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パジャマ

付き合っている人の家に入ると、散らかっている時と片付けられている時がある。散らかっている時、自分が元気であれば少しだけ片付けをする。洗濯物を畳んだり、シンクの洗い物を片付けたり。帰ってきた彼が「忙しくて、片付けありがとうね」と言ってきたら「お互い様よ」なんて返してから一緒にご飯を食べる。 部屋が散らかっているのに、私の洗濯物だけがきちんと畳まれて置いてある時もある。それは大抵私のパジャマで 「はい、帰ってきたらちゃんとお風呂に入って、これを着て待っていてね」 と言わんばかり

    • 明日は良い日になるはずさ

      私はかなりタフな方だと自認していたけれど、最近は参ってしまっている。距離を置いていた同期がやけに親しげに話しかけてくるようになったからだ。 正直、嫌なやつとわかっていても優しい言葉をかけられるとすごく嬉しい。その気持ちのまま笑顔を作って心を開いて話がしたい。でも、相手が優しくしてくる時は何か思惑がある時で、2人きりの時は目も合わせようとしないのはもう分かっている。声をかけられたら口角をむりやりあげて、一言二言だけ返してすぐ業務に戻る。人を素直に信じられないのは辛い。 別の

      • 大丈夫だよ

        同期女子とうまくいっていない。 最初はノリが合わないだけだし…と考え、普通に付き合って(挨拶したり一緒にお昼ご飯食べたり)いたが、馬鹿にされ始めているのがわかったので全員シカトすることにした。 同期の中でもA子は暴言を吐いたり挨拶を無視したりなど特に悪意を向けてくるので、睨みつけたり舌打ちしたりして対抗していた。悪意に悪意で返すなんて…って思っていたけれど、A子が大人しくなったので気が晴れた。ついでに誰からも話しかけられなくなった。今は表立って馬鹿にされることなく、飲み会はず

        • 夢を見るとき

          大学1年の冬ぶりに体調を崩し、丸1日中寝ていた。 変な夢をいくつか見たのでご紹介する。 ①ラッパー訓練 会社の同期それぞれチームを組み、音楽グループを結成することになった。私は上司に指名され、同期複数名とラッパーユニットを組むことが決定した。私が流暢なラップを吐き出したらきっとみんな驚くだろう…とほくそ笑んで訓練会場に向かう…という夢だった。 ②夜中の逢瀬 恋人が夜、突然布団の中に現れた。ひょんなことから親にバレてメチャクチャに叱られる。母は激昂しており、「あなたに嘘をつ

          思い出がいっぱい

          ここ数ヶ月で色々なことがあった。 いろんな人との出会いがあって、嬉しいこともときめくことも、しんどいことも山ほどあったのに、何一つ文章として書き留めておくことができない。もっと時間が経ち、今の私を未来の私が眺めた時、何かしら書くことができるのではないかと考えている。 ところで、人に優しくして優しくされ返すのってすごく胸が踊ることだと思う。私は子どもの時からそんな当たり前のことができなくて、私のことを気に入った友達に遊びに誘われても放っておいて泣かせてしまうような人間だし、大

          思い出がいっぱい

          土曜日

          午前中は前髪を切りに行った。切りに行くのが面倒でずっと伸ばしていたけど、目に入るのが耐えきれずついに切ってしまった。短くしたら視界が明るいし、自分に似合っていて嬉しくなった。帰宅してあんずボーを食べてダラダラする。 午後はブラインドタッチの練習をした。タイピングが速くなるよう、最近は「ひよこでもできるタイピング練習講座」なんて顔から火が出るような名前のサイトを使ってぽちぽちやっている。会社の休み時間中にやっていると同期に馬鹿にされるけど、恥をかいても取得したいので頑張ってい

          銀子の方がかわいいよ

          先週は変な夢ばかり見た。お気に入りを一つ紹介します。 女優の能年玲奈さんと彼女にそっくりな妹役の架空の女の子(銀子)が主人公という夢だった(夢の中の私はテレビの中の彼女たちを見ている感じ)。 断片的で場面展開も設定もメチャクチャだけど、能年さんが叫んだ言葉とラストシーンの銀子の表情が妙に印象に残っている。 ○銀子 銀子は白い地味なワンピースを着て、彼女の母親とホテルのラウンジのような場所にいる。すると、銀子の姉である能年玲奈が漆黒の煌びやかなドレスを着て控室から出てきた。

          銀子の方がかわいいよ

          congratulation

          大学の卒業式に出席した。 式典で印象深かったのは、高校までのそれとは違って別れの寂しさのようなものがなかったことだ。成績優秀者の表彰、学長の言葉、学生代表の答辞が行われるだけのシンプルで乾いた式だった。 私個人に関しては、嫌いな同期と式の時間が被っていたため終始ピリピリしていた。最後の最後までこんなことを考えている自分に呆れてしまう。 式が終わり、仲の良かった同級生たちと写真を撮った。私はポラロイドを持って行っていたので、いつもよりおめかしをした女の子たちの写真をたくさん撮

          congratulation

          同窓会

          部活の同期とご飯を食べに行った。 みんな引っ越してしまったので中学卒業以来の再会である。 居酒屋に入り、乾杯する前からわいわいと近況を話す。お酒が入ってからはさらに盛り上がった。私は下戸なので、一杯飲んだだけでただうなずくロボットと化す。みんなの話を聞いているだけで面白くて、お腹を抱えて笑った。最後に会ってから5年以上経っているのに、昨日も会っていたかのように楽しくおしゃべりができるのはとても不思議だ。 二次会はお店に入らず、公園に行った。 めいめいお菓子や温かい飲み物を買い

          卵焼き

          自分のことを1番惨めに感じたのは中学生の時、先輩に殴られて泣いて帰った夜のことだと思う。 先輩と私は親密な間柄だったけれど、いつのまにか拗れて、殴り殴られる関係になっていた。毎日サンドバッグみたいに殴られたり蹴られたりしていたというのに、嫌われるのが怖くて抵抗ができなかった。 私を殴る理由を教師に聞かれたとき、にやけながら「受験のストレス発散」なんてふざけたことを言う男に殺意も抱いていたのに、どうしたらこの愛憎入り混じる泥沼から抜け出せるのかわからなかった。 ただ「私が悪い

          ときめき

          春休みに入ってすぐ、部屋の大掃除をした。 小学生の時から残しておいたようなものも思い切って捨てたのでかなりすっきりした。 机の上にあるのはノートパソコン、置き時計、ラ・トリニテーヌの蝶番缶(手紙が入っている)くらいだ。 私の部屋はもともと北向きで薄暗いため、殺風景な雰囲気をしている。ただでさえ寒い部屋だったのに、ものがなくなったせいでますます寒々しく感じる。 部屋の中に色が欲しくてリースを飾ることにした。 調べてみると色々な種類がある。赤い実がついたかわいらしいもの、ユー

          ときめき

          私は好きだけどね

          「愛されてきた」ということに全く価値を感じないのは私が無自覚にそれを享受してきたからだということなのだろうか。 もちろん、交際相手に愛されていなかったら嫌だ。 でもそれはお互いに愛しているから成り立っているはずの関係がそうではないことへの不快感からのものだ。 万人から愛されなくても別に構わないし、友達が多いとか少ないとか今までの交際相手の数を気にしたことがない。 というのも、友人が自分はいかに周囲の人たちから「愛されているか」ということを主張する人だったからだ。 彼女は親

          私は好きだけどね

          元カレ

          元彼に連絡するべきか否かという話を聞き続けて15分ほど経った。 友達は去年の暮れに年下の彼氏と別れていて、彼女曰く彼を「ぞんざいに扱ってしまった」ことに日々罪悪感を抱えているらしい。友達もおらず、引っ込み思案な彼が今も自分の帰りを待ち続けているのではないかと心配だというのだ。 彼女の話を聞いていて、ある男を思い出した。 少しの間、気持ちのやり取りをしたけれど結局駄目になって、私から連絡を取るのをやめた人だった。 しばらくしたら彼からよく連絡が来るようになった。 こちらから

          ツーピース

          バレンタインデーの日の日記です。 バレンタインデーのお菓子屋は忙しい。 いつも混んでくると感じ悪い人なんかもくるから身構えるけど、今日だけは特別。みんなに少しだけ寄り添える。 ハート型のチョコやらチョコ味のケーキやらをたくさんの女の人たちが買っていく。お得意様のお客さんでも、いつもより商品を見つめる顔が真剣そうだ。 「このラッピング、赤いリボンにしてください」 「ケーキにハート型のピック刺してもらえますか?」 と言われたら、張り切って刺したり包んだりする。 もう少しで閉

          ツーピース

          満月だった

          今日の日記を書きます。 一応手書きでも日記をつけてるけど、昨日のを見返したらあまりに字が汚くてびっくりした。でも自分しか見ないから良いの。 朝起きてすぐバイトの準備をした。部屋の片付けは時間取れる明後日に回すことにしたから、部屋が散らかっててテンションが下がる。でもこれからどれだけ綺麗にできるかな?ってワクワクした。 バイト用の靴はローファーで、靴下がちょっとだけ見えるからあんまりダサい靴下は履きたくない。でも今日はちゃんとした靴下が見つからなくて、仕方ないからマリメッコ

          満月だった

          節分

           朝から部屋の掃除をする。もう卒業だし、と思ってこの際4年分の教科書もとっていたノートも思い入れのあるものを残して全て捨ててしまうことにした。たくさんあるけど内容に目を通すと全てに覚えがあって、勉強してたんだなあと少しほっとする。 気がついたら犬が部屋のヒーターの前を陣取っていた。寒いんやね。寒いんか?と声をかけて撫でると、喜んでるときの顔をしていた。  夕方からバイトへ行く。小さな洋菓子店だけど、それなりにいつも忙しく、老若男女がケーキを求めて店に来る。 みんなでお茶をし