法学徒A/出版甲子園

通りすがりの法学徒。

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  • 出版甲子園実行委員会日記

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    出版甲子園を運営する実行委員が、日々どんなことを思い活動しているのか、そんなことがわかるマガジンです。毎日更新します!

最近の記事

待望の書籍化

先日,全世界待望のアナウンスがなされた。 『刑法総論の悩みどころ』,いわゆる”橋爪連載”の書籍化である。 もはや説明する必要はないと思われるが,念のために触れておくと, 『刑法総論の悩みどころ』とは,2014年4月号(No.403)から2016年3月号(No.426)まで掲載された【法学教室】の連載のことである。 刑法総論の諸論点(「悩みどころ」)における理論的状況を簡潔に整理し,学生に向けて平易に書かれたこの連載は非常に評価が高く,全世界で書籍化が望まれていた。自分自身

    • 出版甲子園にご協力頂いている【日経印刷】さんが早期選考を開始しました! 現在LINEで説明会&1次選考の参加を受け付けているそうです! 詳細はこちらから→https://twitter.com/nikkeiprt_saiyo/status/1191907750038523905?s=19

      • 台風の夜に六法を切り刻んだ話

        台風19号が関東に直撃した先週の土曜の夜, 家で勉強ができない私は,ただぼーっとしていた。 ふと部屋を見回すと,『ポケット六法〔平成31年版〕』が目に入った。 「解体したい。」 そう思った。 これは別に私がサイコパスだとか,精神が不安定だとか,そういうことではない。 少し前に見たこのツイートを思い出したのだ。 実際,ポケット六法は重くてかさばる。 “ポケット”に収まらないのは言うまでもない(創刊当時は本当にポケットサイズだったとか)。 それなら科目ごとに切り分けてし

        • 記憶術で行政書士試験に受かった話(その3)

          その3. 具体的な使用例  第一回では記憶術について、第二回では記憶術が行政書士試験に適している理由についてお話ししました。今回は具体的に記憶術をどのように使っていくか、行政書士試験の最重要科目たる行政法を例にご説明しようと思います。  そもそも行政法とは、特定の法律の名前ではなく、行政手続法や行政不服審査法などの法律の総称です。それぞれの法律に特徴があり、覚える必要がある知識にも違いがありますが、今回はその中でも特に重要性の高い行政事件訴訟法関連の知識の覚え方を提示します

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          記憶術で行政書士試験に受かった話(その2)

          2. なぜ行政書士試験に適しているか 今回は、前回ご紹介した場所法が行政書士試験に適している理由についてお話ししたいと思います。 (1)試験形式とその内容まず、行政書士試験の特徴として以下の2点が挙げられます。 ①六法持ち込み不可 ②ほとんどが択一問題(40字程度の記述式が3題) あまり法律系の資格に詳しくない方はピンとこないかもしれませんが、他の法律系の資格試験と比べればその違いがわかります。 例えば法曹になるための司法試験は、六法持ち込み可で、択一問題もあるものの論文

          記憶術で行政書士試験に受かった話(その2)

          記憶術で行政書士試験に受かった話(その1)

          初投稿です。 タイトル通りの話を全部書こうと思ったのですが、長くなりそうなので今回は”その1”です。 本題に入る前に簡単な全体の目次を書いておきます。 その1. 記憶術とは その2. なぜ行政書士試験に適しているのか その3. 具体的な使用例 では本題に。 その1. 記憶術とは まず1つ言っておきたいことがあります。 僕が使った記憶術は、“一瞬でありとあらゆるものを記憶できる方法”だとか、“一度見たものは何ヶ月も忘れない方法” なんて代物ではありません。(というか、

          記憶術で行政書士試験に受かった話(その1)