エッセイ「おしゃれの粋」
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自宅でテレワークをしていると
ヴィヴィアン・ウエストウッドの
"CAT WALK 全集"が目についた。
パンク・ファッションの草分け的存在として
ファッションに疎い小生でも知ってるくらい
有名なデザイナーでした。
一昨年の暮れにお亡くなりになられてるのは
知っておりましたが. . . 。
先日__
娘が結婚届の署名をするため帰ってきた時に
どうやら置き忘れていったらしい。
彼女の生き様に想いを馳せるように
ページをめくってみました。
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ヴィヴィアンは30歳までは美術教師として
そのキャリアを重ねていたが
当時のパートナーであった
マルコム・マクラレンと共に
ロンドンで"Let It Rock"と言う名の
ブティック経営を始めたことから
彼女は転機を迎えます。
レザー素材で露出度の高いSM趣味のデザイン
その大胆なファッション・センスを導入し
ブティックの名前も"SEX"と改名しました。
その当時にお店にたむろする若者達が増え
その中にスティーブ・ジョーンズという青年が
頻繁に出入りするようになります。
やがてマルコムとスティーブは意気投合し
スティーブがバンドを結成するよう
マルコムがプロデュースとマネージメントを
仕掛けることになったのですが、
これがまさにロンドン・パンクの元祖である
"セックス・ピストルズ"の誕生でした。
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ここまでは小生の知識として知ってました。
ここからはファッション・デザイナーとして
彼女の遺した仕事ぶりを観ていきます。
中世フランスのコルセット・スタイルを導入
彼女が創造するファッションには
歴史からの学びにヒントがあります。
どれもが官能的で破天荒__
お姫様のような優雅さに反逆のエッセンス
そしてピンと張り詰めた気高さを感じます。
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彼女の発信する影響力は広く文化的であり
ファッションや音楽シーンのみに留まらず
政治的な部分までもセンセーショナルに
物議を生み出すことになります。
当時のキャメロン首相に対して
シェール・ガス開発を中断するように
戦車に乗り込んでデモ行進を行ったりします。
環境保護や核軍縮キャンペーンなど精力的に力を注いでおられたようです。
なんとパワフルな女傑でありましょうか。
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その晩年に至るまで
エレガントな彼女独特のスタイルを
産み出し続けましたね。
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お洒落とは何か?
この問いに関して
「自分自身を如何に客観視出来るか?」
と聴いたことがあります。
色んな自己分析を頭の中で巡らせながら
「自分らしさを大切にする。」
「自分に似合う服をコーディネートする。」
「大好きなアノ人から見て自分自身がどのように映るのか考えてみる。」etc
最も自分らしい内なる心の輝き__
その人の持つ個性が表層の一番外側に現れる。
そのようなお洒落が出来る方は素晴らしいですし
有意義な人生の時間を過ごせてるのではないかと思います。
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長文お読みいただきありがとうございました。
引用:Vivienne Westwood "CAT WALK" The Complete Collection より
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