災害の多い祖国への祈りを込めて
怒涛の香港出張からはや1ヶ月。
デザイナーの友人、海外のパートナー、Makuakeと協力して、オリジナルデザインのポータブル電源をクラウドファンディングに出品する話を進めている。
次々に発生する困難をなんとか乗り越え、課題はまだまだ積まれているけれど、ようやく完成した商品サンプルが手元に届き、プロジェクトが前進している。
今月後半のキャンペーン開始を目標にもろもろ進めているところだ。
商品のLPやクラウドファンディングページの制作とは違い、ここには先に私のストーリーを記しておきたい。
台風19号を背に旅立った香港
襲い来る巨大台風を背に、香港へ渡ってからもう1ヶ月以上が経過した。
繰り返しフライトを変更してなんとか香港にたどり着き、ホテルのテレビでBBCが日本の被災状況を伝えているのを眺めながら、絶望感のようなものが背中にのしかかってくるのを感じていた。
そうして決めたのだ、窓ガラスに養生テープを貼って震えている友人たちのために、度重なる災害に苦しむひとたちのためになにかしようと。
日本から来ているんです
展示会で数千の企業ブースが集まる中を歩く。
「日本から来ました。今巨大な台風が来ていて、たくさんの人が怖い思いをしたり苦しんだりしているんです。なので災害に役立つ商品を探しているんです。」
そう英語で話して回った。
たくさんの企業がいろんな提案をしてくれ交渉する中で、最終的には最も心を尽くしてくださったメーカーと商談をクロージングできた。
紆余曲折を経て、サンプルが届く
帰国からの1ヶ月はデザイナーとメーカーと応酬を重ね、いくつものトラブルを乗り越えてようやく完成したサンプルが手元に届いた。
写真は商品でこたつが動いている様子だ。
こたつがあたたかい。これで冬に地震や停電があっても凍えずに済むと思うと、なんとも頼もしく感じる。ここに私のこれまでの思いが詰まっていると思うと感無量だ。
安心を届けるまで走り切る
必要としているひとのところへ安心を届けるまで、全力で駆け抜けたいと思う。
商品の詳細はまたあらためてここでも紹介するつもりだ。
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