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4分割のパーソナルカラー診断結果に納得していたけど、16タイプの診断を受けてみたらよかった話

先日、下記の記事でも触れている通り、16タイプのパーソナルカラー診断を受けてきた。

初めてパーソナルカラー診断を受けたのは十数年以上前、その頃は当たり前のように4分割の診断しかなかった。診断結果はウィンター、素人目にもウィンターのドレープを当てると顔が明るく見えるので、結果自体には全く疑いを持たなかった。ただ、ウィンターの色といえば、真っ赤、フューシャピンク、ロイヤルブルー…いくら似合うと言われても日常的に取り入れるのは難しそうな色が多い。戸惑う私に、アナリストさんは、小柄なので全身黒でまとめるよりもシャーベットカラーとグレーの組み合わせの方がいいとか、ウィンター以外の色でもブルーベースなら似合いやすいなどのアドバイスをしてくれた。

診断後、それまで派手だと思って全く選択肢に入っていなかった色が急に“自分の色“と思えるようになり、視界に入ってくるようになった。いかにもウィンターという色のものを買ってみたりもした。でもやっぱり色の印象が強すぎる気がして、時がたつにつれて、私のクローゼットは白、ネイビー、グレー、青の服で埋まるようになった。青みがあればいいよねと、時々水色やラベンダーの服を取り入れるぐらい。自分にばっちり似合う色もそこそこ似合う色も分かっているし、色についてはこんなものかなと長らく思っていた。
その後、自問自答ファッションを始めて自撮りが増えた結果、自分なりに似合うと思う色がはっきりしてきた(詳しくはこちら)。今回はその自分なりの検証がどうだったのか確かめたくて受診を決めた。

Twitterで以前からお見かけしていたみぞれさん(https://hisuido.amebaownd.com/)にお願いすることにした。
初めて行く場所だったけど、丁寧に道順を教えてくださって迷わずたどり着くことができた。サロンに入ると大きな窓から光がさしていてとても明るい感じだった。後で知ったのだけど、北向きの窓から光の入る午後に診断するのがベストらしい。
まずアンケートに今までの診断歴や好きな色、身に着ける色、なりたいイメージなどを書いていく。私はTwitterから申し込んでいたので、自問自答ガールズだということがバレていて(^^;)話が早かった。ただ、その時はシン・コンセプトはほぼ固まっていたものの、クイックコンセプトがまだ降りてきていなかったので(そしてこの記事を書いている現在もまだ降りてきていない💦)、ガールズにはこういう診断など受ける機会があればぜひそれまでにクイックコンセプトを考えておくことをお勧めしたい。もちろん診断される方もプロなので、ぼんやりしたイメージやとても長いコンセプトからでもくみ取っていただけるけど、何よりも自分の気が楽だと思う。

そして16タイプのパーソナルカラー診断について説明を受けてから、実際のドレープをあてていった。
最初はドレープをあててもどちらが良いのかよく分からないような気もしたけど、色別に各シーズンのドレープをあてているうちに分かるようになってきた。
私の場合、黄みのある色は顔が黄色くなる。くすみのある色は顔もくすむ。すごく分かりやすかった。といいつつ、一番分かりやすかったのは有彩色ではなく、黒と白かもしれない。黒は真っ黒がいいし、白は純白がいい。予想通り、4シーズンは冬だった。

そこから今回の診断の本命、16タイプの中のどれになるのかに診断が移った。4つのうち、2つは割とすぐにないかなという感じになったが、残り2つはなかなか難しかった。じっくり見比べた結果、1stはビビッドウィンターということになった。こちらも予想通り。でも、予想通りだったのはここまででだった。まず驚いたのは2ndがなかったこと。鮮やかさが何よりも大事なら、ビビッドスプリングが2ndに来るのかななどと勝手に予想していたけど、私の場合は違った。
似合う色の特徴として書き出していただいたものを見るとその理由が何となく分かってきた。鮮やかさが1番大事で、ほぼ同じぐらいに大事なのが澄んだ色であること、そして青みもかなり大事で、1番真ん中に近いのが明るさだった。鮮やかさが群を抜いて大切ならビビッドスプリングの色もいけるだろうけど、青みもまあまあ大事なのであまり似合わない。とは言え、青ければ青いほどいいわけでもないので、サマーの色だとくすみが気になる。結果、ベストドレープは上の写真のようになった。2ndなしのビビッドウィンターだから、いかにもウィンターっぽい色が得意ということのようだ。

驚きはそこにとどまらなかった。メイクの色についても教えていただいたのだが、そもそもメイクはあまり得意じゃないし、前回のカラー診断時もメイクのことはほとんど聞いていない。ほぼ知識がない状態で臨んだのだが、まず口紅はしっかり色味をと言われびっくりした。目がはっきりしている方なので、口まで力を入れるとやりすぎかなと思っていたのだ。そして、チークはなくてもいいぐらい、入れるとしてもほんのりと言われ再度驚いた。顔色が悪く見えがちなので何はなくてもチークは必須と思っていたのだ。後日、口紅の色味をはっきりしたものにしてみたら、本当にチークがいらないと感じて、今まで正反対のことをしていたことがよく分かった。
他にもキラキラというよりギラギラといった感じのグリッター入りのものを見せていただいてこんなに激しいものもいけるんだと驚いたりしていたのだが、みぞれさんがさらりとおっしゃった一言に私は固まることになる。
「アイライナーはリキッドの黒で、ぼかさないでくださいね」
「アイライナーはリキッドの黒で、ぼかさない…?」
衝撃のあまりオウム返しをしてしまった。ナチュラルメイクなら黒より焦茶とかのペンシルで、ぼかした方が自然なのでは…?
「あるものを強調する方が自然です。ぼかすのは逆方向(衝撃のあまり正確な言葉を覚えていないので意訳)」
自分が持っていた”自然”、”ナチュラル”の価値観がひっくり返された瞬間だった。
その後、アドバイスを参考にして、あまり色味はないけどしっかりラメが入っているアイシャドウを塗り、黒のリキッドライナーで細いアイラインをひき、はっきりした色味のリップを塗って、チークを塗らないようにしてみたら、鏡の中には以前よりよっぽど”自分らしい”と感じられる私がいた。
「ナチュラルにするにはこう!」と言われていて当然のことのように信じていることでも、必ずしも自分に当てはまるとは限らないことがよく分かった。色についてもそう。似合う人が身に着けたら肌がソフトに見えるというくすみ色は、私があてると疲れているように見えてしまう。ウィンターの色のものは単体で見ると派手に見えるけど、実際身に着けると派手な感じはしない。

これだけ細分化されている(16タイプに加えて2ndのあるなしまで考えたらもっと細かい)からこそ、人はそれぞれ本当に違っていて、他の人へのアドバイスが自分にとって有用とは限らないことがよく分かった。そして、不意に見る鏡や写真の中の自分を見て分析することはある程度役に立つけど、それでも残る思い込みもある。だからこそ、いつもフラットでいたいし、変わっていける自分でありたいと感じさせられた診断だった。







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