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植物にまつわる古道具

「人」と「道具」と「植物」は互いに補い合っている。僕らは生活の仕方やリズムが「人」によって違うから、自身に見合った「道具」を上手に選択し使いやすいように、まずは生活そのものを実用的に整えようとする。もちろん”それだけ”で生活は成り立つのだか、インテリアを扱う身としてはどうしても勿体無いと考えてしまう。
実用的に整えた空間が悪いとか、こういうモノを取り入れるべきだ!とかそんなことを言いたいわけでも、強制したいわけでもない。

ただ、「少し味気ない気がしない?」って考える時がたまにあって、シンプルな空間は憧れがちではあるけれど最初から引き算ばかりせず、まずは足してみることから始めたっていいと思う。足し切った後で自身の必要とか不必要とかを考えて「自分だけのゆとり」を少しずつつくってあげると、不思議と「いい空間」というものがつくれたりする。

イベントの話をしたかったのだが、完全に話が逸れてしまった。
足し切る。まではいかないかもしれないが、足したくなると思わせるイベントを考えてみた。僕が「どうしてもこの組み合わせをしたインテリアを提案したい!」と強く願っていたところ、たまたまいい繋がりができて、そのイベントの話に乗ってくれる方が現れ、実現することができた。

「人」と「道具」と「植物」は互いに補いあっている、と最初に述べた。
その中で「道具=古道具」「植物=ドライフラワー」という部分に絞り、道具としては機能しないものに華を添える。そんなインテリアを考えた。

結果添えただけでしょ?って考える人だっているかもしれないけれど、添え方一つで最早ただの鉄屑と言われても仕方がないようなものだって、インテリアとして存在感(価値)を見出すことができる。「最初からそのために存在していたんじゃないか」って思うくらい飾りたくなる気持ちにさせられるだろう。しれっとハードルを上げたけど、「古道具とドライフラワー」それぞれが経年変化してきた色合いや質感は唯一無二。

生花とは違い、新鮮で明るくて、生き生きとした生命力を感じることは難しいだろうが、淡く、脆く、優しく、乾燥してできた硬さは力強く、変化することなく留まり続ける。その姿に少し勇気をもらうことだってあるし、なんとなく心に「飾る」という習慣ができたようでゆとりをここの中で持つことができる。

初めての取り組みで不安ではあるけれど、誰かにとっての心地いいイベントになってくれることを願って皆様お待ちしております。





【イベント詳細】
古道具キミドリ × Lily's Diary さんによる初のコラボイベントを開催します!
Lily’s Diaryさんのコンセプトにある「植物にまつわるモノ」に因んで、
スタッフ厳選の古道具とドライフラワーを販売します!

蔵側の建物中央あたりで特設エリアを設けます!”まだ一度”もお客様のお目にかかっていない古道具も販売予定。
現在、実店舗を持たないLily’s Diaryさん、イベントでしかお目にかかれないこの機会にぜひ、古道具キミドリへお立ち寄り下さい!

開催場所:古道具キミドリ(広瀬町)
開催期間:4月27日(土)~5月6日(月祝)
営業時間:11時~19時

※注意事項
※特設コーナー当店蔵側(梁のある酒蔵)にて販売いたします。
※ドライフラワーのお会計はPayPayのみ対応可能です。
※ドライフラワー、古道具ご購入後の返品交換は出来ません。

また、イベントに関してのご質問は当アカウントへDMもしくは古道具キミドリ(広瀬町)へ直接ご連絡にてお問い合わせください!



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