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GW台湾滞在記(前編)新北、桃園、西門

 こんにちは!Mikiです!『コロナ明け初めて台湾に行った話』では出発前日に緊張と不安でよく眠れない中なんとか空港に着き、台湾ではesimの設定でバタバタしながらも無事に伯父3に再会。空港から伯父3の車に乗って、ドキドキの1日目がスタートです!

今回の登場人物

  • 伯父3:母の3番目の兄。現在は故祖父母宅の家に住んでいる。

  • 阿姨:伯父3の妻。

  • 孫くん:阿姨の孫。たまに伯父3夫妻で預かっている。

1日目 餃子、小さな男の子、新北(滞在先)

伯父3の車には伯父3の妻(以下=阿姨*)とその腕に抱かれている小さな男の子が乗っていました。

え、誰…?

助手席に座りながら色々考えていましたが、まずは伯父3にお礼と近況報告。
ちょっと緊張したけれど、思いの外ちゃんと出てくる中文。言いたいこと言えるし、聞き取れなかったら質問できるし、簡単な意味にしてくれたのも聞き取れるし、あ、これなら大丈夫そうとほっと一息。軽い冗談も交わしながら毎年帰省していた故祖父母宅、現伯父3夫妻宅へ向かいます。

*阿姨(ㄚ ㄧˊ/ ā yí)アァイィ
母方の伯母/叔母さんのこと。年齢的な「おばさん」としても使える。正確には舅媽(ㄐㄧㄡˋ ㄇㄚ / jiù mā)だが、伯父2の奥さんをそう呼んでいるので阿姨と呼ぶことになった。

餃子と小さな男の子

 伯父3に「何食べたい?」と聞かれた私は勢いよく「餃子!」と答えました。
そう、何を隠そう餃子が好きなのです。水餃子はもちろん棒餃子も大好き。
八方雲集というお店に連れて行ってくれました。

食べたい餃子の横に個数を書いて注文するスタイル

これこれ!注文を紙に書いて渡します。
小菜*は冷蔵庫から自由に取るこの感じ!!
帰ってきたなあと思いました。美味しかったです。

*小菜:日本でいう小鉢のようなもの。ピータン豆腐やもやしナムルなど様々ある。

食べかけですみません…。冷めないうちに食べたくて…。

 さて、気になっていた小さな男の子の正体は、阿姨の孫(以下:孫くん)。車に戻る時に伯父3が説明してくれました。親御さんが忙しい時などたまに預かっているのだそうです。
私から見ると『いとこの息子』にあたるので、甥っ子というところでしょうか…?親族関係の名前は本当にややこしいです…。
 孫くんはまだ2歳にもなっていないらしく、言葉が出始めた赤ちゃんという感じ。最初は警戒心MAXだった孫くんも餃子を食べ終わる頃には私にちょっかいを出すようになって、ちょっと距離が縮まったかな、なんて。
控えめに言って可愛い…。

よちよち歩きが可愛い💕

お昼寝?と夕食

 ついに家に到着!(今回の滞在先である故祖父母宅、現伯父3夫妻宅は台湾の新北市にあります)伯父3が「朝早かったから少し寝たら?」と言ってくれたので、お言葉に甘えてお昼寝することにしました。
出発前日も不安で眠れず、当日も朝早く出て緊張で電車の中でも飛行機の中でも眠れなかったせいか、あっという間に寝てしまいました。

…起きたらなんと18時!!時計を見てびっくりしました…途中何度か目が覚めた気がしなくもないのですが睡魔には勝てず、、、身体的にも精神的にもよっぽど疲れていたのでしょう…
伯父3にも「やっと起きた!もう夜寝れないんじゃないの?」と笑われ、「そんな気がする〜」と答えながら、食卓につきました。今夜は阿姨が夕食を作ってくれました。
なんだか懐かしい気持ちで、それぞれのおかずを指差して聞いていきます。

「これは大陸妹*でしょ?これはワンタン!」
伯父3「そうそう、よく分かるねー」
「前もよく食べてたもん。このお肉はなんていうの?この魚は??」

どれも本当に美味しかったです。ごちそうさまでした!

*大陸妹(ㄉㄚˋㄌㄨˋㄇㄟˋ/dà lù mèi):
レタスに似た葉野菜。

 美味しい夕食も食べ終えたところで、伯父3に明日の予定を告げられました。
「明日は7:00に出て桃園に行くから、6:00に起きるんだよ!」

朝早く起きて桃園?一体何をしに連れて行かれるんだ?
と疑問に思いながらも、まあ今回は一人旅で予定ガバガバだし、連れて行ってもらう立場だし、流れに身を任せてみよう〜と特に気に留めず早めに就寝(ちゃんと眠れました笑)。

2日目 桃園 筍採り??

朝ご飯〜出発

 6:00。ちゃんと時間通りに起きて支度をします。
朝ご飯は伯父3に着いて行って一緒に買いに行きました。コロナ前にもよく行っていたお店です。
伯父3はお店の壁に貼られたメニューを指差し、
「分かる?読めるよね?どれ食べる?」と私に聞きます。
まあ確かに?サンドイッチとかハンバーガーとか分かるけど…なにせ種類が多い!
私はメニューから選ぶのを諦めて、"いつもの"があるか店員さんに聞くことにしました。
「有沒有肉鬆蛋餅*?」

*肉鬆蛋餅(ㄖㄡˋ ㄙㄨㄥ ㄉㄢˋ ㄅㄧㄥˇ / ròu sōng dàn bǐng)
肉鬆:豚肉を乾燥させてそぼろ状にしたもの。
蛋餅:ネギが練り込まれたクレープ生地で玉子を巻いた?もの。醤油をつけて食べることが多い。
肉鬆蛋餅:蛋餅の中に肉鬆を入れたもの。他にもチーズやハムが入っている場合もあり、○○蛋餅という名称で売られる。

 会計を終わらせ出来上がりを待っている間、伯父3はタバコを買いに行きます。
え?1人で待たせちゃう?
と思いましたが、まあ難しい中文だったら簡単な単語にしてもらえばいいし、大丈夫か。と思って割と堂々としていました。
それに近所で顔見知りということもあり、店員さんも私が日本に住んでることは知ってくれています。というか私が台湾に帰って来てお店に行くたびに伯父3が紹介してくれます。
「俺の妹(=Mikiの母)の子でさ!日本に住んでるんだよ!今回帰って来てて。」
って毎回言ってくれます。ありがたい笑笑

 できたよーと呼ばれて蛋餅を受け取ったところで伯父3も戻ってきて帰宅。
店員さんが当然のように(?)中文で話してくれたのが、私を中文が通じる相手として認識してくれているようで嬉しかったなあ。

左:家のマシンで淹れてくれたラテ、右:肉鬆蛋餅

筍採る(なんで?)

 朝食を終え、阿姨と一緒に伯父3の車に揺られること数時間。
着いたのは桃園にある「伯父2の奥さんの姉(舅媽2*のお姉さん)」の食事処。※ちなみにお姉さんとは初対面です
本日食事処はお休みのようで、舅媽2の同僚とその友達もいるという大所帯。これ何メンツ?って感じでした。

* 舅媽2:伯父2の妻なのでこのように表記しています。
舅媽(ㄐㄧㄡˋ ㄇㄚ/ jiù mā):母方の伯父/叔父の妻。
舅舅(ㄐㄧㄡˋ ㄐㄧㄡˋ/ jiù jiù):母方の伯父/叔父。

野菜や果物などを育てているようで見に行ったり、

イチゴがありました。

鶏に会ったり(?)

卵をいくつか回収させていただきました

お魚にパンをあげたり(??)

パン耳に喰らいつく魚たち

梅や筍を採ったりしました(なんで???)

左:ハシゴも駆使して採った梅(一部)、
右:ちょっと細めの筍(多分そういう品種)


竹を掴みながら慎重に降りて行きます

伯父2と舅媽2の同僚の多分旦那さん(もう遠すぎて分からない)に着いて行って、竹林を降り筍を探して来ました。
採った筍は舅媽2のお姉さんたちが調理してくれて、ガチョウの肉(鵝肉:ㄜˊ ㄖㄡˋ/ é ròu)と一緒にスープに!新鮮でとっても美味しかったです!

人数多いのでバイキング形式

まさか台湾に行って筍を採るとは思いもよりませんでした😇


3日目 西門 一人歩きデビュー

3日目は1人で西門ぶらり散策です。伯父3に話してみたところこの日に行くことになりました。1,2日目で私の中文を聞いて問題ないと判断してくれたのでしょう(と思いたい)。MRT*に乗って西門駅へ出発!

*MRT:エムアールティー
台北の地下鉄。捷運(ㄐㄧㄝˊ ㄩㄣˋ/ jié yùn)とも言う。

西門駅から出ると目を引く建物、西門紅樓が見えます。ここを拠点にぶらぶらすることにしました。サムネイルの写真がそれです。

メダルゲーム(失敗談)

結構歩いた頃、とりあえずどこかに座りたいなぁと思っていたら懐かしのゲームが!両替もしたいし遊びたいしちょうどいいなと思ってお店に入ります。NT$1000*を機械に入れると出てきたのは大量のメダル。一瞬時が止まった気がして生きた心地がしませんでした😇
数秒後に事態を理解した私は慌てふため…くことはなく、
はぁ、、、まったくもう、、、しゃーない、諦めて遊ぶか…
と自嘲しながら椅子に座りました。

そう、私がNT$1000を入れたのは両替機ではなくメダルにする機械だったのです(あとでよく見たら、『両替機じゃないので注意!間違えても返金は受け付けていません!』と思いっきり注意書きがありました…私のバカ…)。

*NT$1000:
NT$=New Taiwan ドルのこと。1000元は日本円で3500〜4000円※当時

少し遊んだところでどういう仕組みなのか店員さんに聞いたところ、点数に応じてゲーム機からチケットのようなものが出てきて、その枚数によって景品がもらえるのだと言います。
ここから選ぶの?と棚を指差したら、各景品に点数が貼ってあるから見てごらんと促してくれました。優しい…

左:メダルを入れてパチンコ玉をバネで打っていく懐かしのアレ
右:戦利品(ICカード入れ、ミニウェットティッシュ、
点数合わせ用で懐かしのハンバーガーグミ)

まさか両替ではなくメダルでNT$1000溶かすとは…
帰ってから伯父3に話したところ、こういうのは絶対に損する(NT$1000でこの量しか交換できない)のだから、もう行くなと呆れられました…
私は私で、失敗を笑ってほしかったのに真剣に諭されて悲しかったです…
「失敗だって分かってるから!!もう行かないもん!!だからそんなに責めないでよお!!」
と子どものように反抗したところで伯父3が苦笑。
よくもまあそんなに言い返せるようになったなあと思ってくれたんでしょう(多分きっとそう)。
二度とやらないことで合意が取れました笑

(というか私が一番私に呆れています!!!
皆さんもご注意ください、、、
そもそも遊ばないほうがいいです、、、)

カフェとBarと優しい店員さんたち

メダルゲームで時間を潰したらあっという間にいい時間。夕飯を食べようとまた歩き出し、Wi-Fiのあるカフェに辿り着いたので一休みすることにしました。席を先に見つけてから注文してね、と言われたので荷物を置いてからレジへ。
とりあえずミルクティーとナゲットに決めて注文すると、どのミルクティー?どのナゲット?と聞かれてしまいました。どうやら色々と種類があるみたいです。
正直ミルクティーならなんでもいいと思っていましたが、店員さんがメニューを広げて出してくれてどれがいい?って聞いてくれたので、コレとコレ!と指差しで注文できました…台湾の人たちマジ優しい…。
そして漢字読めてよかったぁ…。

席に戻るとふとテーブルに置いてある札が目に入りました。よく見ると『予約席』
え!?やば!予約席に座っちゃった!?
慌てて店員さんに、
「座るとこ間違えちゃいました…どこか空いてますか?」と聞いたら、
店員さんは店内を見渡して少し考えた後、
「ここで大丈夫ですよ」
と、予約席の札を持って行ってくれました。や、優しい…。

ミルクティーとナゲットでようやく一息つきながら、スマホで調べ物などをしていきます。

左:自分で淹れるタイプのミルクティー
右:とりあえず鶏肉が食べたかった

よさそうなBarを見つけ、食べ終わったところでカフェを出て目的のBarへ。いやはやめちゃお洒落!

写真撮ってもいいですか?と聞いたら
「いいよいいよ!撮って!」と快諾してくれました。

お酒の種類がありすぎてメニューを見てもよく分からないので、店員さんにおすすめを聞くことにしました。そしたら「甘いのがいい?酸っぱいの?」「シナモンは好き?」「あんまり(度数)強くないほうがいい?」と色々とヒアリングしてくれてめちゃオシャレなカクテルを出してくれました。優しい…。

ラベンダーのカクテル(複雑な名前でよく覚えてない)

(度数)強っ!と思いながら、出されたお水とともにチビチビ。味は美味しかったので私がもうちょっとお酒強かったら…!
店内の他のお客さんとお話できたら楽しいかもと頭をよぎりましたがそんな勇気はなく…カクテルを飲みながらアプリを開き、近くに誰かいないか探してみることにしました。すると1人返信をくれた方とトントン拍子に話が進み、あろうことか次の日会うことに笑🤣

今回は行き当たりばったり楽しい台湾になりそうだぞ!とワクワクしていた頃、伯父3から何時に帰るの?と連絡が来ました。もうそんな時間か。あんまり遅くなっても心配かけちゃうし、「そろそろ帰るよ」と返信。
早めに帰ってねと来たのである程度飲み終わったところでお会計。
MRT乗ったところで「今西門駅を出たよ」と伯父3に再度連絡しました。

やっぱり大切、ホウレンソウ

最寄り駅から伯父3宅に向かっていると、阿姨に遭遇!家に着いて全員揃ったところで私は今日の出来事を話していきます。阿姨は私の帰りが遅いのを心配していたようです。※阿姨はこの日は一日家で過ごしていて、私が帰って来る直前まで伯父3は友達宅にいたそうです

阿姨「ねえMiki、誰のせいだと思う?
伯父3は私に、Mikiがいつ帰るか言ってくれなかったの。
私が伯父3に電話してやっと分かったの。
伯父3、見てみよいつ連絡来たか」

私は伯父3が阿姨に何も伝えていなかったと知り驚きました。

私      「 え?伯父3、阿姨に伝えてなかったの??」
阿姨   「Mikiが心配じゃないの??」
伯父3 「…。」
私       「しかも西門駅出た時ももう一回連絡したよね?阿姨のLINE知らないから私からは連絡取りようがないんだよ。」
伯父3 「はいはいはい 私が悪かったです」
阿姨   「まったくもう」

帰る時間を事前に決めておかなかった私にも非があるので、早速、阿姨とLINEを交換しました。心配かけてごめんなさい。

そんなこんなで伯父3たちとの日常を楽しんだ前半戦。中盤は初めて行く場所もりだくさんです!気になる続きはこちらから!

GW台湾滞在記(中編)北門、淡水·碧潭、東門、宜蘭

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