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マグニフィセントなnoterさん、ご紹介。|4月号|前半|


こんにちは。ネコぐらしです。

ついに待望の春。
4月に入り、わずかな桜の気配と、フレッシュな子供たちの声が街に響き渡ります。

本日は月に2回「noterさんご紹介企画」をお届け。


『マグニフィセントなnoter様』とは?


noteの世界には、文才や表現力にあふれる方がたくさんいらっしゃいます。
中でも、心に響いたnoterさんの記事をピックアップしているマガジン。

それが『マグニフィセントなnoter様』です📒

・・・

『作品傾向』

▶主にこんな要素が含まれている記事を挙げています。

  • 豊かで、情緒あふれる表現力

  • 深すぎる知恵に、感心してしまう内容

  • 思わず、読まされてしまう文章

  • ジンとした、後読感が残る記事

ジャンルは問いません。

特に、もう一度見返したくなってしまう魅力が秘められている文章。
「スキ」以上の言葉にできない何かを表現するため「マガジン追加」という手段を取らせてもらっています。

さらに、そのマガジンから少数を選びご紹介させて頂くのが、こちらの企画。本当は全員紹介したいくらいの気持ちですが、泣く泣くのピックアップです。

※当該noter様より申し立てが在った場合は、取り下げる可能性もございます。

・・・

『投稿頻度とか、いろいろ概要』

半月に2回ほど
「月のはじめ」(1~3日)
「月の半ば」(15~17日)

を目安に投稿します。

ご紹介するのは、毎回2~3名ほど。

記事ベースというより
noter様本人に焦点を当てたいと考えているので
少数に絞って投稿させていただこうかなぁと。


🐈 あまなす さん

生粋のストーリーテラーである あまなす さん。

彼女 または彼については 何者かも分からない。

あまなすさんの語るストーリーには様々な人物が登場する。
まるで頭の中に一つの大きな街が存在していて、そこに住む人たちとっかえっひっかえ、それぞれのパソコンやスマートフォンから自由に投稿しているような気分になるショートショートたち。

たまにキーボードを打っているのがネコだったり、というかキーボードのキー自体が意思を持つことすらある街は、トイ・ストーリーみたいに自在にくるくるばたばたと動き回って、たいへんたのしい。

やわらかでホッとするようなカワイイ文体は、ただただ想いのままに綴っただけではないと感じてしまうほど、洗礼されています。
考えて、熟成させて、ここまで「人を安心させることのできる」文章を、私は見たことがないかも。

何者かを詮索するのは無粋ではあると承知しつつ、深く知るためには彼女(または彼)の街に入り込む他ないのです。
気づけば、私はすっかりこの街に迷い込んだまま出てこられなくなりました。
それこそアリス・イン・あまなすランド。不思議な世界観に現実も忘れてどっぷり。

もしヒントがあるとするならば、度々あまなすさんの物語に現れるチェシャ猫のようなネコちゃん。

彼が何かを知っているような予感がありつつ、今日も今日とて街をさまよう。(※私の圧倒的ネコびいき🐈️)


🐈 mu さん


誰かの不安をまるっと包み込むようなイラストレーター mu さん。

手書きで描かれたキャラメル色とブラウニー色のくまがおりなす物語は、老若男女問わず心にジンと響きます。

紙の質感や凹凸、鉛筆を寝かせてなぞったようなタッチに、ふわふわとした手書きの温かいセリフや、いつも誰かを想う彼らの独白に、思わず涙が溢れてしまうことすらあります。

街で食べた料理や食べ物もイラストであげてくれているのですが、もうこれが楽しげで美味しげで!絵から抜き出して食べてしまいたくなるほどです。

絵柄に負けないくらい、誰かの心をそっと応援してくれるような文章を書かれるmuさん。
今回抜粋させて頂いた『父と映画と私』は、まるでこれ自体が一本の映画のよう。
レビュー一つ取っても、作品の奥深くまで思考を入りこませ、練りに練られた表現と感性にぐいぐいと惹き込まれる。

でもいつも、心にのこるのはポッと灯るような温かさ。
そこにさらに一押しとパステルカラーのイラストたちが、この温かさを確かなものにしてくれるのです。

最近はお散歩noteも始められいて、これがまた温かい雰囲気そのままに楽しいのです。
そんなmuさんのプチ旅行記につられて、私も蔵前お散歩に出かける予定だったり。
ご紹介されるお店には、ついつい足を運びたくなってしまいますし、写真の撮り方ひとつとっても感性の鋭さに目を見張ってしまいます。

描いて、書いて、寄り添う。推しです。

LINEスタンプで発売していらっしゃる、muさんのスタンプ✨️
つい使いたくて購入しちゃったり!

所感。


最近、書くことは「世界を狭めてしまうことだ」というお話を目にして、首をかしげていた私。

手書きのペンと紙はよく「思考の拡張ツール」と例えられます。
自分の頭の中の作業スペースに収まりきらなかったものを、別の空間にひょいと移してあげる。
すると余白やゆとりが生まれて、新しいインプットだったり、アイデアを構想できる空間が生まれ、より世界が広がっていく。

それがいままでの私にとって「書くこと」でしたが、物書きを始めてから、あることに気づきます。
「書き出された文字たち」の行く末をすっかり考えていなかったのです。

メモは、ごく個人的なもの。
とりあえずで書き留められた一文には、思考の”キッカケ”が分けられているだけ。文字というより暗号なのです。
noteを始めてからというもの、この暗号をそのまま読者の目に晒す機会がとにかく増えました。

もちろん、そのままでは伝わりませんし、noteをはじめて一ヶ月の私の文章は、それこそ暗号文だらけでした。(サイトマップにも載らないくらい過去に遡ると、恥文たちがしっかり残っています。)

丁寧に解読した文をお披露目しなければ、本心は伝わらない。
一単語を、一文、一章、一紙と、解きほぐしていく。

すると、どうでしょうか。
そこに含まれていた、複雑で小さな要素たちが、すっかり消えてしまうのです。
いえ、正確には、全部書きだそうものなら何万文字にも匹敵する情報量になってしまうから削らなきゃいけない。削って、もっとわかりやすく解読していく。すると、「自分はこうだった」って具体性を帯びた結果だけが文面にとり残される。

そんな推敲を終えた後、見返せば(あれ?なにか足りないな?)とか(これって本当に伝えたかったことだったんだっけ?)とか、有耶無耶になってしまうこともある。
そんな時は、そっとローカルフォルダに眠らせたままにする。眠らせた文章を推敲することはあれど、そこから大きく変容することはなく、失われたニュアンスは失われたままなのです。

あぁ、これが世界を狭めるってことなんだと、実感が湧きました。
きっと、暗号であるままのほうが、世界は広いままなんだろうって。
でも、その世界は記憶とともにゆっくりと消えていってしまう。

ちょっとおもしろい矛盾。
書かなければ自分の可能性は無限。
でも書けば、自分の世界はどこかに腰を落ち着けてしまう。

だからこそ「書くこと」で生まれた個性たちは、こんなにも面白いなとも感じるのです。

そんな想いで書かれたたくさんの小さな世界にこれからも触れていきたい、と思ったネコぐらしでありました。

・・・

おわりに。

本日は2名をご紹介させて頂きました。

この企画も第三回を迎えました。しかし、困ったことに、前々回、前回、と回数を重ねるごとに読み方がすっかり変わっている自分に気づくのです。

もしかしたら目が肥える、なんて表現をするのかもしれませんが、ちょっと違います。どんな文章にもキラリと光るものがあるのです。

正直なお話、マガジンには、じゃんじゃん追加したい。
よいお話が多すぎます。でも、そうして節操なく追加してしまえば、肝心の「私が本当に好きな文章」が分からなくなってしまう。

だから、このマグニフィセントなnoter様企画は、私が私を忘れないための、大切な出会いの記録にもしていきたいのです。

本マガジンをフォローしてくださっている方々へ、不定期かつアクティブ率の低めの本マガジンではありますが、いつもありがとうございます。
手前勝手な宝物集めではありますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

あまなすさん、muさん。
ならびに、noteで活動されるnoter様方のさらなるご活躍を願っております!


🐈気に入りましたら、ぜひサイトマップも覗いていってくださいな🐈

📒前回のnoterさんご紹介記事はこちら📒



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