大丈夫だよ

同期女子とうまくいっていない。
最初はノリが合わないだけだし…と考え、普通に付き合って(挨拶したり一緒にお昼ご飯食べたり)いたが、馬鹿にされ始めているのがわかったので全員シカトすることにした。
同期の中でもA子は暴言を吐いたり挨拶を無視したりなど特に悪意を向けてくるので、睨みつけたり舌打ちしたりして対抗していた。悪意に悪意で返すなんて…って思っていたけれど、A子が大人しくなったので気が晴れた。ついでに誰からも話しかけられなくなった。今は表立って馬鹿にされることなく、飲み会はずしされるくらいで済んでいる。

何もされなくてもいつも針の筵に立っている気分だ。同期たちと友達になりたいとは思ってないので、ノーダメージのはずなのに、なぜか会社に行くのがしんどい。
研修中なので仕事場に同期しかおらず、誰も話す相手がいないことは自分にとって予想外に辛いことのようで、毎日フラストレーションが溜まっていく。本当は同期たちの顔を見るたびにボコボコにぶん殴って全員の社用PCをぶち壊してその足で辞表を出してやりたくなるが、そこまでする勇気がなくていつも踏みとどまっている。

事情を知っている先輩と仲良しの友達たちに時々相談している。みんな優しくて、私が同期と馴染めない苛立ちや馬鹿にされた悔しさ、成績で見返すことができない不安を吐き出すたびに

「大丈夫だよ」

と励ましてくれる。

その言葉を聞くと、今のモヤモヤがどうにでもなる日が来るように思えて、安心する。

疑心暗鬼になっていて、先輩に同期の相談をしていると、私は同期の悪口を吹き込んで自分の評価を上げようとしているモンスターなんじゃないか、実は脳の機能が破壊されていて何もされていないのに被害妄想を抱いているだけなのではないかと不安になる。自分が信じられないのはとても辛い。
憧れだった会社に入社が決まり、やっとスタートラインを切ったところだ。こんなところで負けたくない。

実のところ、こんな大義があるから頑張っているわけではない。
金曜日の夜、一人暮らしのカレシの家に遊びに行って安寧の時間を過ごせることや、同じく新生活を頑張っている友達たちからのラブコール、仲良しの先輩が「負けるな」と言ってくれるから踏ん張っている。
好きな人たちが不安になっている私を応援して見守ってくれているから、バカ女たちにどんな言葉で馬鹿にされようと職場では強気でいられるのだ。
私のことを励ましてくれる人たちのことを胸にしまって、いつか自分のことも信じられるようになると願ってこれからもどうにかやっていく。


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