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帰国したら自分がまた新しくなっていた

サムネイルは最終日に撮影した夜景。 
香港から帰国後、成田空港でとんかつ定食を食べ、「日本の米は世界一」だと思った。最終日に食べた火鍋もとても美味しかったけれど。

翌日は荷物の片付けや洗濯、取引先へメール、その翌日以降も取引先と細かく連絡を取り合いながらデザイナーの友人と打ち合わせをするなど、せわしなく動いて、今日は日曜、やっと電池が完全に切れて休日と相成る。
旅の準備や旅費の請求金額を見て若干ダメージを負うも、後悔というのもない。
(10年ぶりの海外で渡航情報が出ている地域だったので、ホテルを使うなど余分にお金をかけた。勝手がわかったので次の海外は節約できそうだ)

日本に生まれたことの良さを海外に出てみて知った思いがある。
先人たちが積み上げてきた信頼の上に私は立っていた。
帰国して、なんだか目に映るいろんなものが前とは違う様相を帯びている。
金木犀と雨の匂いをいっそう愛おしく感じた。

旅の間に歌詞がひとつ仕上がった。「パレット」といううただ。
花々や人々、たくさんの出会いの中で気づいた、「強さとは何か」ということに答えを書いた。

自分がすっかり新しくなってしまったような気がしていて、自分が一体誰なのか不思議な感じがする。自分がこの国でどういう階層にいるのかが前以上にわからなくなった。果たして明日から会社に行けるのだろうかということもよくわからない。

ただひとつ祈りのようなものを連れて床に就く。

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