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ドラムの思い出

転校先の音楽室にドラムがあって触らせてもらえたのが理由だったかは定かではないけど、多分そういう流れから今日に至るまでドラムを続けることになってる。

はじめて鳴らした音は「うるさっ」だった気がするし、曲として叩いたのもミッション・インポッシブルのテーマをハイハットのみ叩くってのが最初だった気がする。

当時小学6年生。
ポケモン赤かテリワンくらいしかやることがなかった夏休みだったので、「ドラム教室行ってみたい」と親に申し入れてみたところすんなり通り、2ヶ月くらい基礎練と曲錬を経て人前で1曲叩き切るという経験をさせてもらった。
その時叩いたのは hide の曲で、死後最初に出たアルバムスコアを買って選んだ。

元々祖父がクラシックギター奏者で曽祖父が画家なので、音楽なり絵画なりやること自体に反対のない家だった。
誕生日に祖父からクラシックギターと音叉と弦を一式送られたことがあるが、結局弾けず今でも実家で眠っている。

卒業目前で hide 好きの友だちがギターをやるからと巻き込まれ、同級生で ROCKET DIVE も覚えさせられてクラスの前で演奏した。
先の発表会では一応プロの伴奏付きだったので、これが最初のコピバン体験だった。
できたーって感動よりも緊張してろくに腕も足も動かずど忘れしたって失敗のほうがよく覚えている。
当時の写真が Google Photo にまだ残っていて、見るたびにウッとなる。

* * *

中学校では楽器やってるひとはおらず、土日は親と割り勘で購入した DTXPRESS を叩き続ける日々に明け暮れていた。
今こうしてみるとパットもしょぼいし音種も微妙なんだけど最高の娯楽だった。

このころにドラムパッドでシンセ音鳴らす楽しさを覚え、1人オーケストラごっこみたいな遊びをよくやってた。

* * *

高校に入り、ドラムしたいなーと軽音部と吹奏楽部を行き来していたところ、ギターアンプの低音が心地よすぎて軽音部に入部した。

当時の軽音部は伝統ジャンルと曲なるものが続いてて、パンク系・ロック系・ガールズバンド系という感じに部員が分けられてコミュニティ最適化していく感じだった。

覚えている限り書き出してみる。

・パンク系 
・・Hi-Standard
・・・My First Kiss
・・BRAHMAN
・・・BASIS
・・・SEE OFF
・ロック系
・・MR.BIG
・・・Daddy, Brother, Lover, Little Boy
・・・COLORADO BULLDOG
・・Aerosmith
・・・Eat The Rich
・・・Angel
・・Helloween
・・・Where The Rain Grows
・・・Eagle Fly Free
・ガールズバンド系
・・GO!GO!7188
・・・こいのうた
・・相川七瀬
・・・トラブルメイカー

生意気にも入部してからずーっと Daddy, Brother, Lover, Little Boy(以下ダディブラ)を練習しており、 ダディブラ耳コピして MIDI ソフトに打ち込みつつ DTXPRESS 叩く日々を過ごしてた。

MR.BIG に興味をもちはじめた頃当時バンドを組んでたギタリストに教えてもらったサイトがこれ

上の図の通り実は更新が止まっておりリニューアルサイトが存在するのだが、当時の思い出はこのページ色で残っているのでこのサイトをベースに書く。

かろうじて X JAPAN だけわかるという知識しかなかった私は、アクセス数TOP100を開いて掲載されているバンドの曲を GEO でレンタルしては MD に録音して聞き続けるようになった。
そしていい曲が見つかれば都度 MIDI 打ち込みからの耳コピ練。

ちなみに各バンドのページに飛ぶと掲示板ユーザーの投票による楽曲・CDランキングが表示されており、レンタル CD の目安にしていた。
例えば DREAM THEATER のページはこのようになっている。

この辺を期にドコドコしたいぞーという気持ちが高まりツインペダルを買うことに。
いろいろ迷ったけど踏み心地とメンテ楽そうってので Pearl の Eliminator P2002B を購入。

ベルトドライブ錆びないってのとなんかすごそう感で選んだ記憶ある。

自電車の荷台に紐で括り付け、スネアバック引っさげて坂道をえっちらおっちら漕ぎながら登下校するのは大変だったけどたのしかった。若さ。

で、最初にドコドコした曲は Helloween の Where The Rain Grows。

イントロのスネアからすでに鬼門だったけどめっちゃたのしかった。

ちなみにこの時期ロック系とパンク系両方やってて、全員歌唱必須という曲をライブでやったことがある。

当時のライブ音源が実家の MD に残っててウッとなった。流石に捨てた。

あとドラムに関するエピソードだと、中当てによる負傷で左薬指を骨折した結果右手だけで叩ける曲を選ぶことになり、WANDS のタム回しを叩けるまでには速く動くようになった。

* * *

大学でもまた軽音サークルでドラムを叩くことになる。
あれやこれやとコピバンやらせてもらったけど、1番記憶に残ってるのはストレイテナーの曲を3ピースでコピーしたときのこと。

この曲Bメロや間奏にシンセ音流れてるのだけど、正直この音がないとコピーした感ない。
とはいえシンセできる子はなかなかいない。

そこで購入したのが Kaossilator。

片手で裏打ち8ビート叩きつつ片手で Kaossilator 操作すればいける!って思い早速練習。
高校時代骨折で身に着けた片手奏法がここで活かされることに。

試行錯誤の末 Pad の操作を譜面に起こして(矢印書いてるだけ)いざ本番。
受けは上々で奏者としても表現の幅広がってたのしかった。

当時のライブ動画はまだ残ってるけどまだ見返せるレベルで安心した。

この頃オリジナル曲作ってライブもしたけど基本ジャムセッションの延長から生まれた曲なので、人に楽しんでもらうより自分たちが楽しいか駆動だし商業としての音楽活動って向いてないなーと思った。

* * *

社会人になってからはバンドを組む機会がなかなかないものの、音楽ネタの仕事があったり友だちの音楽に感化されたりたまに結婚式で叩いたりとそれなりに楽しくやれてる。

Amazon の買えたら買うリストにはまだ EAD10 が眠っているので、おもしろいアイデアが浮かんだらいずれまた演奏して note 書ければなと思う。



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