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1年で8ヶ国旅をして見えたもの

2023年は自分にとって特別な年でした。一年で8ヶ国を一人で旅したのです。

マイラーでもなくバックパッカーでもなくFire したわけでもない自分がここまで多くの国を純粋にプライベートで訪れたのは初めての体験でした。

さて何が見えたか。まずはもちろん景色です。
高一の地学の教科書でモノクロの小さな写真を見た時から、いつかノルウェーに行ってフィヨルドを見るのが夢でした。ついに叶いました。忘れ難い壮大な美しさでした。

ベトナムのランコーのビーチに横たわり波音を聞きながら海を見たことも忘れられません。空が桃色紫色と暮れていくその時間、そこはまさに天国でした。

最も見えたもの、それは間違いなく国力です。デンマークやスカンジナビアの国々の成熟した豊かさ、凍てつくソウルの街並みに残るコロナの影響、大陸からの観光客が押し寄せ活気にあふれた香港、広大な土地を開発し豪奢に作られたランコーのリゾートホテルと欧米中韓が殆どを占める宿泊客。タイに溢れるショッピングモールとホテル群。どの国どの都市も日本よりゆとりを感じました。

古い街でも開発が進む都市でもデジタルツールが広く浸透していました。
そしてほぼ全ての人が英語を話してくれました。ヨーロッパはもちろんですが、アジアのどこでも。カフェでコーヒーを飲んでいた若い女の子二人も、街中のお店の人も、モールの中のマッサージの人も、送迎車のドライバーも、そこを訪れている観光客も。イベント対応に駆り出されたアルバイトの学生さん達も。

国力とは語学力ではないか。経済力強化に必要なのは英語によるコミュニケーションではないか。旅をして今更ながら見えたのは、他の国々の人達が自国以外の言語を用いて逞しく生きる姿でした。

日本の国力の衰えはコロナ以前から海外に行く度に痛感していましたが、私が昨年見たあらゆる光景はその感覚をさらに強くするものでした。

それでも旅ほど楽しいものはありません。さて、これからどこに行こうかしら。


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