『街道をゆく −三浦半島記』
歴史作家の司馬遼太郎さんが亡くなってから、もうじき30年になります。既に司馬遼太郎さんの足跡やその著作も、歴史上の出来事になりつつあります。
しかし、最近『街道をゆく−三浦半島記』を読んでいたところ、司馬さんの存在の余韻が感じられました。
自分は歴史上の人物には、特別な場合を除いて、敬称を付けないにしています。司馬遼太郎さんの場合も、その代表作は自分の生まれる以前に発表されたものが多いので、歴史上の人物のように感じていました。なので基本的には、存命中や最近亡くなった方に