見出し画像

「Lancer of the Year 2023」イベントレポート~受賞者トークセッション①『新卒フリーランスという働き方』~

「新卒フリーランス」として新しい働き方を実践して体現されてきた受賞者の3名をお迎えし、ランサーズ取締役 執行役員 COO曽根の進行のもとトークセッションを行いました。

▼ご登壇は「新卒フリーランス」として活躍されてきた受賞者3名

佐藤千聖様
1年前に大学を卒業し、フリーランスとしてキャリアをスタート。グラフィックデザイナーとして働きながらアーティストとしても活躍。「新卒フリーランス」としてデザイナーとアーティストという 2つのキャリアをつなげ、新しい働き方を体現されている。
ランサーズアカウント 
Twitterアカウント

小国風也様
新卒で一度経営コンサルティング会社に勤務後、ライター兼動画編集者へ転身。登録間もないながらも複数のクライアントから継続案件を獲得していること、過去の経験を現在の仕事につなげ、挑戦されている。
ランサーズアカウント
 ・Twitterアカウント

中新大地様
コピーライターとして「地方 ×フリーランス」の可能性を模索しながら、自らのキャリアを開拓。大学卒業後フリーランスの道を選んだ「新卒フリーランス」で自らがロールモデルとなってフリーランスの活動を広げていることや地方で働く人のバトンをつないでいる。
ランサーズアカウント 
Twitterアカウント

※イベントはYouTubeにアーカイブとして残っておりますので、見逃した方でも下記URLよりご覧いただけます!ぜひ本記事と合わせてご覧くださいませ。https://www.youtube.com/live/ORRqSD-Sq4o?feature=share

「放牧スタイル」親が背中を押してくれた

ーなぜフリーランスという働き方を選んだのか?

佐藤さん)1つは、大学時代からデザインのお仕事をいただいていたこと。2つ目は周りに動画編集者兼翻訳家、経営コンサル兼ライター兼デザイナー、のような多様な先輩が多く、興味を持ちました。また、先輩フリーランスをみているとあまり肩書きにこだわっている人がいなかったんです。、自分が何者か、よりも何が出来るか、何に貢献できるかを考えている人が多く、好きなことを追い求めた結果、スキルが身について仕事に繋がっているという風に感じたので、私もそんな大人になりたいなって思いました。

曽根)肩書きに捉われない働き方に自分自身もチャレンジしたいと思ったんですね。小国さんはいかがでしょうか?

小国さん)一番は仕事を辞めた所が大きいと思います。自分のペースで良いものを生むことにコミットしたかったのと、大学の時に小説を書く勉強をしていたので、文章に関わる仕事がしてみたいと思って繋がったのがフリーランスの道で、ランサーズでした。親がすごく背中を推してくれたところもあったのでフリーランスでやってみようと決めました。

曽根)親が背中を押してくれたってことですが、中々フリーランスとして個人で自分らしく働くことが認められていない部分ってあると思うのですが、最初どんな反応でしたか?

小国さん)あ、もうやってみたらいいんじゃない?という感じで、今親も北海道で牧場をやっていて、元々父親が自分でやりたいといって始めているので「自分も好きにやってるからお前も好きにやればいい」みたいな形で背中を押してくれましたね。まさに「放牧」ですね。

曽根)「放牧スタイル」1つキーワードが出てきましたが、中新さんはどうでしたか?

中新さん)1つは中学校の頃から母子家庭になった事が関わっているかなと思います。小さいころから両親共働きで、寂しそうな弟たちを見ていて柔軟に働くことが出来れば子どもとの時間もとれるのかなと思っていました。もう1つは大学卒業で就職を考えたときに地方だと働く選択肢が限られていると感じました。どうしたら選択肢を選べるのかと思った時に自分がロールモデルになろうと思い「新卒フリーランス」としての道を選びました。

曽根)中新さんは8年前に新卒フリーランスとして活動開始しているわけですが、最初決めたのはどういう瞬間だったんですか?

中新さん)やっぱり周囲が就職に焦り始めた時ですかね。周囲が急ぎ出すと本当に自分これでいいのかと悩む時期がありました。先ほど「放牧」ってありましたが、まさにうちの母も『うちは放任じゃなくて放牧だから!』とずっと言っていて、生きていけるんだったら何でもいいと最終的に背中を押してくれたのが大きかったです。

曽根)再び「放牧スタイル」出てきましたが、佐藤さんのご両親はどうでしたか?

佐藤さん)うちは母と父のタイプが真逆で、母は「放牧スタイル」ですが、父には反対されましたね。ただ、自分がやってきたグラフィックデザインの仕事やモーショングラフィックスの動画などの成果物を見せて私はこういう仕事をしていて、これだけお金をもらっているということや、今後のビジョンを見せて決意を表明しました。

YouTube配信でも共感するコメントが、、!


「セルフプロデュース」や「発信」が大事

ーフリーランスとして働く上での苦労・挑戦・良かったこと
曽根)この中では一番先輩ということで中新さんいかがでしょうか?

中新さん)やっぱり新卒フリーランスで働く人は周りにはいなくて、相談できない、自分は社会においてどういった価値があるのか、なにを提供できるのか、など比べる対象がいなかったので、溺れながら右往左往してる感がやっぱりツラかったです。

曽根)どのようにして突破されたんですか?

中新さん)発信が大事だと思っています。Twitterを開設して同じような仲間を探しましたし、新しい働き方LABでコミュニティマネージャーをするようになって、意外とフリーランスって身近にいるし、自分と同じように悩んでいる人もいっぱいいることに気づきました。その段階で気持ち的にも楽になり、仕事の幅も広がるようになりました。

小国さん)実績がないこと経歴的に説得力がないので最初は苦労しました。なので経歴の部分をもっと後ろの小学校の時の経験を紐づけて考えました。小学校から12年間野球をやっていたので、野球の記事を書いたときにSEO1位、2位表示の記事を複数本掲載できたことが1つの説得力になり、そこから全然違うジャンルのお仕事をもらえるように繋がっていきましたね。

曽根)なるほど、ある意味尖ったと言いますか、これまでの経験を掛け合わせてこの実績、訴求に繋げていかれたんですね。佐藤さんはどうですか?

佐藤さん)良くも悪くも企業に務めたことがないので、クライアント目線ではちょっとマイナスイメージが先行してしまうんですよね、すごい実績を持ったライバルも多いのでどうやって自分を売りだすかという点ですごく悩みました。

グラフィックデザインのお仕事だとフリー素材を使われることも多いのですが、私はイラストが描けることを活用して、『フリー素材は使いません、自分でイラストを描いて、制作します』と言ったり、あえて「新卒」を売り出して、自己プロデュースみたいなことをしました。

やってきたことが「つながり」、新たな挑戦が生まれる

曽根)中新さん、先ほど地方について仰っていましたが、地方のロールモデルとなるという所も含めて挑戦されていることを伺えますか?

中新さん)地方だと「新卒でフリーランス」は目立つ働き方です。しかし、地方でも働き方を変えたいと思っている方や企業は結構いて、教育の分野にもそういった考えがだんだん浸透しつつあります。地元の高校や自分が通った大学などでキャリアに関する講演をするようになり、これまでやってきたことなどを伝えるというのは1つの挑戦として実践している最中です。

曽根)ご自身がロールモデルになるという所で、登壇だったり周りに広めるということを始めて行かれたんですね。小国さんいかがですか?

小国さん)SEOの記事が書けるようになったタイミングで、ライターの講師をやってもらえませんか?という声がかかり、講師を始めたというのが挑戦です。今現状30名くらいの方にライターのノウハウをお伝えしています。

曽根)仕事をするだけでなく、伝えることでより吸収して自分のスキルアップに繋げるチャレンジをされているんですね。佐藤さんいかがですか?

佐藤さん)これまでフリーランスデザイナーを専業としていたんですが、8月くらいからアーティストとして活動していて、ある大型フェスのライブペインティングの出演がきっかけでアーティストとして有名になりたいという想いに向けて挑戦しています。

曽根)よかったことは?

中新さん)妻が妊娠中なのですがフリーランスだからこそ、柔軟に働けているので病院の付き添いだったり、買い物など家族を支える時間がとれることが魅力かなと思います。

小国さん)自分の時間をとれることが大きいです。また、喜んでいただけていることを直接受け取れることがすごく大きいです。スピーチ原稿一つにしても自分がした仕事に対する感謝を得られることがやりがいに繋がっています。

フリーランスを目指す方へメッセージ

中新さん)自分はこんなことができる!と言う方が多いのですが、その先にどんな価値があるのかをクライアントさんに「言語化」して説明できるようになると、信頼感や依頼イメージに繋がると思うので、ぜひそのことを大事にしてほしいなと思います。

小国さん)僕は第2新卒でフリーランスですが、自分がやりたいこと、迷っている事がある中で、こうしたフリーランスという選択肢があるという所と、ランサーズやコミュニティで繋がりは沢山得られるので、どんどん使っていってほしいと思います。

佐藤さん)新卒フリーランスはまだまだ世の中的には抵抗のある事じゃないかと思います。今の学生は誰もがコロナ禍の学生時代を経験していて、違う価値観を持っているからこそ今はないような新しい働き方が生まれていくと思います。自分がやってみたいことに挑戦するのが一番楽しいので、ぜひ一歩踏み出して頂きたいなと思います。

曽根)新しい働き方のロールモデルを体現しているお三方を招いて、改めて学びだなと思いました。地方との繋がり、仲間とのつながり、過去の自分とのつながり、色んな苦労もある中である種サバイブしているんだなと思いましたし、こうしたロールモデルができたことに我々自信も嬉しいなと非常に思いました。

さいごに!
ランサーズでは一緒に働く仲間を募集しています!
SEOマーケター
SRE
サーバーサイドエンジニア
人材エージェント

(おしまい)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?