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療養日記 2022年10月19日 『落ち着く場所』

 昨日書いた「地獄」の状態からはまだ脱することが出来ず。昨夜も睡眠障害で眠ること能わず。四時くらいになって漸く微睡む程度でまた一日が始まった。

 今日は母がペースメーカー定期健診のため施設から出て横浜医療センターに来る。施設からの送迎はあるが医療機関内でのケアは原則家族が行う。

 Covid-19感染は鎮静化してはいないために施設への面会は禁止されていて母と会えるのもこう言った時くらいに限られている。それもこれも世の中病気が蔓延しているのにも関わらす節操なく外出しやれ旅行だ消費だインバウンドだとそんな己の享楽にばかり固執している結果何時まで経っても公に解放されない場所もあることにさえ気がつかない。

 この自分勝手な社会風潮に取り残されざるを得ないマイノリティとして本当に言いたい。

💩浮かれすぎだこの莫迦共が

 そんなわけで凡そ一ヶ月ぶりに母と再会する。今日はレントゲン検査、心電図に健診と内容はそれほどのものではなくそれが済んでしまうと母はまた施設へと帰って行ったがそんな短い時間ではロクな話も出来ない。施設では読むものに困っているというので毎月文芸春秋を買って渡しているがそのくらいしかできなかった。

 次の定期健診は来年の話なのでもし面会規制が解除されなければその時まで母とは会えない。

 横浜医療センターで自分は二度の入院に三度の大手術をしたこともあり嫌な思い出ばかり。入院生活を振り返ると思い出したくもないし、一日も早く出て行きたかったそんな場所だ。しかも我が家からは近すぎて退院後も見たくないのにどうしても毎日見てしまう場所。

 それなのになぜが外から来ると落ち着く場所になってしまっていた。ここでの生活が長かったこともあるが、勝手知ったる場所だからというのも理由になっているのだと思う。

 全て用事が済んだのは午前中のことで、あとは用事があったり買い物があったりしたが日中は昨日からの地獄の続きのようなものだった。昨日に較べれば多少は良くなったのかも。それでもここで書くようなことでもない■


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