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【映画】夜明けのすべて【を見るまで】

#ネタバレ

映画と、同名の原作小説についてのネタバレをがっつり含みます。
すでに読んだ人や読む予定のない人に感想をまくし立てて話すかのように、とりとめなく書き連ねていきます。

原作が大好きなので、映画の公開を楽しみにしていました。予告動画がYouTubeで公開されるたびに何度も見て、どんな映画になるんだろうと思いを馳せました。

◆予告編のすべて
■特報
髪を切るシーンで始まる。この物語の象徴的な場面。
山添くんが自転車に乗って陽光を見上げるシーンは美しい。
静かな夜の街に、画面の対角線上を電車が通り過ぎる。主人公の二人の声でタイトルコール「夜明けの、すべて」。
もうこれだけで原作の世界観。
早く見たい。

■本予告
雨の中、バス停で倒れ警察に介抱されているのは、発作を起こした山添くんか。
栗田社長と辻本課長。山添くんの彼女と藤沢さん。原作では接点のない二人が言葉を交わす。どんな経緯で出会ったのだろう。

「思うようにいかない日々
心が、くじけそうになる」
「光だって、あるーー」
のテロップと同時に、陽光に向かって自転車で走り出す山添くんの姿。沁みる。

「夜についてのメモ」とは何か。
藤沢さんが書いたのだろうか?

■ロング予告
本予告まででも十分なのに、またまた新しい映像や音楽が公開。テンション上がった。

雨の中バス停で倒れていたのは、山添くんではなく藤沢さん?スカートにパンプスを履いていた。本予告ではテロップで隠れていて気づかなかった。どうして倒れている?薬の副作用で、雨の中寝てしまった?

車を洗いながら、優しい声で
「なんかあったんですね」
「ちょっと…イライラしちゃって…」
自然に寄り添う山添くん。
自分の言動への後悔と、誰かに話せた安堵をにじませる藤沢さん。
このシーンがいちばんグッときて泣きそうになった。

予告編の音楽がどれも素晴らしくて、これらをBGMに映像が流れていくんだなと、楽しみだった。しかし…。

◆チラ見とネタバレの狭間のすべて
公開初日には見に行けず、その後も都合がつかずしばらく見に行けなかった。でも公開初日に映画館へ立ち寄る時間だけはあり、パンフレットを買った。
パンフレットをぱらぱらとめくると、小説の世界がそのまま映画になった大小さまざまな写真に嬉しくなった。しかし、原作にはないこのシーン、いったいどんなストーリーなのか…と、疑問や不安がよぎる。
そして、三宅監督と松村さん、瀬尾さんと萌音さんの対談を読んでいると、

・山添くんと辻本課長のビデオ通話
・2人ともずっとこの会社にはいないだろう

という、核心に近い、核心すぎる記述を見て、うわ!これ以上はダメだ!とパンフレットを閉じました。

もう映画を見るまでは、封印しとこう。

そう思いつつ、後ろからめくって、夜についてのメモはしっかり全文読みました。素敵な言葉を、萌音さんの朗読で早く聴きたいという思いが強まりました。
仕事がしんどいときも、あと何日で見に行ける…と考えて心の支えになりました。

またまた長くなっちゃったので、映画の感想はまた後ほど。
ここまで読んでくださりありがとうございました。では、また。