夫の友人たちから下の名前で呼ばれたいか
先日、お台場を歩いていたら20代後半と思しき女性3人組が歩きながら山田優について話していた。
「山田優のポジションっておいしすぎるよね」
「美人だし、モデルだし」
「旦那が小栗旬で!」
「子どもも可愛いし、完璧すぎる」
「しかも!旦那の友人たちから下の名前で呼ばれるんだよ!」
「マジで最強!」
……旦那の友人たちから下の名前で呼ばれたい、という心理状況がわからない。
単純にそこだけ抜き出して、その願望を叶えたいなら…
欧米人、しかもスペイン語圏の人と結婚すればほぼ大丈夫です。
苗字も変わらず、名前で呼び合うのが差して失礼でもないので。
でもたぶん、そうではなくて考えられるのは、その前後の会話を聞いていないけれど……
小栗旬の友人の俳優が山田優を優と呼んでいて、その俳優が好きなのでそれが羨ましい。
ってところかな。
ほかに考えられる理由は
・結婚して子どもを産むと●●のママとか●●さんってなるのに、そうならないのが羨ましい。
・いつまでも女を感じさせる女でいたい。
だろうか。
しかし、いたってフツーの外見の彼女たち、山田優とか小栗旬とかを自分と同じ次元において考えられるのがすごいですね。
私は、そもそも夫の友人に一人もあったことがない。婚活に関する本の中で、夫候補だった恋人に友人が全くいないことに気づいて婚約を破棄した、という事例を読んだことがあるが、独身女性の考え方としてはわからなくもない。
結婚してみると、夫が社交的でなくとも結婚生活に支障はない。ましてや夫の友人に名前を呼ばれなくともなんの不満もない。さらに言えば夫が小栗旬でなくとも、自分が山田優でなくてもいい。
そういう意味で、誰かととって変わる必要がなく、自分や自分の家族を代え難いものだ、と感じられていることが今の自分の幸福なのだと気づく。
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