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新世界

2月を最後にnoteを更新していなかった。

新型コロナウイルスの流行により世界は一変してしまったけれど、私の人生は結果としてより良い方向に進んでいる。

2月末から一度も出社しておらず、在宅勤務の快適さに慣れきってしまった。
これまで通勤に使っていた時間は1日あたり3時間にのぼる。
ポータブル電源の卸販売の話は流れてしまったけれど、給付金や在宅勤務による稼働率の上昇で収入が増え、経済状況がかなり向上した。1〜2年前から少しずつ始めていた資産形成の具合も良く、コロナ禍で一時的に下がるもコツコツ積み立てていたらいつの間にか膨らんでいて、続けていく自信がついた。
おそらくたくさんの人が家で過ごす時間に、自分にとって本当に大切なものはなんなのかということに気づいてしまったのではないかと思うけれど、私の場合は幸運な変化があまりに多くあった。

一変した世界の中で、これまでやってきたことを整理し、部屋を大改造した結果、音楽が真ん中に残った。
オンラインで新たにたくさんの仲間と出逢い、配信で曲を聞いてもらい、一生使えるギターを買って、レッスンを受け始めた。

月に一度オンライン読書会を主催するようになり、初回にアーサーCクラーク「幼年期の終り」を読んだのだけれど、そこで旧人類最後の生き残りの登場人物が、毎日ピアノを弾くシーンがある。
地獄のようなニュースの流れる世界の真ん中で、ギターを弾いて歌っている。

よく生きてきたものだなぁと思う。
盟友と6年の付き合いになると最近気づき、6年前とは別人のように強くなったし、幸福になったなぁと思う。
6年といえば小学生だって中学生になるのだから、前進していれば当然かもしれないけれど。
重すぎる荷物を背負って生きて来たけれど、随分見晴らしのいいところまで来た。不運から脱したかったら、やり方を間違えてはいけない。

お礼にこの後久々に、氏神様にお参りに行ってこよう。

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