△ダンサー紹介(後藤ゆう)

lal banshees ムーンライトプールの稽古デビューをした日、モロッコビールで乾杯をして、帰りにほろ酔いでコンビニに立ち寄り。整然と並んでいた週刊文春が目に入り、購入を決意。わたしにとって、人生2冊目の週刊文春。これはやがてふっくらしてくる感じの本なので、なるべくペッタリしてるやつを選んで、レジに持って行った。
お会計をしながら、レジ横に積まれたワンピースの最新刊が目に入った。これを見つけたらすごく嬉しくなって、迷わず買ってついでにポテチも買っていた頃のことを思い出す。なんでわたしは今、ワンピースじゃなくて週刊文春を買っているんだろうと不思議な気分になって店を出る。
初めて週刊文春を買ったのは先月のこと、2月の2週目だったと思う。朝から静岡の実家に帰る日だったのだが、寝坊したのでダッシュで家を出て、駅の改札を通ると暇つぶしの本を持ってくるのを忘れたことに気がついた。新幹線だったらすぐだからいいんだけど、節約したいのと、鈍行でゆっくり帰るほうがなんとなく楽しいのです。それで駅の売店で、ピーナッツバターパンと、とっさに目に入った週刊文春を買うことに。バレンタイン間近の気配漂うピンク色で可愛かった。読んでみたら意外とハマった。様々の世の中を、垣間見ている。わたしは読むペースが遅い、そして集中力がもたないので、度々持ち歩きながら少しずつ読み進めていた。完読を目指していたのだけれど、先日訪れたメキシコシティのアパートの部屋のブックラックに、やめときゃいいのに、収納してしまった。置いてきてしまった。さよならマイファースト文春、アディオス!誰かが手にとってくれたら嬉しいなあ。
それで、3月の2週目に2冊目の文春を買ったわたしは、家にあるワンピースを久しぶりに読んでみようかしらとか考えながら家に着き、とりあえずベットにごろんしながら文春をパラパラとめくる。ふと、そうだ、爪を切ろう。と思い立ち。ひろげた文春の上で爪を切り、こぼれないようにそっと閉じてベットの傍に置き、稽古でほどよく疲れたからだはベットに深く沈み、深く深い眠りについたのであります。

どうでもいい切り口で自己紹介を書いてみようと試みましたが、自己紹介になったかどうか微妙です。ごめんなさい!はまりやすく飽きっぽい性格ではありますが、つづくものは続く。ダンスはつづいている。
2回目2年ぶりのlal bansheesです。辛く楽しく、いい出会いがきっとたくさんある!!!
どうぞよろしくお願いいたします。

photo:黑田菜月

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