喜多方の「アスパラ畑」でライブ。摘みたてのアスパラは別世界、アスパラダイス!!

シンガーソングライター、横沢ローラです。
そうだった。私は、パエリャの歌以外にアスパラ畑の曲も作っていたんだった、しかも興奮してあの日部屋で録音までしてたんだった。笑。
パエリャの歌は宮崎県日南市で。
百鬼夜行の歌は徳島県で。
蛍の川の歌が、東広島で。
そして。アスパラダイスの歌は福島県喜多方市で。
「アスパラ畑」でのライブという企画。楽しかったんです、とーっても!
「明日パラダイス」、
お話仕立てですよ。笑

ここ2年で全国を弾き語りで周るようになった。ギター歴2年ちょっと。
「ライブハウス」にも出演するけれど、「弾き語りを始めた」って各地の友達に言ったら、いろんな人たちが呼んでくれ始めた。いままでは、伴奏してくれるミュージシャンと私、という倍のお金がかかっていたけれど、一人ならなんだか気軽だった。もちろん、全て自分の責任なので、各地の人たちに失礼がないようにがんばらなくちゃいけないけれど。

企画は一緒に考えたりお任せだったりケースバイケースだけど、この会津喜多方「アスパラ畑」でのライブの企画を聞いた時は楽しそうで小躍りした。

畑でライブ!アンプは繋がるんだろうか。いやいや電源ないよなあ。靴は履いてていいんだろうか。

もともとつないでくれたのは喜多方のお米農家「ヤマダズ」の看板娘「山田みき」さん。彼女は、喜多方のお米と東北の食材をちいさなおむすびにして、土地、文化…世界を「むすぶ」人。
初めて、喜多方の「つきとおひさま」でライブをしたときに聞いてくれていたのが、アスパラ有機栽培をされている株式会社エガワコントラクターの江川正道さん。

農家さんだし畑だし、ご近所の方々が集まるのかなと思っていた。
大間違い。

当日の人数と、東京や関東、東北も喜多方以外、遠くは福岡から人が集まっている。
江川さん、東北のおいしいもののカリスマな人だった。

当日のスケジュールを見て、前日入りすることを決めた。
だって朝7時から、朝摘みアスパラ収穫祭が予定されているんだもの!
横沢ローラライブは11時から。そのあと、BBQがあって、またライブしつつ、午後の収穫をして、懇親会。
20人ぐらいがキャンプや、楽しそうなレクリエーション施設に数泊するという。しかもそのレクリエーション施設の宿泊費はたったの1000円。
BBQの豪華さは、想像にたやすい….。(会津の食材…ミキさんのおむすび…。)これは相当楽しい会になる...。

facebookで、「ゴールデンウィークに泊りがけでアスパラダイスフェスに行きたい人!」
って募ってみた。個別にも何人かお誘いしたりして、もともと山田みきさんがつなげてくださったデザイナーさんたちのご一行も含めると、私たちのまわりだけで、10人以上が喜多方外から集まっていた。
東京で出会った、福島でインターンをしている学生さんたちご一行や、翌日に一緒にライブをする予定だった福島市出身のドラマー安齋拓磨くんも来てくれて。(ボストンからニューヨーク、そして日本に活動拠点をうつしつつある、元ルームメイトの凄腕ドラマー)

今年の5月あたりは、訪れる土地への想いが日々いっそう強くなっていて、しかもエガワコントラクターさんのこのアスパラ畑でライブの企画は、参加者のワクワク具合が行く前からひしめき合っていて、楽しくなった私は「アスパラxパラダイス」の曲を作っていった。

この曲は、リリースはしていないけれど、ムシケラという別のユニット(ムシケ・ラビュリントス。音楽の伝説迷宮)でやっている「物語シリーズ」のなかの「預言者の歌」を編曲、歌詞も新たに書き直し、「明日パラダイス」の曲に現時点でなっているもの。

お話はフィクションです!
妄想の大地キタカタのお話。

だいぶ、ダジャレと遊びを入れちゃったけど、みんながBBQの間じゅう、「アスパラダイス一本くださーい!」「はああい、アスパーラーダイス!」っていってトングで渡したりしてくれて、子供たちは口ずさんでくれて、
本当にここは楽園、パラダイスになったんだなぁって噛み締めながら。

どうして会津喜多方が、アスパラを育てるのにむいているか。アスパラは「株」で育ち、太いアスパラが育つように株が大きくなるのには5年とか7年とかかかること。少しでも傷がつくとそこから曲がってしまったりして、出荷クオリティじゃなくなることや、そういうアスパラたちが、センスある料理人たちにひきつがれ、「一本まるごと姿焼き」になったりスープになったりして、なるべくきちんと廃棄したりせずみんなが美味しく食べられていることや、それでもまだまだ勿体無いことは起きちゃうこと、などなどみんなが「我らがアスパラダイス」に想いを寄せて真剣に、自分たちだったら何ができるかを考えたり。すごく貴重な時間で、素敵な人たちが集まり、それぞれの家に想いと自分たちで摘んだアスパラを連れて帰って行った。

私は、翌日にライブをする福島市に。
BBQの会に誘われたので、ひととおりの喜多方の楽しい話とともに、みんなで焼いて食べました。

歌詞はこちら。
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そのむかし、ずうーっとむかしの話。
その大地は荒れ、ひとびとは心も体も満たされない日々を送っていた。
その大地には、ふるーくから、
ジサマの、ひい爺の、さらにひい爺の、爺からのいいつたえがあった。
千年に一度の預言者のいいつたえ。
時が来れば、その大地にふさわしい宝が授かり、人の絆を結び幸せの楽園がうまれるという….。

ジサマのひい爺のひい爺の爺
千年に一度の預言者が
現れたる喜多方の大地
人の心むすばれて
とうとうとうと時がくる
昨日を越えて今日越えて明日パラダイス

ジサマのひい爺のひい爺の爺
千年に一度のアスパラが
現れたる喜多方の大地
人の絆結ばれて
とうとうみんなの腹みたし
幸せの神 舞いおりるアスパラダイス
幸せの神 舞いおりるアスパラダイス
幸せの神 舞いおりるアスパラダイス

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エガワコントラクターのアスパラ畑では、各地から収穫体験に来る人たちも素敵な時間を過ごせます。
アスパラのシーズンは春と夏。きになる方は、ちょっといろいろ調べてみてね。
エガワコントラクター
http://www.egawacontractor.com/

そして、私とピアニストの工藤拓人くんで結成した「オノマトペル」というユニットで現在実施中のクラウドファンディング…の、私たちのイチオシオファー「あなたのために番組つくる&ショートメロディー(もちろん誰か大事な人へのプレゼントでも)」企画はこんな感じの短めの曲をつくるイメージです。

オノマトペルクラウドファンディング
https://twinmusic.co.jp/ja/detail-project.php?p_no=52

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