銀子の方がかわいいよ

先週は変な夢ばかり見た。お気に入りを一つ紹介します。

女優の能年玲奈さんと彼女にそっくりな妹役の架空の女の子(銀子)が主人公という夢だった(夢の中の私はテレビの中の彼女たちを見ている感じ)。
断片的で場面展開も設定もメチャクチャだけど、能年さんが叫んだ言葉とラストシーンの銀子の表情が妙に印象に残っている。

○銀子
銀子は白い地味なワンピースを着て、彼女の母親とホテルのラウンジのような場所にいる。すると、銀子の姉である能年玲奈が漆黒の煌びやかなドレスを着て控室から出てきた。銀子は姉を見たとたん顔を歪め、泣きながらラウンジを飛び出してしまう。能年玲奈はそんな銀子に
「銀子のほうがかわいいよ!」と叫ぶ。

場面が変わり、銀子は飛び出した先で桜並木の美しい川辺にたどり着く。そこには卒業式の帰りらしいかわいい袴姿の女の子たちがいた。彼女たちとすれ違う時銀子は泣き腫らした顔で「あーあ、私もあんなの着たかったなあ」と呟く。

という夢だった。

夢の中の私は銀子の境遇や気持ちを隅から隅まで理解することができていた。夢の中だけで理解できていたことで、言葉にするとしっくりこないためここには詳しく書くのは控えることにする。

あの姉妹は複雑な感情で結びついていた。銀子は性格が合わないため姉に心を開いておらず、普段から話もしないけれど強く執着していた。銀子はそんな姉の晴れの場に参加するのがずっと憂鬱で、実際に美しい姉の姿を見たらたまらなくなって逃げてしまったのだ。そして、銀子は姉に叫ばれた言葉をずっと心の傷とともに仕舞い込んでこれからもいきていく…というような設定だ。

話は変わるけれど、私は姉妹に憧れがある。友人の姉妹エピソードを聞き、「お姉ちゃん(妹)いるって良いなあ」と言って「そんな良いもんじゃないよ」と返されても、やっぱり羨ましいと思う。この夢を見てからますますそう感じた。どの姉妹にも独特の強い結びつきがあるように思う。

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