ラオスのラオ子

国際協力1年生の、青年海外協力隊。 大学卒業後カンボジアで2年の仕事、そのあと3年ふら…

ラオスのラオ子

国際協力1年生の、青年海外協力隊。 大学卒業後カンボジアで2年の仕事、そのあと3年ふらふら、を経て、 今はラオスのビエンチャン県ビエンカム郡で 一村一品活動に関わる活動をしています。 県の産業商業局で毎日何かしてます。

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  • いんしぇあ!

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今日から延長戦

あー寒い!ラオスは今、ちょっとした冬です。東南アジア=暑いというイメージをお持ちの方が多いので、寒いというと驚かれるのですが、ラオスは衛星写真で見ていただいたら分かる通りほとんど山です。 ゆえに、寒いです。12月は、とっても冬です。私が住んでいるところはビエンチャン平野、上の地図でいうとヴァンヴィエンと首都ヴィエンチャンの間ぐらいで、ラオスで一番大きな平野部ですが、寒い日の明け方は10度ぐらいです。1週間ほど前、中国やベトナムと国境を接する山間部では、3度を記録したところも

    • おじさんと日本人

      お肉を求めて、往復20キロの旅に出ました。 というのも、私の家の近くの市場で買えるお肉はこんな感じで、分厚い皮と油がついたまま、骨ごと鉈で断ち切ったものがほとんど。 お客さんはみんな、素手でこのお肉を掴んで重さやお肉の質を確認します。ハエももちろんぶんぶん飛んでます。それはあまり気にならないんですが、この村近辺もコンスタントに感染が報告されているので、あんまり不特定多数が触ったあとのお肉というのはさすがにちょっと心配で。 赴任時にJICAカーの中からチェックしていたので

      • そうだ、ティラピア食べてみよう

        こんにちは。とても久しぶりに記事を書きます。 前回、8月に記事を更新してからもう3か月も経ってしまいました。時間が経つの早すぎてわろてまうし、下書きに残った”ラオスに戻れない待機隊員の陰鬱なささやき”の数々は、今読んだら自分でも可哀想になるレベルで、もっとわろてまう。 さてさて、あの後いろいろありまして、現在私は、以前活動していた村に戻ってこっそり生活しています。新型コロナで全世界の協力隊員一斉退避!となってから1年半待った結果、やっとこの地に戻ってくることができました。

        • ラオスを思い出すための服

          ສະບາຍດີ(さばいでぃー、こんにちは) JICA海外協力隊としてラオスで活動中、例のウイルスの影響を受けて一時帰国を余儀なくされ、延長に延長に延長に延長を重ねて現在も絶賛待機中の、ラオスのラオ子です。 ちょっとラオス関連のことで気分がブチあがってしまったので、とりとめなく残しておきたいと思います。 そう、それは2020年の3月中旬、もう1年半も前のことです。その時まだ私はラオスに居ました。SNSで、他国で活動中の隊員の「コロナの影響で日本に帰りました」の報告を見る機会

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        記事

          時間があるから、9日かけてパンを焼こう。

          空前絶後のコロナ地獄。自粛自粛自粛。自粛しなければいけないのはわかっている。政府がそういってるからじゃない。村八分にあいたくないからでもない。自分がかからないように、そして家族や近所のおばば様、小さなお子様たちにうつさないようにするため。それ以外の何でもないんだ。 けど、もやもやしないわけではない。ずっと家にいるし、人にも会えないし、やることもないし、お金もない。でも時間は、時間だけはいっぱいある。無限にあると言っていても過言ではない。アマプラの面白そうなのは見尽くしたから

          時間があるから、9日かけてパンを焼こう。

          書きたいことはいっぱいあったのに

          なーーーーーーーんか。。。。 書けませんねぇ。 何書いてても気が付いたら「ラオスに帰りたい」っていう話になっています。 違うそうじゃない!そういうことを書きたいんじゃない!って思うんですが、今私の頭の中はその事で頭がいっぱいになっていて、なかなか他の事に集中できません。 ブログ・noteなどを「書くの楽しい期」は、その時の心情で書くから意味がある!・・・って思っていたのに、ちょっと気持ちがだらけてしまってホッタラカシにしていたツケがまわってきたようです。ざまあ。

          書きたいことはいっぱいあったのに

          日本に一時退避しています。

          こんにちは、お久しぶりです。ラオスのラオ子です。 JICA海外協力隊としてラオスに発ったのが、2019年1月29日。(太るしかない、と書きましたが、有言実行!しっかり太りました) 1か月間首都で語学訓練を受け、任地に移動したのが2019年3月4日。 そこから、任地で、首都で、ラオス各地で、そして任国外旅行でと、思う存分楽しんだり悩んだりしながら、1年間とすこし過ごしてきました。 ラオスは、比較的政治の安定した穏やかな国。もちろん危険がゼロというわけではありませんが、来

          日本に一時退避しています。

          放心状態でカオソーイをすすった日。

          わたしの、否、わたしたちの大大大好きな先輩が、2年間と半年延長の活動をまっとうされ、日本へと旅立った。 先輩が帰国されるまでの数日間、一緒に居た隊員用ドミトリーで色々伝えたかったけど、何か口にしたら感情失禁しそうだったので、結局言いたいことは何も言えなかった。数日前に行われた送別会でも、空港でのお見送りでも何も言えず、結局最後は「帰らんといてください」と自分の言いたいことだけ言ってお見送りすることになってしまった。 先輩が大好きな民族衣装をまとった女の子の形をしたポス

          放心状態でカオソーイをすすった日。

          自家焙煎のたのしさとおいしさを知ってしまった

          「美味しいコーヒー」とは何か。 「美味しいコーヒー」を淹れるには、産地や農園、淹れ方、水、色々な要素があげられるが、味の好みに関わらず、前提条件として「焙煎したての新鮮な豆」であることは外せない。(熟成させた豆をつかったエイジドコーヒーというのもあるけど、そういうのは一旦置いておこう。) 私がコーヒーを初めて自分で焙煎して飲んだのは、去年の9月。私のひとつ前の派遣でマダガスカルに行くことになった隊員をお見送りしに、長崎県に遊びに行ったときのことだった。のどかな港町で陽気な

          自家焙煎のたのしさとおいしさを知ってしまった

          派遣前訓練は、言語の習得のみにあらず。

          去年の今頃、私は福島県にある二本松訓練所に居た。2018年度3次隊、派遣前訓練の真っ最中である。112名の隊員と1名のインターン、そして6名のシニア海外協力隊。さっきまで赤の他人だった人たちと突然始まる70日の共同生活は、楽しくもあり、ときどき息苦しくもあり、なんにせよ刺激的な日々の連続だった。 居室棟の各階ごとに組まれる生活班のメンバーとは、朝の点呼で一番に顔を合わせ、夜の点呼でおやすみを言うまで、読んで字のごとく一緒に「生活」した。初めのうちは、派遣前訓練が始まる前の技

          派遣前訓練は、言語の習得のみにあらず。

          親知らずを一気に4本抜いた話

          歯って大切。「協力隊に行く前に必ずやったほうがいいこと」を書かれている先輩隊員のブログで、かなりの確率で目にするのが「歯科治療」だ。 私も大学卒業後2年間カンボジアで働いていたとき、これを痛感することになった。神経を抜いた奥歯の中に膿が溜まって行き場を失くし、歯根のあたりがぱんぱんに腫れあがった揚げ句歯茎が破裂して膿が飛び出したのである。 海外保険では歯科治療の治療費はカバーできない。すなわち全額負担である。詰め物を外して歯の中を掃除し、炎症を抑えてからもう一度詰め物をす

          親知らずを一気に4本抜いた話

          あんたは本当に自分の人生を生きているのか?

          結構文章書いた段階でChromeがクラッシュした。noteは自動保存されているはずなのにブラウザ立ち上げなおしたら全部消えてた。そんな悲しい出来事を乗り越えての投稿です。このご時世、一旦txtにベタ打ちとかある??そしてそれをTwitterに書いたらChromeのbotからトラブルシューティングについてのリプが飛んできました。そんなんいいからBackSpace+Enterで変換確定した文字が全部消えるバグを早く直してくださいYO~~~。 『地雷を踏んだらサヨウナラ』を見たさ

          あんたは本当に自分の人生を生きているのか?

          色々使っていきついたフリーソフトたち。

          さばいでぃー、ラオスのラオ子です。突然ですが、この記事は画像、動画、音楽、編集をはじめたい人向けの記事です。最近作った名刺を見て、何でこういうものを作ってるのかまとめて教えてほしいというリクエストをもらいましたので、どうせならと思って書いている次第です。ちなみにどんな名刺だったかというと、この記事のヘッダー写真の「ティンシン」というラオスの巻きスカートの裾布を、裾布っぽく名刺下部にあしらった名刺です。 私は、情報系の高校・大学を出ているので、今思えばかなり贅沢に、スペックの

          色々使っていきついたフリーソフトたち。

          ”若者のすべて”

          先々月の6月18日、私はラオスで誕生日を迎え、29歳になった。 私にとって29歳という時間はちょっと特別だ。そしてここ最近、インスタのストーリーで日本の友人たちが各地で開催される花火大会の写真や動画をあげているのを見て、その意味合いがさらに増した。 29回目の誕生日を特別にしたのは、『フジファブリック』の元ギターボーカル、志村正彦氏だ。 高校生の頃、ロキノン系(ロック系の月刊雑誌ROCKIN'ONによく取り上げられるアーティストのこと)好きの友人たちがフジファブリックに

          ”若者のすべて”

          ラオ子が選ぶ面白マンガ10選+α

          こんにちは、マンガ大好きラオ子です。タブレットを真剣に見ているときはだいたい本かマンガ読んでます。3:7ぐらいの割合でマンガです。それぐらいマンガが好きです。 電子書籍で700冊、実家に置いてきた紙媒体も合わせると・・・、なかなかの量になるので数えませんが、最近読んだ漫画の中でオモローだったものをいくつか紹介したいとおもいます!! 1.古都こと/今井大輔京都の大学を舞台に、『古都こと―ユキチのこと―』は男性目線、『古都こと―チヒロのこと―』は女性目線で、それぞれが主人公に

          ラオ子が選ぶ面白マンガ10選+α

          『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』を読んだ。

          いつものオチなし読書感想文。私たちJICA海外協力隊は(国にもよりますが)専用のドミトリーがあります。ラオスの場合、2階の真ん中にはソファや勉強机が置かれている広いスペースがあって、その壁面を、王国時代に派遣が始まり累計1000人を超えた先輩がたが置かれていったであろう本がぐるりと囲っています。ここに来れば、活字に飢えることはありません。協力隊、国際協力、村落開発、ファシリテーション技法、そんな本ばっかり読み漁るときはだいたい活動の事で悩んでて、そういう時こそできるだけ全然関

          『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』を読んだ。