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コインディーラーの視点から考えるアンティークコイン投資とは


投資に対しての関心が高まっています。
これは、2014年に始まったNISA(少額投資非課税制度)が影響しているのは間違いないでしょう。
ただし、NISAは一般向けの投資方法のため、リターンはそれほど多くはありません。
そもそも投資の世界ではローリスクハイリターンはありえません。
また、勘違いしているのはNISAでも損失が出ることがあるということです。
投資であることを考えたら、当然のことなのですが“国が勧めているのだから安全”と思い込んでしまっているのです。
NISAよりも安全な投資方法があるとしたらどうでしょうか。
異論もあるかもしれませんが、“アンティークコイン投資”がその筆頭と言えます。


ここでは、アンティークコイン投資の基本について説明します。


●アンティークコインとは


アンティークコインとはその名前の通り“古いコイン(通貨)”です。
主に100年以上前に発行されたコインを指すことが多いです。
厳密に言えば日本の古銭もアンティークコインと言えますが、ここでは欧米、特に欧州で発行されたアンティークコインについて説明します。
中世ヨーロッパから産業革命を経て第一次世界大戦くらいに発行されたコインです。


例外的な例として、英国コインですが、エリザベス2世が即位した1952年以前に発行されたものをアンティークコントして取引されていることが多いようです。
もっとも、アンティークコイン自体に厳密な定義があるわけではありません。
基本的にアンティークコインの価値は市場であったり、鑑定機関であったりするからです。


そのため、アンティークコインといってもその価格帯(価値)は様々です。
もっともリーズナブルなアンティークコインになると数万円か購入が可能なものもあります。
反対に数十億円するようなアンティークコインもあるので驚きです。


●アンティークコインはコレクターズアイテムだった


本来、アンティークコインは投資の対象というよりも、コレクターが収集するものでした。
基本的に所有欲を満たすアイテムとして、さらに資産家が富の象徴として収集していたのです。
もちろん、現金が必要な場合はそれ相応の対価として売りに出したこともあったでしょう。


そういった意味では、投資の意味合いも少なからずあったことは間違いありません。
それでも、アンティークコインは投資対象というよりも、芸術品として見られたり、歴史的価値のある資料として収集の一環として資産家などのコレクターに購入されてきたのです。


●アンティークコインとモダンコインと地金型コイン


コインはアンティークコインの他にモダンコイン、地金型コインの2種類に分けられます。


●●モダンコイン


モダンコインは、アンティークコインとは逆に過去100年以内に作られた比較的新しいコインを指します。
英国の場合は先述しましたが、エリザベス2世の即位後(1952年)に発行されたものがモダンコインにあたります。
身近な例では、日本での2019年に天皇陛下の即位を記念して発行されたプルーフ貨幣セットがあります。
また、2002年に流通が始まったユーロ貨幣などもモダンコインに含まれます。


このように比較的新しいと言いながら、実際に流通している貨幣もあれば記念コインもあるといったものです。
価格もかなり割安で、アンティークコインの場合は数十万円から数百万円するものが一般的であるのに対し、モダンコインの場合は、額面通りであったり、数万円程度で購入できるものが多数あり、アンティークコインと比較するととてもリーズナブルな傾向にあります。


アンティークコインとモダンコインは、コイン業界では“収集型コイン”と呼ばれています。



●●地金型コインとは


地金型コインは、地金そのものの保有あるいは取引を目的として発行されたコインです。
地金型コインを説明するときによく引き合いに出されるのが金のインゴットです。
インゴットと聞いてピンとこない人もいるかもしれませんが、バー状に形成された金の塊です。
もっと平たく言うと“金の延べ棒”のことです。
これは明らかに“コイン”ではありませんが、それを用いて、コイン型に形成したものを地金型コインと呼んでいるのです。


ここではっきりするのが、モダンコインはアンティークコインが発行された当時の形状であったり、デザイン性で会ったりしたものが評価される傾向があるのに対して、地金型コインは主に素材辞したが評価されて、その価値が決まります。
そのため、地金型コインの価値は素材によってまちまちです。
ものによっては数千円から取引あるいは購入できますし、素材がよければ数万円から数百万円にのぼるものがあります。
もっとも地金型コインは、その名の通り材質が全てです。
性質上、加工品が多くなるのでまがい物が出回ることも多く、しっかりとした鑑定が必要です。


以上のように、アンティークコインとモダンコインは年代で分れるのに対して、地金型コインは素材がものを言うので年代はそれほど価値に影響しません。



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