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摂食障害で辛い思いをされている方へ

僕も皆さまと同じように、
高校2年生の頃から大学を卒業してしばらくの間、摂食障害(非嘔吐過食症)にかかり、
言葉にできないほどの苦しみを経験しました。

家の周りのコンビニを4、5軒はしごし、
一度に大量の食べ物を詰め込んでしまうのです。

食欲をコントロールできない自分を、何度も何度も責めました。
過食してぶくぶく太る自分のことが大嫌いでした。

太るのが嫌で嫌で仕方なくて、
無理に絶食したり、2時間くらいジョギングをしたりしたこともあります。

高校生の頃には、過食に時間と労力を使ってしまい、受験勉強が手につかなくなりました。
食べ物のことで頭がいっぱいになり、
過食せずにはいられなかったのです。

大学生の頃には、極端なカロリー制限をしていたので、友達との食事を楽しめませんでした。
醜い自分とは対照的に、周りの人たちがみんなきらきらして見えました。
夜中に過食したせいで気分が沈み込み、
翌朝講義に行けなかったこともあります。
過食で親の仕送りを水に流してしまうことに、
罪悪感もありました。

そんな苦しい状況のなか出会ったのが、
摂食障害の専門家である水島広子先生の本です。

摂食障害を克服するためには、
病気について正しく理解すること、
自分について正しく理解すること、
家族などの親しい人との関係を改善すること
がとても大切です。

水島先生の本は、
どれも誤解されがちな摂食障害の正しい知識をわかりやすく解説していますし、
どんな性格の人が摂食障害にかかりやすいのか、どんなタイミングで摂食障害を発症しやすいのか、どんなときに症状がひどくなるのかなどを丁寧に教えてくれます。
家族などの親しい人との関係を改善する方法も教えてくれます。

まさに摂食障害の克服にうってつけの本だと言えるでしょう。

僕自身も、大学生の頃に上記の3冊を何度も何度も読み返し、自分なりに努力することで非嘔吐過食症を克服できました。
まだまだストレスをためて食に走ってしまうことはありますが、コンビニを何軒もはしごしたり、食後に強烈な罪悪感を感じたりすることはありません。

いま僕の手元に本がないので、正確な内容はわからないのですが、本の中にも
「私の本を読み、家族で努力しただけで治った人もいる」といった内容がありました。

ですので摂食障害で辛い思いをされている方には、ぜひ水島先生の本を読んでほしいです。

ついでに書くと、間違った知識が入ったり、
治療の方針がぶれたりするといけないので、

水島先生以外の摂食障害の本は読まないでほしいです。これも、水島先生が本の中で同じようなことを書かれていました。

またインターネットの情報にも注意してください。摂食障害に関する間違った情報が見受けられます。

僕のnoteに関しても、
今後摂食障害の方にとって好ましくない内容を発信する可能性があるので、この記事以外は読まなくて結構です。

僕のnoteではなく、水島先生の本を読んでください。

ちなみに僕自身は、摂食障害の専門家ではなく、本を読んで治しただけの一般人なので、
摂食障害に関するご質問やご相談にお答えすることはできません。
また今後摂食障害に関する記事を書く予定もありません。

水島先生の本を読んだり、認知行動療法や対人関係療法などの適切な治療を受けたりして、
摂食障害の克服に努めてください。

皆さまが摂食障害を克服できる日が来るのを、
心からお祈りしております。

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