見出し画像

条件文の3文型

 中学校では、2つの条件文を習います。
1.一つは通常の条件文で、条件節の動詞は現在形を用い、帰結節の動詞にはwill、can、may等を付けます。
If it snows, I will wear a coat.
 条件節では、当該条件が成就したとき現在の条件として、動詞の現在形を用いると考えます。これに対し帰結節では動詞に未来を表す表現を足し、可能性を表します。

 もう一つは仮定法です。条件節では動詞を過去形の形にし、帰結節ではwill、can等をwould、could等に換えます。過去形の形を用いることで、実際の事実と距離のある仮定の話、すなわち、あり得ないあるいはありそうもないことを表します。
If I had a million dollars, I would buy three houses.

 この2文型を中学校で習います。英語では、順に、1st conditional2nd conditionalなどと呼ばれます。
 ところで、英語の文は以下の3つに分かれます。
 直説法:事実としの事柄を述べる場合。叙想法:事実に反するまたは起こる可能性の低い想像や願望、話し手の想念を述べる場合。命令法:命令や要求を述べる場合。
 上記2文型は、順に、直接法の条件文、叙想法の条件文(仮定法)に属します。

2.更に、学校英語では触れられない0(ゼロ) conditionalという文型があります。これは事実を述べる場合(直説法)ではありますが、1st conditionalと異なり、一般的真実・法則、習慣を表します。条件節には動詞の現在形、帰結節にも動詞の現在形を用います。
If water gets too cold, it freezes.

3.整理しますと、
直説法の条件文(Real Conditional)
 0 Conditional(Habitual Conditional)
 1st Conditional(Future Conditional)

叙想法の条件文(仮定法、Unreal Conditional)
 2nd Conditional(Hypothetical Conditional、仮定法過去)
となります。

参照: https://www.youtube.com/watch?v=CFwVccec1K4



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?