太田敦の周回遅れ浦島太郎的音楽観で右往左往

60代後半ですから、なりたての高齢者、高齢者初心者です。 公の場で音楽について書くこと…

太田敦の周回遅れ浦島太郎的音楽観で右往左往

60代後半ですから、なりたての高齢者、高齢者初心者です。 公の場で音楽について書くことから4半世紀ほど遠ざかっていましたが、久々に書いてみたくなりました。 主にポピュラー音楽について書きます。

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  • ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」

    ヴァン・モリソンのアルバム「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」についての連載記事です。冒頭の固定された記事「ガイドマップ的ご案内〜」は新しい回を公開するたびに更新しますが、それ以下は第1回から順に収めてあります。

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  • 固定された記事

周回遅れ浦島太郎的音楽観で右往左往するためのチューニング

上掲口絵イラスト ◎じゅんこれ▷ヘルメスの杖 ◎johnhain▷Horn ◎GDJ▷Lute ◎Zherlitsyn▷Bagpipe ◎Clker-Free-Vector-Images▷Accordion   ▽  Harp ◎OpenClipart-Vectors▷Tambourine  ▽   ▽  Fiddle Drum and Horn  10代の半ば位にポピュラー音楽に興味を持つようになり、以来50年ほどの年月に渡って音楽好きであり続けてきたことにはなる。  

    • クラプトンの「To Save A Child」についてXに投稿しました。

      エリック・クラプトンのパレスチナの子供たちへの支援公演「トゥー・セイヴ・ア・チャイルド(To Save A Child)」について投稿し、それに関連した投稿、報道をXにリポストしました。 #エリック・クラプトン #ToSaveAChild #パレスチナ #ガザ

      • ガイドマップ的ご案内+目次 / 連載記事 ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」を読んでいただくに際して

         ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」についての連載記事のガイドマップ的なご案内です。  このガイドマップの記事は連載の進行にしたがって内容を更新していきます。  まず、連載の1回目に記した以下の記述をここに再び掲載しておきます。 『本文を補足する形で「Reverb残響追加部」と「Overdub追加音響部」という項目がありますが、前者が「注」で、後者が本文内容に関連した「コラム」です。  ならば「注」に「コラム」とすればいいようなものですが、音楽に関

        • レイ・チャールズへの敬愛の念 ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」第4回

          レイ・チャールズによるカヴァー  レイ・チャールズは1950年代にR&Bの音楽家として成功を収めていたが、1950年代末頃からジャズやポピュラーヴォーカルの音楽家としてのあり方をも示すようになり、さらにはカントリー音楽の楽曲を歌いもした。そのためWikipedia英語版のレイの項目における記述のように、この時期から1960年代にかけてはクロスオーバーした成功を収めた時期として語られもする。  ただ、1960年代のソウルミュージックの動きの先駆者でもあったわけで、同世代の

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        • ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」
          5本

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          始まりの「ユー・アー・マイ・サンシャイン」の始まりから ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」第3回

          1曲目は「ユー・アー・マイ・サンシャイン」  アルバムの1曲目は「ユー・アー・マイ・サンシャイン(You Are My Sunshine)」である。  この曲はカントリー音楽の世界で生まれた曲だ。  私が知っていた1990年代初めまでのヴァン・モリソンの音楽については、カントリーロックの要素はあっても(1972年作「テュペロ・ハニー(Tupelo Honey)」に顕著である)、 「テュペロ・ハニー」より もろにカントリー音楽※6(当今の言い方にすると、ガチなカントリ

          始まりの「ユー・アー・マイ・サンシャイン」の始まりから ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」第3回

          ロック成立の「手前、直前」の視点から鳴り響く21世紀の音楽 ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」第2回

          20世紀半ばに作られた曲が収録されている  この「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」というアルバム、全曲カヴァーであるわけだから選曲が注目点になる。  そして実際のところ、取りあげられている曲からは、きわめて興味深いあり方が見てとれるのだ。  収録曲が最初に発表された時期は第1回で述べたように20世紀の半ばと言えて、1930年代終わりから1960年代前半までに及ぶ。20世紀のいわば第2四半期から第3四半期とみることができる。  ただ、それらの曲がとりあげられるにあたっ

          ロック成立の「手前、直前」の視点から鳴り響く21世紀の音楽 ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」第2回

          ベルファスト出身の名シンガーのアルバムを久々に聞いた。ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」第1回

          はじめに  いささか長い記事になリましたので手頃な長さに分けて、分載、連載といった形にします。  記事中で、おなじみWikipediaは随所で参照しますが、当然のことながら、ただ右から左に書き写すわけでなく、私なりに信頼がおけると判断した場合において、記述の拠りどころにしたつもりです。  また、音楽ソフトの情報サイトDiscogの ページも紹介することが多くなります。  本文を補足する形で「Reverb残響追加部」と「Overdub追加音響部」という項目があります

          ベルファスト出身の名シンガーのアルバムを久々に聞いた。ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」第1回