骨の集合体。
肉を被った骸骨は話をする。
大抵は、自分の。
その骸骨は風を飲む。
話を続けるためと、動くためと。
風を出し入れできなくなると、「骨」と呼ばれて永遠に眠る。
骸骨は眠る。
永遠ではなく断続的に。
何故か、目の辺りの肉を降ろし。
何故か、なにかに寄りかかって。
このとき骸骨は骸骨のままで、「骨」とは呼ばない。
そして、またしばらくすると勝手に話をはじめる。
骸骨の鳴き声は様々だが、眠ったあとは必ず「おはよう」と鳴いてしまう。
誰かがいても、いなくても。
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