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オトコだってめかしこむべき

"Trick or Treat ?"の習慣もない日本なのに、街中はすっかりハロウィン仕様ですね。でもかわいいし楽しいから許します笑。

先日、とても美形なAくんの洋服選びに同行しました。私の中に「こんな雰囲気の服を着てほしいっ」というイメージが完全にできあがっており、それを探しに行ったのです。

いくつかお店を回ったものの、なかなかしっくり来たものにぶち当たりません。3軒目くらいでしょうか、新中古の古着屋さんに入ると、ここにはありそうな匂いがぷんぷんします(わくわく…) メンズフロアに行くと、お目当てのジャケットが豊富に揃っていて、胸が高鳴るわたし…。

Aくんが無造作に着てみたグレーのストライプのジャケット、意外によく似合う。けっこう太めのストライプだったので、どうかなぁと思ったけど、とてもしっくり、カッコイイです。男前150%増し。スタイルカウンシルのポールウェラーみたい(古っ、年がバレる)。

「うそ、似合う。超かっこいいじゃん」

の言葉を合図に、ファッションショーの開始です。
どうやらグレーが似合うらしいということで、グレーのスーツを試着してもらいました。中にはインディゴブルーの薄手のハイネックを指示。

試着室から出てきたAくん、オーダースーツをあつらえたかのように、笑っちゃうほど決まってる。ピアスや指輪も普段使いの人なので、そりゃもうミラノかパリの色男って感じむんむんです。メンズフロアにいた男子全員が、スーツを着たサイボーグのようなA君をガン見していました。

他にも薄手のオフホワイトのインナー、紺のシンプルなニット、トム・フォードのお高い革靴(20万円也)まで合わせてみたりして、盛り上がる盛り上がる。

一緒に来ていたBくんにもオシャレ熱は感染し、ふと気がつくとフェンディの美しいトレンチコート18万円也を試着しているではないですか。

これまた似合う!生地がうつくしい!シルエットも!きゃあ❤

Bくんは一瞬にして18万円をどこから調達するか、買った場合の今後の節約生活の計算、どの服に似合うか、このきれいさはどうだヤバいだろってもうめくるめく採算と欲望と恍惚感に包まれていました。

3人とも頬を上気させながら、無事にAくんのスーツを購入。裾が短いのでお直しにちょっと費用が掛かったけれど、それでもお買い得なお値段でゲットできたので問題は全くなし!

いや本当にもうジャケットの胸元に薔薇でも刺して歩いてもらい勢いです。美しいAくんなので、そこまでやってもギャグなのか本気なの定かではない感じがまたよろしいのではないでしょうか。

女はもちろんですが、男もお洒落したらいいのです。

無難に無難に…
いえいえ、僕なんてそんな着飾るほどの人間じゃないっす
無理っす
ぶちかませないっす…
烏合の衆で充分です、恥ずかしいっす
なのかどうか知らないけれど、お洒落な男の子、減りましたよね。

たとえばチャック・バス ↑
アメリカの海外ドラマ「ゴシップガール」に出てきた超お金持ちの御曹司、これで22,3才の設定です。ポケットチーフ使う23才とか今どきあり得ないし、ドラマの中でもかなり異質な存在だったけど、カッコいいんです。低い声でボソボソボソと囁く感じも(俳優さんはイギリス人)。

超ドレッシーに着飾った男が東京にいちゃ悪いって法案なんて可決されてないんだから、どんどん着飾ったらいいのに。Aくんのお買い物同行により、東京の男子全員に訴えたくなった次第です。

とりあえずAくんにはガンガンに攻めてもらうことにしました。東京でグレイーのスーツを着た伊達男がいたらAくんなので、「杉本さんのお友達ですか?!」って声かけてみてくださいね笑。
※人違いでも責任は取りません♪



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