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Grasshopper専用構造解析コンバーターEELを公開させてもらって3か月たちますが、国内だけでも100人以上の方に利用してもらい、構造設計のボトルネックである構造解析モデルの作成が少しでも解消されつつあるのではないかと思います。私もいろんなユーザーさんを訪問し、1日かかったモデル化が10分で終わったとか、これを使えば短期間の設計の作業ラインにのるなど、喜びの声を頂きつつ、開発のヒントもいただき、これからもさらに進化させていきたいと思っております。

さて、Grasshopper専用構造解析コンバーターEELの試用版が2019.3.31をもって期限がきれて、使用できないようになります。(現状、ライセンスをかけたり、food4Rhinoにもアップできないのはある諸事情がある故でして、ユーザーさんの何人かにはお話ししておりますが、使用が煩わしくて申し訳ございません。)

バグ修正も含めて修正版をHPにアップロードしましたので、お手数ですが再度フォームに記載の上、ダウンロードお願い致します。

プログラムの追加は以下の通りです。

1. 重複判定の切り替え機能を追加
大量のメッシュやラインデータを入れると重複処理にかなり時間がかかるので、切り替えできるようにしました。

2. ユーティリティ-断面表示コンポーネントを追加(H, □, 〇, L, T, C)
Lineを入力すれば表示されますので、単独もご使用いただけます。オフセットに関しても両側で変えられるようになっています。


バグ修正は以下の通りとなっています。

1. 梁要素で、一般要素、トラス要素、圧縮専用要素、引張専用要素の不具合を修正。
2. トラス要素、圧縮専用要素、引張専用要素出力の不具合を修正
3. 重複判定の不具合を修正(重複判定ができておりませんでした)
4. 各コンポーネントのパラメータ自動入力生成の誤作動を修正

期限は2019年6月30日になっておりますので、使用の際は期限に注意しながらご利用ください。今回はマイナーバージョンアップですが、次回は構造解析機能やその他出力(プレカット、STBridge)も対応できるようにしたいと思います。振動解析コンポーネントNamazuも早いうちにアップできればと思います。

ちなみに今回バージョンでもライセンス費用は発生しませんので、無料でご利用いただけます。ただし、本コンポーネントの二次利用や再配布、商用利用は認めておりませんので、ご注意ください。

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