ごしやすい気温に乗じて、ふらふらお散歩がしたいと友達を誘ってみた。 気軽に誘えて気軽に来てくれる、この気の遣わない関係が心地良い。 もう彼女とは10数年の仲になる。 お散歩をしようと思ったのだけれど途中で小雨に降られたので彼女の家に行って、ひたすらにおすすめの曲を流す。ああ、これは良いよねなんて言いながら、待ってこの

          9月の初めに、大好きな彼女へ

          夏休み、最終日

          8月は仕方ないのだけれど、仕事と休みの日が不規則になりがちで 世間でいうところの「平日働き、土日は休み」という枠組みと段々とずれていく。土日に働いたり、振替で平日が休みだったりするので、今日が何曜日か分からなくなる。 せっかくのお休み、なんだかいつもとは違うことをしてみたいなと思い立ち、一人で小旅行を企画した。見たいのは、青と緑。とびきり綺麗な色の、青と緑を見に行きたい。 自分の心を潤したいなと思った時に、わたしが求めるのはブランド物が立ち並ぶ通りでも、キラキラのカフェで

          夏休み、最終日

          言葉の流行り廃り

          言葉は、流行り廃りの速度が早い。 この前大学生が「バ先」「ワンチ」と言っていて、なんだそれ???と思っていたら「バイト先」「ワンチャン( = もしかしたら可能性がある、の意)」だった。本当にわからない。 言葉は当たり前のようにその当時の文化や時代背景を孕んだものなので、今話されている言葉が数十年後には全く理解されなかったり、あるいは数十年前に使われていた言葉が今だと全く理解されなかったり、ということが起こり得る。これが同じ言語、例えば日本語という言語の枠組みの中で起こるの

          言葉の流行り廃り

          noteを書く、ということについて

          突然だが、このnoteはわたしの知り合いの多くに読まれている。と思う。 普段話す機会の少ない人に「そういえばnote読んでるよ!」と言われたりすることもある。嬉しさもあるが、震えもひとしおだ。(職場の上司も読んでいるから震える、普通に。) 本名で検索されて引っかかるのが嫌なので、少しだけ匿名にしているけれど、せっかく誰でも見ることのできる媒体で書いているのならば読んでもらえた方が良いかなと思い、TwitterやFacebookに流したりもしている。ちょっと見られてると思った

          noteを書く、ということについて

          千里の道も一歩から

          今仕事が大詰めなので、息抜きにちょっと違う話題を。 先日占い師さんに占ってもらい、「女らしさを身につけるために指輪を買いなさい」と指南していただいた。 そこで大人しく翌日に指輪を買いに行ったのだが、自分の指の戦闘力が5000くらいアップした気がして、控えめに言ってもルンルンした。 指に指輪がはまってきらきらしていると、今度は爪も気になってくる。ネイルを買う。ネイルを塗る。戦闘力が10000上がる。 ココ・シャネルが「香水をつけない女に未来はない」と言っていたことをはた

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