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アイガーチェアという概念。


入荷した時から「この椅子はかっこいいなぁ」と思っていたけれど、毎日用もないのにじっと見てしまう(仕事しろ)。店内には腐るほどかっこいい家具が他にも溢れているのに、僕の世界では何番目かに美しい存在だ。

アームから脚部にかけて流れるように曲げられた曲木技術。これでもかと言わんばかりの曲げ具合は技術の賜物といえよう。テーパード気味にキュッと締まった脚元は特に美しい。

縁側へそっと佇む姿が僕には容易に想像できてしまう。
他を寄せ付けない雰囲気かと思えば、ジャンルに縛られていない実にシンプルなデザイン、だからゴリゴリの英国ヴィンテージとコーディネートしてもうまく馴染みそうだ。家具はこういった想像を頭の中で楽しむことができるからいいよなー。

こういった想像を誰かに話して共感してもらうことが稀にあって、僕の考えを受け入れてくれた!と、言葉にしがたい嬉しい気持ちでいっぱいになる時がある。”共感”というより”共鳴”か。


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