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紫の空とグラデーション。

置きっぱなしの缶コーヒーが昨日より甘く感じる。
暗い雲が山の方に逃げていき、取り残された欠片から青空が見えてしまっているから晴れやかな気がするけど、今日も天気が悪い日だ。
1羽だけ飛んでいる鳥。
カラスではないような優雅な飛び方だけど、なにかはわからないのに自由を感じる飛び方だった。休日を満喫する、そのための気概を感じる。
あの空は湿っているのか、それとも羽根の間を風が抜けるのを心地よく感じるくらい乾燥しているのだろうか。
千切れた欠片からは追いつかれ、青の見えない色になる。
隙間は風が抜けるくらい心地よいのだろう。

雲を光が抜けてくる。
地面に落ちる頃には純白に映る。
だけどまだ、違う。
ボクの赤と空の青。
今は、まだその中間くらい。

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