食とコミュニケーション

孤食っていう言葉を初めて聞いた時それほど驚きはなかったけれど、それは自分が特に朝夕、孤食状態であるからであって、でもよく考えるとやっぱり問題だなぁと考え直す。

子供にしても大人にしても。

あるアニメでは三世代で食事をしてる風景が写されて、そこでは子供たちが学校で起きたことや、親が職場で起きた話を聴かせる様子がうつされていて、ひとりの発言に対して周りが意見を言って、いろんな考えがあることを知ることが出来たり、そうだったんだね、と時に共感する様子がみられる。
 
自分も小学校低学年頃までは似た様な環境で食事をして、それこそ長机をだして親戚一同で食事をしていたけど、今はせいぜい多くて6人くらいの友人との食事が年に1.2度あるかどうか。

実験をしたわけでは無いけど、より沢山の人と会話をした経験の有無で将来的に物事の捉え方や考え方、人との接し方が変わると思っていて、その環境の一つに食事での会話も大きなウェイトをもっているんじゃないか。

一人っ子であったり、鍵っ子で両親とも働き、はたまた母子家庭や父子家庭で物理的に子供が一人で食事したりする人・環境に対して、どうすれば良いかまではなかなか難しいけれど、でももしそういう環境があった場合は、特に一緒に食べる時だけでも、顔を合わせて話をしたり聴いたりすることが必要なんじゃないか。

時に忙しくてかきこんで食べないといけないことがあっても、やっぱり食事は楽しいものだし、笑顔になれる空間だし、相手を知るための時間に活かせると思うから自分自身も孤食であろうと大切にしないといけないなぁとおもう。なんだか反省。

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