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色々使っていきついたフリーソフトたち。

さばいでぃー、ラオスのラオ子です。突然ですが、この記事は画像、動画、音楽、編集をはじめたい人向けの記事です。最近作った名刺を見て、何でこういうものを作ってるのかまとめて教えてほしいというリクエストをもらいましたので、どうせならと思って書いている次第です。ちなみにどんな名刺だったかというと、この記事のヘッダー写真の「ティンシン」というラオスの巻きスカートの裾布を、裾布っぽく名刺下部にあしらった名刺です。

私は、情報系の高校・大学を出ているので、今思えばかなり贅沢に、スペックの良いパソコンとお値段の良いソフトを使える環境に居ました。否、これでもかと使わせてもらえる環境に居ただけでした。笑 もっと活用すればよかった・・・と思っても後の祭なんですが。そして私は今、ラオスにおります。カンボジアに住んでたときにPCをアリの巣にされたので、高いマシンは持ってきてません。さらに、有償版のべらぼうに高いソフトを買うお金もありません。

そんなわけですので、フリーソフトを使っています。こちらに来てから色々試していきついたものもあれば、昔から使ってるフリーソフトもあります。フリーソフトは手軽に使える半面、あたりはずれが激しく、安定して使えるものに出会えるまでは、インストールとアンインストールの繰り返しでゴミがPCに増えていく悲しい作業が待っています。最近同じような境遇の方から何を使っているか聞かれることが増えたので、まとめついでに、適当にご紹介したいと思います。何か作りたいけど有償版買うお金が無い、それでいてWindowsユーザーで、Macみたいに色々プリインストールされていない、そんな方がいれば、参考になればなと。なお、私自身、最低限の機能しか使わない初心者です。その道を極めてらっしゃる方は何のためにもならないので、今すぐ回れ右してお帰り下さい。もしくはもっと良いソフトがあれば教えろください。

PCのスペック

まず私のPCのスペックから。

OS:Windows 10 Home x64

CPU:Intel(R) Celeron(R) CPU 3865U @ 1.80GHz, 1.80GHz

RAM:8.00GB

Officeついて6万円でした。mouseコンピュータさまさま、Amazon primeさまさま。ありがとうございます最高ですこれからもお世話になります。

これからご紹介するのは、これぐらいのPCでもなんとか動きそうな感じのソフトたちです。

1.画像編集系:GIMP

高校の頃に入ってた某ICTスクール(事業仕分けで無くなった。かなしみ)で教えてもらってからずっと使ってるのが、こちらのGIMPです。

どんなことができるかというと、画像を取り込んで編集したり、色を補正したり、切り取ったり、貼り合わせたり、絵を描いたりできるツールです。

LINEスタンプを大昔に作ったことがあって、その時に活躍してもらったソフトです。その後しばらくほったらかしていたのですが、二本松訓練所での訓練期間中、ストレスが溜まったらクソコラを作るという作業を繰り返して平生を保つのにかなり役立ちました。勝手に燃やしたり、ガチャ〇ンの顔にはめかえたりしてすみませんでした。

さて、有償版の同じようなソフト「Photoshop」と圧倒的な差を感じるのは、トリミングの精度ですが、クソコラ程度でざくざくに切り抜くぐらいだったらGIMPでも十分です。

むしろ、こういったサービスを使ってWeb上でサクッと切り抜き+背景透過もできてしまいます。「背景透明化」というスマホ用のアプリもありますので、指でささっと背景を消してしまうという手もあり。本当に便利な時代だ・・・。よほど細かい切り取りがたびたび必要であれば、効率化を図るためにPhotoshopに手をだすのもアリでしょう。

もうひとつ、Photoshopが便利だなと思ったのは、「調整レイヤー」という機能です。画像編集ソフトは層を重ねるイメージで画像を編集していきますが、Photoshopでは実体(画像)を持たない、効果だけが記憶されたレイヤーを、個別のレイヤーまたは画像全体に指定することができます。レイヤーひとつひとつの色合いなどの微調整を画像に直接施すのではなく、「効果」だけのレイヤーとして別で管理できるので、「やっぱりいらない!」とか、「ちょっと数値をいじりたい!」というときに楽です。この機能もGIMPには無いので、機能を知ってしまった後だと「あったらいいな~」と思う事があります。でも無くてもあんまり支障ありません。レイヤーを複製して一番下に重ねてバックアップを取ればよいのです。

2.ベクター系:Inskcape

ベクター系はあまり使う機会がないのですが、おすすめはInkscapeです。先日、名刺を作るために久しぶりに使いました。

AdobeでいうIllustratorみたいなソフトです。さっき紹介したPhoto ShopやGIMPと何が違うの??と言う方のために簡単に申しますと、画像自体を記憶するのがラスター画像(PhotoshopやGIMPで扱うもの)で、それに対してベクターは「描画するための情報」を視覚的に記録したものです。見た目は同じ画像でも、「ここからここまで線をひっぱって、線の太さは3ptで、色は何色で・・・」という情報として残ります。この説明でさっぱり意味がわからない方は「ベクター ラスター 違い」でググッてみてくださいね。

さて、ベクターとラスターはそれぞれ得手不得手があります。例えば、ベクターでロゴマークを作ると、看板用にめちゃめちゃ拡大/名刺用にかなり小さく縮小したとしても、それに比率を合わせてその都度綺麗に描画されるので、画質を落とさず綺麗に印刷できます。ですが細かな描写は苦手です。そういう写真やイラストの編集はラスター系が得意です。知らんけど。

GIMP同様オープンソース(全ての機能が無料で公開されている)で機能性も抜群、ユーザーも多いので初心者向けの使い方からちょっとしたTipsまでたくさんの方がブログに書かれています。いつもありがたく参照させていただいております。

Illustratorとの違いは色々ありますが、使ってみて思ったのは、Inkscapeは日本語のサポートがまだまだ貧弱です。縦書きはできないという前提で使ったほうが良いと思います。

なお、イラレはCMYKとRGB両方使えますが、InkscapeはCMYKが使えない。イラレの拡張はJavaScript、InkscapeはPythonが主流。など他にも細かな違いはいっぱいありますが、は?何それ?日本語で頼むわ!って感じですよね。私も今のところ「くぅぅぅっぅう~~~~!!JavaScript使えなくて不便だイラレ買うぞチクショ~~~!!」ってなるほど使い込んでいないので、これからも無償のInkscapeにお世話になる予定です。デザインセンスが無いことを自分が一番よくわかっているので、あんまり使わずに生きていきたいです。

3.映像編集系:DaVinci Resolve

なんか検索したら使いやすそうなソフトの無償版でてきた~💛・・・って適当に選んで、「肝心な動画の書き出しは有償版で💛」というトラップにはまった友人が居ます。お気を付けください。相談されてもなんともなりません。そういうときは、潔く有償版を買いましょう。

こちらは動画の書き出しまで無料で出来てしまう最強ソフト。私のPCでは動作がもっさりもさもさですが、頑張ったら使えなくはない、です。

15分前後のプロジェクトと一緒にいくつか別のプロジェクトを立ち上げると、たまに落ちます。また、動画+字幕+エフェクトでプレビューしたら重すぎてうまく再生されないので、一度書き出さないと編集内容の確認ができません。15分の動画を書き出すのに数時間かかるので、なかなかストレスフルです。

動画編集中に急に落ちるのが怖いので、ちょっと編集する度に「Ctrl+S」で上書き保存する癖がつきます。この文書きながら何回か上書き保存しようとして保存画面立ち上げました。それぐらい癖になってます。怖い。

なお、こちらのDavinci Resolveは無償版ですが、お金を出せばテンプレートが買えるので、「結婚式の動画頼まれた!!初心者なのにどうしようやっべぇ~~~~!!音楽とかもどうしていいかわかんないし著作物使うなって言われたやっべぇええ~~~!!」という方はパッケージを買うと楽だと思います。

最近、幼馴染の結婚式のサプライズムービーの作成と、協力隊の活動で使うムービーの作成が重なって、Davinci Resolveフル稼働中。学生の頃はAdobeのPremire Elementsを使っていましたが、「あの機能が足りない!不便だ!!毎日雨漏りするぐらい不便だ!!!!!」とか思うことはありません。PCが追い付いていないことが原因で書き出しが遅いことがネックなぐらいで、あとは大満足です。

ひとつだけ改善してほしいと思うのは、テキストを編集する際に、プレミアの場合はプルダウンからフォントを選んでいる段階でプレビューに反映されるのですが、Davinciは一度選択するまで反映されません。色んなフォントを試したいときにちょっと手間がかかります。

4.音編集系:Audacity

音編集はこのソフトを使っています。なお一番長く使ったのは超初心者向けの「Sony Acid Music Studio」、その後FL Studioも少し使いましたが生音録ってちょっと遊びたいだけの私にはToo muchでした。

録音、エフェクト、書き出しといった基本的な編集は問題なくできますので、DTMやってみたいけど何から手出していいか分からんな~という人が試しに遊ぶのにちょうどいいかなと思います。19種類のエフェクトをかけられますし、エフェクトをかけた後の音をあらかじめ視聴できるのも便利ポイント。Undo/Redoも無制限です。

ただ、有償版のソフトみたいに豪華なループ素材やエフェクト機能があるわけではないので、いきなりこのソフトを入れたからといって音楽が作れるわけではありません。生音を録るにしても、PCに楽器やマイクを繋ぐためのものが別途必要になります。私が今使っている用途としては、一眼レフで録ったムービーの生活音にちょっとギター重ねたりとか、ナレーション録ったりとか、軽作業が中心です。結局録音環境次第ですが、その程度だったら十分かと思います。なおマイク直刺しで頑張ってます。ノイズざらざらです。十分です。

でも、もう少し見た目がお洒落なソフトがあればそっちも使ってみたいです。なんかあまりにWindows98感あって、おじいちゃんと話してるような気持ちになる。

まとめ

画像編集・加工、出版物加工、動画加工、音加工と4種類、ざっくり書いてみました。GIMPで加工した画像を出版物や動画に使う、加工した音を動画に入れる、など、ひとつを使って何か作るというよりは、複数組み合わせる事も多いのかなあと思います。

Youtubeで調べたら基本動作の説明がだいたい出てくる便利な世の中ですので、ぜひ色んなツールを使いこなしてわくわく楽しいPCライフを送りましょう!

という適当な記事でした。

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